WOW!orkationSTORY

JTBが描く、これからの働き方とは?
JTBの考えるワーケーションのカタチを紹介します。

WOW!orkation×地域交流

観光以上、移住未満。
ここが私のサードプレイス

このSTORYの語り手

体験者外資系メーカーマーケティング部
Gさん

このワーケーションの体験者

お客様のご職業
外資系メーカーマーケティング部社員(27歳、女性、独身)
参加形態
おひとり
ワーケーションの目的
テレワークを自宅以外でしたい
今の組織に属したまま、新しい働き方、生き方を探したい
体験前のお客様の疑問
もう東京でテレワークしなくてもいいと思うけど、ワーケーションってその代わりになるの?

もう東京で働かなくてもいいんじゃない?

もう4か月、在宅勤務が続いていた。
緊急事態宣言が明けても、うちの職場はもうテレワークが基本になるみたいだった。
もちろん在宅勤務は時間を有効に活用できるし、あの地獄のような通勤電車に乗る必要もないので大歓迎だけど、これってもう東京に住む必要ないんじゃないかな。
もちろんいきなり家まで移しちゃうのはやり過ぎだけど、少なくともずっと東京の家にこもって働いてる必要はないと思うようになってきた。

どこか田舎でゆっくり過ごしながら1か月くらいテレワークできるところがないか調べていると、栃木に素敵な場所があることを知った。
ううん、素敵な場所というより、素敵な人がいると言ったほうが正しいのかもしれない。

その人は大学を卒業し、都会で暮らしたのち実家の米農家を継ぐために就農した女性だった。経営者として生産から販売までを行いながら農家民宿やグリーンツーリズムのコーディネーターもやっているという。
なによりも私が魅かれたのは、その人の伝える田んぼの美しさや自然の崇高さ。彼女は「私の居場所はここ!」って大声で叫びながら全身全霊を使って生きているように見えた。

「私、今、自分が精一杯生きてるって言える?」
そんなふうに思ったら、その人に会いたくなった。
それで東京から新幹線に乗って1時間、栃木県大田原市にやってきた。
うちの会社、テレワークの場所は事前に申請して一定のルールを守れば自由だし、何かあったらすぐ帰れる距離だから大丈夫。

農家民泊でのワーケーション

「幼い頃から、田んぼの風景が大好きだったのよ」
私が訪れると彼女が真っ先に案内してくれたのは広大な彼女の田んぼだった。
ここに吹く風、草の匂い。遠くの山々の風景や満天の星空。鏡のように輝く田植え前。実るほど頭を垂れる稲穂。ゆっくりとゆっくりと土の力を蓄える厳しい冬。
ここでは365日24時間の全部に意味があるの。

「せっかくここに来たんだから仕事だけじゃなく、ぜひ田んぼにも遊びに来てね。仕事が終わったあとでもいいし、土日のお休みの日でもいいし」

こんなふうにして彼女の農家民宿の1室を借りて私のテレワークが始まった。
最初は1週間くらいのつもりだったのが、結局それは1か月にのびちゃったんだけど。

ウィークデーは仕事、土日は休暇として過ごしていたので、東京での在宅勤務と同じだったけど、1日の時間の早さが全然違った。
朝、びっくりするくらい早く目覚めて仕事をはじめちゃうんだけど、気づくとあっという間にお昼。午後はちょっと仕事するだけでもう既定の時間をクリアしちゃうので、夕方から畑に遊びに行ってお手伝いしてるとすぐ夕飯の時間。

仕事もしてるけど、休暇も楽しんでるみたいな毎日。こういうのをワーケーションていうのかな。

農家民宿だからコワーキングスペースみたいな施設はないけど、部屋も広いし、天気が良ければ野外からオンライン会議に参加してみんなを驚かせちゃったり。
私としては十分な環境だったな。むしろ東京より効率も創造性も上がって言うことなしだった。
うちの会社でも最近「Well-being」ってしきりに言ってたけど、それってこういうことなんだ、ってようやくわかった気がする。

好きな時に来られるサードプレイスとして

農業が面白くって、土日にも近所のおじいちゃんのところに手伝いに行ってたりしたら、仕事しながらでいいからアルバイトで来てほしい、なんてスカウトされちゃった。
途中からは東京の大学生たちが農泊体験でやってきて、一緒に働いたのもいい経験だったな。

もちろん休日にずっと農業をやってたわけじゃない。大田原にはラフティングやマウンテンバイクなどのアクティビティや自然観察、酒蔵体験や陶芸教室などの文化体験プログラムもあったので、思ったよりずっと楽しめた。すごい観光地はなかったけど(笑)
みんなに勧められて1泊だけワーケーションした「飯塚亭」も素敵な建物だったな。築200年の有形文化財の古民家でワーケーションできるなんて全然知らなかった。今度はもっとゆっくりしてみたい。

最初はほんの1週間くらいのつもりだったのに、気づいたら1か月も過ごしてた。それでも東京に帰るのが嫌で泣きそうになっていると、彼女がこう言ってくれた。
「ほら、スタバのことを自宅でも職場でもないけど自分らしさを取り戻せる第3の場所って言うでしょ?ここをあなたのそんな非日常のサードプレイスにしたらいいのよ。」

ここはあなたのサードプレイスだから、観光でも移住でもなく、また何度も来たらいいのよ、ってさらっと言った。
どうしよう私、東京に帰ってもまたすぐここにに戻ってくるような気がする。
でも今の仕事も続けて、家もそのままで、気が向いた時にここで暮らすのもいいかもしれない、って思った。

おじいちゃんちのバイトもやろうかな。お金が欲しいわけじゃないので、ボランティアでもいいかな。
ほんとに移住したくなっちゃうのがちょっと怖いけど(笑)

POINT このSTORYのポイント

アフターコロナのニューノーマルな時代においては働き方も大きく変化します。
時間や場所に縛られない、デジタルコミュニケーション×リアルコミュニケーションを駆使した
自律的な働き方が新たなワークスタイルとして次第に浸透してくることでしょう。

そんなときワーケーションはその課題解決の大きな糸口になるのではないでしょうか?
ワークライフバランスが実現することにより、一人ひとりの働きがいや幸福度(Well-Being)が向上することは、「新たな価値を創出する働き方」そのものとなります。

こんな課題ありませんか?

  • ニューノーマルな働き方を推進し、社員のWell-Beingを向上させたい
  • 健康経営を考える上で、社員の心身のストレスを軽減したい
  • ワーケーション制度を取り入れたいが、何からはじめればいいのか?

このSTORYの関連サービス

ワーケーション施設とのマッチング・手配サポート

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