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みんなの発表を見てみよう!

つくばScienceEdgeは、2010年3月に初めて開催。
自然科学、物理化学など、さまざまな分野での発表が行われました。発表内容を、ダイジェストでお伝えします。

Archives 2010年(5)
  • 「遺伝子レベルで振動する体内時計のメカニズム」
  • 島野薫さん(茗渓学園高等学校)

ダイジェスト

島野さんは、「体内時計を形成する脳のメカニズム」という研究において、メインテーマとなる「体内時計が24時間周期のリズムを作り出している詳細な仕組みはどうなっているのか」について発表した。
就寝時間が不規則という自身の経験から、「体内時計の機能」に興味を持ち、始めた研究。「概日リズム(生物のさまざまな生理機能にみられる、おおよそ24時間周期の内因性リズム)」の説明を導入として、「概日リズムが生じる仕組み・時間遅れ」等のメカニズムを、分子生物学の見地から解説。柴田重信博士(早稲田大学先進理工学部教授)の実験結果を引用資料としたり、システムバイオロジー分野で知られる上田泰己博士(理化学研究所チームリーダー)への直接質問を行って研究を進める等、入念な研究プロセスも公開した。
「体内時計のメカニズムを切り口に、遺伝学、分子生物学、システムバイオロジーへと関心が広がり、将来の指針が得られたことはとても嬉しい」と締め括った。

博士の寸評

村上博士/分子生物学の最先端の研究に興味を持たれていることに感心します。現在、分子生物学では「フィジカル・ケミカル・メンタル」というファクターが重視されています。最後のメンタル・人間の心というファクターもぜひ視野に入れ研究を続けていただきたい。

溝口博士/非常に多方面から情報を集め、検討していますね。とても難しい質問ですが、あなたが調べられた限りで「私はここに気付いた」「これは研究者たちも気付いてないのでは」等、ご自身の発見・提案といったことはお持ちですか?

島野/「体内時計」はメカニズムが複雑なので、分子生物学はもちろん、物理学、数学、あるいは心理学などあらゆる分野の知識が必要だと研究過程で実感しました。

【茗渓学園高等学校】
http://www.meikei.ac.jp/

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