JTBと明治のクロスイノベーション
株式会社JTBは、株式会社明治の推進する「腸活」を「探究学習」に組み込んだ新しい教育プログラムの開発プロジェクトを立ち上げ、横浜市内の中学校・高校においてトライアル授業を進めています。
本プロジェクトは、『明治ブルガリアヨーグルト』などの乳製品を通じ、多くの国民の健康をおなかから支えてきた明治が、他業種とコラボレーションすることによって新たな価値を創造し、これからの未来を創造していく子どもたちに伝えていきたいという想いからスタートしました。
企業や学校とも深い関わりを持ち、次世代型教育ソリューションの開発実績も豊富なJTBが、明治の監修のもと、専門家とも連携して探究学習の視点を取り入れた新しい教育プログラムとして開発・運営を進めてまいります。
テーマは子どもたちにとって身近な「食・健康」
「腸活」に対する社会の興味・関心が高まりを見せるなか、このプログラムでは子どもたちが腸のしくみや健康について学ぶだけでなく、その過程で企業活動に触れることで心身ともに健やかな成長(整腸)していくことをコンセプトとしています。食や健康といった子どもたちに身近なテーマを中心に置くことで、教育現場の先生方にとっても学びに取り入れやすいプログラムになっています。
「探究学習」で子どもたちの生きる力を育む
先生方からは、新学習指導要領が求める探究学習を導入するにあたり、進め方が分からない、先生の負担が大きい、地域や企業との連携が難しいといった声があがっています。このプログラムでは「腸活」をテーマに、ファシリテーターの進行のもと、子どもたちが自ら課題を設定し、協働しながら解決のための情報を収集、整理・分析し、まとめて発表するという探究学習のサイクルに沿って活動を進めます。これにより、子どもたちがこれからの社会を生き抜く力を育むプログラムとして、学校教育課程にも無理なく組み込んでいただけるようになっています。
「おなかの学校」プログラム構成
- 第1回:腸の健康と探究学習の基本
- 第2回:体験学習(理科実験/腸ヨガ)
- 第3回:校外学習(ヨーグルト工場見学)
- 第4回:探究学習の発展/プレゼン術
- 第5回:最終発表(プレゼンテーション)
詳しくはこちらをご覧ください。
「世のなかを、おなかから。」
Webサイト https://www.meijibulgariayogurt.com/special/yononakawoonakakara/
「おなかの学校」トライアル授業風景
プロジェクトの今後
このプロジェクトは、多くの企業や学校との接点を持つJTBが、双方の抱える課題やリソースを横断的に掛け合わせる(クロス)ことにより、新たな価値を創造する(イノベーション)ことを目指しています。
今後は、横浜市内の私立学校で更にトライアル授業の実施を重ね、完成版プログラムを探究学習の汎用モデルとして全国の教育現場でご活用いただけるよう計画を進めてまいります。