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学校・教育機関向け サービス 中学・高校向け 海外プログラム 日本ユネスコ協会連盟 カンボジア寺子屋スタディツアー

「カンボジア寺子屋スタディツアー」とは、日本ユネスコ協会連盟が取り組む教育支援活動「カンボジア寺子屋プロジェクト」の現場を訪れ、現地の子どもたちとの交流や体験活動を行う国際理解プログラムです。

©公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

世界で今、何が起こっているのか。アジアが世界経済の中心で躍進を遂げようとしている一方で、十分な教育が受けられず、未だに貧困から脱出できない国があります。しかし貧困という現実の中でも、学びの場を得た子どもたちは皆希望を持って生活を送っています。このプログラムでは、教育分野の切り口から今世界が抱えている課題や現状への気づきを促し、世界的な視野と積極的な行動力を身につけた若者の育成を目指しています。

世界寺子屋運動 ―すべての子どもたちに教育の機会をー

©公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

世界には、貧困や紛争、学校が近くにないなど、さまざまな理由で学校に行けない子ども(6~14歳)が約1億2100万人、さらに教育を受ける機会がないまま大人になったために、文字の読み書きができない人が約7億7300万人います。(UNESCO・2021年)

「世界寺子屋運動」は、基本的人権として誰もが教育の機会を得て、貧困のサイクルを断ち切り自ら考えて行動を起こしていけるよう、日本ユネスコ協会連盟が1989年から続けている活動です。

世界寺子屋運動について詳しくはこちら

カンボジア寺子屋プロジェクト

©公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

カンボジア寺子屋プロジェクトとは、世界遺産「アンコール」でも有名なシェムリアップ州内の貧困地域に暮らす人びとを対象としたプロジェクトです。識字教育や小学校相当のクラスなどの「基礎教育」、職業訓練などの「収入向上活動」、および寺子屋の運営に必要な知識や技能を行政職員に伝える「人材育成」などで構成され、将来的には住民自らの手で寺子屋を持続的に活用する地域発展モデルを目指しています。

カンボジア寺子屋プロジェクトについて詳しくはこちら

カンボジア寺子屋スタディツアー(学校向け)

©公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

カンボジア寺子屋スタディツアーとは、JTBと日本ユネスコ協会連盟の協力により実現した国際理解教育推進を目的とするプログラムです。現地を訪れる日本の子どもたちに、日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所のスタッフがプロジェクトの概要を分かりやすく説明するほか、寺子屋に通う現地の子どもたちとの交流や、工芸品作りなどの体験活動を行うことができます。

スケジュール(一例)

9:00 / ホテル発
10:00 / 寺子屋にて運営委員より説明(30分)
10:30 / 子どもたちとの交流(1時間)
11:30 / 工芸品づくり体験(40分)
12:10 / 終了

所要時間:半日(最大3時間) / うち交流は1~2時間(交流内容は学校側で用意)

工芸品づくりをご希望の場合は、別途材料費がかかります

希望する学校へは、日本ユネスコ協会連盟より「スタディツアー修了証」が発行されます

©公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

カンボジアの教育事情

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近年は少しずつ改善に向かっているものの、貧困は依然、子どもたちが学校に通い続ける上で大きな壁となっています。制服や学用品など、教育のための負担は貧困家庭には重いものであることに加え、親自身も中途退学して働いてきたため、教育に対する理解が不足していることが少なくありません。子どもたちも、家事や農作業などのため学校を休みがちになると学習習慣がつきにくく、授業が理解できなくなることも多くあります。

学校を作ることも大切ですが、寺子屋はさまざまな理由で学校を中途退学した子どもや、そのまま働いている若者・大人の学びのニーズに応えています。