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みんなの発表を見てみよう!

つくばScienceEdgeは、2010年3月に初めて開催。
自然科学、物理化学など、さまざまな分野での発表が行われました。発表内容を、ダイジェストでお伝えします。

Archives 2010年(2)
  • 「色素の分光スペクトルの測定」
  • 高橋優輔さん(立教池袋中学校)

ダイジェスト

高橋さんの研究のきっかけは「分光機器は高価で入手しにくい。あるときDVD の盤面の虹色を見て『これで分光器を作成し、色素の吸収スペクトルを測定できないか』」と考えたこと。分析化学における吸収スペクトルの測定は重要な手法の1つだが、それに用いる分光器を、DVD を利用して自作。
その精度を検証するため、スペクトルの分析を行い、「BTB 溶液の吸収スペクトルの濃度依存性」「BTB 溶液の吸収スペクトルのpH依存性( 吸収スペクトルの測定/ピーク波長の推定)」といった実験を行った。得られた結果から、今後は「分光器と光源の位置を固定するなど装置の改良/他の色素でも測定を行って再現性を高める/分光光度計とのスペクトル比較をしたい」と述べた。それらの方法を確立した後、「万能指示薬のスペクトルのpH依存性を調べ、未知のpHの溶液の同定に用いる/生体中の色素(アントシアニン等)のスペクトルを測定し、どんな成分が含まれているかを分析することに取り組みたい」と、DVD 分光器のさまざまな応用に期待を持たせた。

博士の寸評

江崎博士/「大変面白い研究。あなたが成し遂げた成果は2つある。1つは『新しい分光器を作った』ということ。もう1つはそこから『新しい測定結果を得た』ということですね。これはあなたのアイデア?」

高橋/「元々は化学部顧問の先生が教材開発用に考案されたものですが、私がある程度の改善を行い、測定に耐えるものに仕上げました」

※ほかに、岡田博士や溝口博士からも「面白いアイデアである」という感想や、「一般の分析器との比較をし、DVD分光器の信頼性・実証性を高めてください」等の感想があった。

【立教池袋中学校】
http://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/

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