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ソリューション事例

添乗員の声を生かしたトラベルファッションを共同開発

競技マーケット(主に学生対象)から生活者マーケット(主にシニア対象)へ。
新たなマーケットへの拡大を狙う。

少子高齢化が進み、注目が高まるシニア層マーケット。メーカーや問屋、小売店などがこの市場に向けた新たな商品展開を検討するなか、スポーツ用品の総合メーカー・ミズノも、例に漏れず、アクティブシニアに向けたマーケティング活動を行っていた。

特に同社は、これまで競技マーケットではブランド認知度が高かったが、今後新たなマーケットに目を向けなければならないという課題があった。そこで市場調査に目を向けてみると、常にシニアの関心事の上位に入るのが、「旅」であることが判り、同社は「旅」をキーワードにブランド訴求を図ることを検討し、2006年10月ごろに両社共同で旅行者向けの新商品を開発する企画がスタートした。

「ヨーロッパを旅するシニア」をイメージ。機能性の高い商品を開発

商品ラインナップの一例

弊社はまずJTBで活躍するベテラン添乗員を集め、グループミーティングを実施。ミズノ御担当者も同席の上、旅先、観光のなかで生まれた“お客様の声”をヒアリングし、消費者たちのリアルな声をヒントにウェア・シューズなど新商品の開発に着手した。

今回のシリーズはターゲットである、シニア層への人気の高い「ヨーロッパ向けツアー」をイメージした商品。 「長期間、ヨーロッパを周遊しながら旅をする場合、荷物の重量が問題になります。お客様の中には、荷物の重量に制限があることをご存じでないお客様も多く、お帰りになられる際の空港カウンターにて重量をオーバー。その分、余計なお金を支払い、荷物を持ち帰るというケースがあります。」(弊社プロモーション営業局・関考晃) そこで開発力のあるミズノが様々な角度から分析を重ね、荷物の軽量化に着手。今後ミズノの「商品開発力」とJTBの「マーケティング力」の相乗効果で機能性の高い新商品が続々と生み出されるであろう。

「旅」というエッジの利いた商品にバイヤーからも高評価

例えばウェアに関しては、セキュリティーを考慮して、胸の内側にパスポートとお金を分けて入れられるポケットを作ったジャケットを考案。旅の現場で働く添乗員の声が存分に生かされている。

また、ヨーロッパは世界遺産や建造物めぐりなど長時間歩くケースが多い一方で、ドレスコードのある高級レストランに足を運ぶ機会も多い。そのため、シューズに関しては、歩きやすさを考慮しながらもフォーマルな場所でも通用する、機能性とデザイン性の高い商品を作り、旅行者の快適な旅に貢献している。

「6月中旬にミズノさまのバイヤー向け展示会で商品について発表。すると、百貨店やゼネラルマーチャンダイズストア(GMS)、一般販売店などのバイヤーの方々から、弊社が共同開発したことで『旅行者向け』というわかりやすいコンセプトとなり、売りやすいと評判だったというお話をいただきました」(関)。

2008年6月18日に新商品を発表、すでにインターネット経由でトライアル販売を開始している。新聞などメディアにも大きく取り上げられ、注目を集めている。2009年春夏のシーズンには、ウェア15点、シューズ2点、バッグ4点の販売を予定。09年度の春夏物に対する期待もますます高まっている。