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コミュニケーション事業
インターネット・SNS 等の急速な普及により、時間や場所の制約なく情報取得やコニュニケーションが可能な現代。あらゆる知識、あらゆる情報がインターネット上で取得できるが故に、何かを直接見聞きしたり肌で感じる「実体験」の機会が大きく減少しています。
ビジネスの世界においても同様で、コンプライアンス重視やマニュアル化に伴い自発的な実体験を得られる機会はどんどん少なくなっています。
しかし、実体験でしか得られない情報や関係性、実体験でしか磨くことのできない人間の能力は、今も確かに存在します。狭い範囲での日常生活、実感のないネットの世界では出会えない人・自然・文化・歴史との交流を通して、自分自身の中に生まれる新たな気づきのことを「体験知」と呼びます。
実体験の不足した現代社会で、この「体験知」を増やすための非日常的な場所と機会を提供する JTB の体験型研修プログラムをご提案しております。
JTB の体験型研修プログラムが講義型の研修プログラムと異なるのは、ある非日常的な未知の環境下で自分の力で考え、決断し、その体験の中から学びを得る、という点にあります。
とはいえ、ただ知らない土地に放り込まれてしまうだけでは効率的に学びを得ることはできません。JTB の体験型研修プログラムのルールとして、研修における体験主および体験ファシリテーターと呼ばれる人が帯同しています。
体験主は実際の体験プログラムを指導・進行するインストラクターで、体験ファシリテーターとは研修プログラム全体を管理するナビゲーターです。彼らが連携してプログラムを進行することで、受講者は効率的に良質な体験知を得るのです。
JTB の体験型研修プログラムの基本的な流れは、マインドセットと呼ばれる体験に向けての姿勢や心構えの説明から始まります。事前準備としてのマインドセットを行なうことでその後の体験過程から効率的に質の高い学びを得られるようになります。
体験終了後、受講者全員で共同振り返りを行ない、体験を通して得られた気づきを共有した後、これらの気づきを言語化し、日常生活で活用できる「学び」として記録をしてプログラムは終了です。
受講者はこうして体験で気づいたことの中から体験知を獲得するのです。
JTB の体験型研修プログラムによる体験知の獲得には、さまざまな効果が認められています。
体験プログラムを受講すること自体が、非日常空間への「旅」であることから、心身のリセット・リフレッシュ効果が期待できるのはもちろん、こうした空間での体験から学びを得ることを知ることで、その後も「生活の中から積極的に学びとろう」という学習意欲が促進されます。
また、自律意識や社会性の醸成、主体的行動の促進、コミュニケーションの活性化、連帯感の育成などの効果もあり、JTB の体験型研修プログラムは受講者個人の社会的・人間的な成長に寄与してくれることでしょう。