学校・教育機関向け 事例 生徒の成長はもちろん、キャリア形成のきっかけにも! 中高生国際科学アイディアコンテスト「つくばScience Edge」

「つくばScience Edge」とは?

2010年から始まった中高生を対象とした国際科学アイディアコンテスト。「未来の科学者」の目を発掘し、育てることを趣旨としています。大切にしているのは「本物の空気」。国内外の一流の研究者や科学者の前で発表するだけではなく、ディスカッションも行います。開催場所は、学会や研究発表が行われるつくば国際会議場。なお、この「つくばScience Edge」で入賞すると、アジア地域の中高生が集う国際コンテスト「Global Link Singapore」に招待参加することができます。

発表の場は全部で3部門

オーラルプレゼンテーション部門は、事前審査を通過した上位8チームにより行われます。残念ながら事前審査で8位までに入賞できなかった10チームのうち、希望した学校が出場できるのが、サテライトプレゼンテーション部門。そして、ポスタ―セッション部門は、選考がなく応募した皆様にご参加いただける部門で、英語ポスターと日本語ポスターの2つがあります。英語ポスターは、アメリカで半世紀以上続く、国際学生科学技術フェアIntel ISEFの基準に則り19名の研究者が審査する本格的なものです。2018年度は、出場82校(全271チーム)が発表。海外からの発表者及び見学者、協賛企業、大学、研究機関など、のべ1454名の方にご来場いただきました。

参加体験記

私を大きく変えた「つくばScience Edge」! 荻本 成基さん(東京大学3年生)

今回は、「つくばScience Edge」の卒業生である荻本 成基さん(インタビュー当時(2019):東京大学3年生)に高校生時に参加したポスターセッションの感想や卒業してみて思う「つくばScience Edge」の魅力についてインタビューさせていただきました。

参加の背景

出身は福岡、高校は福岡県立香住丘高校に進学。最初に入ったのは陸上部。練習はきつく、学校のテストもいい点数ではなかった。2年生になり、先生の薦めで物理部に入部。その後、研究を始めて9ヶ月が経ち、成果が少しずつ始めた頃に部員の1人から「つくばScience Edge」への参加を誘われる。同時期に計画されていた海外研修が中止になってしまったため、代わりとして参加を決断した。

インタビュー

たまたま2年生から入った物理部が参加のきっかけだった

Q.どのような経緯で「つくばScience Edge」に参加したのですか?

出身は福岡で、高校は福岡県立香住丘高校に進みました。最初に入ったのは、陸上部。練習はきつく、学校のテストもいい点数ではありませんでした。2年生になり、先生の薦めで物理部に入部。今考えればこれが人生の転機でした。その後、研究を始めて9ヶ月が経ち、成果が少しずつ始めた頃に部員の1人が「つくばScience Edge」への参加を誘ってきました。同時期に計画されていた海外研修が中止になってしまったため、代わりとして参加を決めました。

出場はポスターセッション、しかも英語ポスターに挑戦!

Q. どの部門に参加しようと思ったのですか?

海外研修の代わりだったこともあり、ポスターセッションの英語ポスターに参加することを先生に提案。でも実は、「東京に行ける!」ということがかなり大きかったです(笑)

Q.ポスターセッション(英語ポスター)では、どのようなことをするのですか?

英語ポスターは、英語で研究成果をポスターにするだけではなく、来場者との英語のコミュニケーションが必要です。発表内容を一方的に話すだけでなく、その場で議論になることも多かったです。ポスターセッションの審査は、専門の人がやるから突っ込みが激しいんです。一番印象に残っているのは、インテルの方とのやり取り。とても面白かったです!

Q.実際、やってみていかがでしたか?

英語が赤点だった自分にとってはかなりの訓練の場になりました。嫌でも勉強しないと答えられないので、必死にやりました。ここで出てきた英単語はかなり印象に残っていて、発表の文章は今でも覚えています。結果、大学受験では英語が得点源になっていました。

人生を変えた「つくばScience Edge」

Q.参加を通じて自分自身、変わったところはありますか?

参加したことで、議論することに苦手意識がなくなりました。また知らないことは知らないと言う。嘘は一番よくないのと、知らないことは恥ずかしいことではないと思うようになりました。

Q.人生も変わったということですが、それはどういうことですか?

東京大学の推薦入試でも、「つくばScience Edge」を含めた研究・発表活動について話しました。 現在は、大学の授業とは別に、AIを学ぶ学生団体の代表をやりながら、ベンチャー企業でもインターンをしています。新しいことにどんどんチャレンジしていく...これも学んだ大切なことです。 「つくばScience Edge」に参加して、私は大きく変わりました。参加していなかったら、今の大学にも進学していないでしょうし、今の自分はいなかったと思います。

これから参加する生徒さんたちに伝えたいこと

Q.「つくばScience Edge」卒業生として、中高生に伝えたいことはありますか?

「なぜ?」という疑問を抱き、「考える」ことは非常に難しく重要なことです。研究を通して高校生のうちに練習していた自分には、非常にアドバンテージになりました。中高生の皆さんも研究にチャレンジし、疑問を抱く力・考える力を身につけていきましょう!

導入効果

科学者らとのディスカッションを通じて「創造する楽しさ」や「学ぶ楽しさ」を体感、自身のキャリア形成にも寄与

本コンテストでは、独創性・プレゼンテーション手法・研究手法と構成・実現の可能性といった観点で、科学者たちが審査。科学者らとのディスカッションを通じて、子どもたちに「創造する楽しさ」や「本物の研究者たちと議論し、学ぶ楽しさ」に気付いてもらい、体感してもらうことが目的です。

本コンテストを通して子どもたちが、知識だけではなく知力を伸ばし、自発的に学ぶ心を育む一助になることを願っています。また科学への興味関心だけではなく、科学者はじめ、他校の生徒との交流を深める機会にもなり、子供たちが自身のキャリアについて考える機会にもなると考えております。

本事例のメインソリューション