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みんなの発表を見てみよう!

つくばScienceEdgeは、2010年3月に初めて開催。
自然科学、物理化学など、さまざまな分野での発表が行われました。発表内容を、ダイジェストでお伝えします。

Archives 2010年(6)
  • 「小型ECO ボックスの実用化に向けて-海水から水へ-」
  • 阿部桃子さん(千代田区立九段中等教育学校)

ダイジェスト

阿部さんの通う学校では「環境に配慮した暮らし方の提案」をテーマに、「50年後を想定した壁新聞づくり」を行っている。
中1で考案した装置「小型エコボックス(海水などを蒸留し純水を得る装置)」を、中3の今、「どの程度実現可能か」実験し、研究成果を発表。
同装置を、氷・レモン絞り・日光等身近な物を代用して自作し、食塩水やオレンジジュース等の液体で実験。同装置の実現性の高さや、「海水から塩化ナトリウムを採取するのと同じように塩(えん)を取り出すこともできる」等の結果を導き出した。
現段階でも商品化できれば、海水から植物栽培等への利用でエコに役立つことを述べた。次の課題は「水の安全性の確認」。「それが実現できれば、雨・水の尐ない砂漠等の地域へ援助ができるかもしれない。また空気中の水蒸気を集めることで宇宙での水の製造もできるのではないか」と将来への期待を述べた。

博士の寸評

村上博士/現場の研究者より面白い発想が出てくる気がしますね。装置は何にヒントを得たのですか?

阿部/科学技術館の祭典で、アロマオイルを水で溶いた物を蒸留して、できた水を使って人工イクラを作る実験をしました。その蒸留の仕組みが面白かったので参考にしました。

岡田博士/ポータブルな物で蒸留できることが大変面白いと思います。氷、液体、水蒸気という3つの状態の間にはエネルギーのやりとりがありますが、融解熱などについてさらに勉強をすると新たな発想が生まれ、自然の物をうまく取り込んだ装置になっていくでしょうね。

【千代田区立九段中等教育学校】
http://www.kudan.ed.jp/

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