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みんなの発表を見てみよう!

つくばScienceEdgeは、2010年3月に初めて開催。
自然科学、物理化学など、さまざまな分野での発表が行われました。発表内容を、ダイジェストでお伝えします。

Archives 2010年(3)
  • 「化学振動はどのように止まるのか?」
  • 小沼瞳さん
    横川真衣さん
    大久保絢夏さん
    (茨城県立水戸第二高等学校)
小沼さん、横川さん、大久保さんの研究論文が、アメリカ化学会発行の専門誌「ザ・ジャーナル・オブ・フィジカル・ケミストリー」に掲載決定!おめでとうございます!

ダイジェスト

数理科学同好会の小沼さん・横川さん・大久保さんが行ったのは「化学振動はどのように止まるのか?」という研究発表。
「片付けを後回しにして2日間、溶液の入ったビーカーを放置したところ色が変わっているのに気付いたこと」がきっかけ。
どのように止まったのかを解明するために、長時間計測を開始した。
まずBZ反応(均質な溶液にも関わらず、溶液の色が赤から青、青から赤に繰り返し変化する反応)を説明。臭素酸Naやマロン酸を試薬に用い、「化学振動の止まり方」を計測した。その結果から酸化還元電位を測定し、振動を数値化して調べる実験に進んだことを解説。
製作した酸化還元電位測定装置を使用し、「周期」等を測定していった。「さらに色々な濃度で計測を行い、境界線をはっきり引けるようにする」「1度目の振動領域と2度目の振動領域の間の定常状態で何が起こっているか調べる」などを今後の目標とした。

博士の寸評

江崎博士/BZ反応を発見したBelouzov-Zhabotinskyという人物のことも、ぜひ調べてほしい。サイエンスでは、その発見者について知ることも非常に重要ですよ。

村上博士/科学上の大発見は、みなさんの「放置した溶液」のような予期しないことから始めることもあるので、大変面白い実験だと思います(他に、3人が実験から導き出した考察に関する質問も投げかけられた)。

岡田博士/酸化還元電位の計測過程で、急激な変化をみられたことは面白いですね(他に、岡田博士自身の測定結果に関する見解も述べられた)。

溝口博士/「なぜ振動が止まるか」という着眼点が面白い。また、発表の中で「(溶液は振動を)記憶している」という発見がありましたが、「なぜ記憶しているか」も研究していくとより面白い研究になると思います。

【茨城県立水戸第二高等学校】
http://www.mito2-h.ed.jp/

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