コロナ禍によりシンガポールへの修学旅行が実施できなくなった代わりに、シンガポールで働く社会人と生徒をオンラインでつないで英語を使ったリアルタイムの交流を行った事例です。修学旅行期間中に実施する予定だった海外企業訪問の代替案として、日本の高校生とJTBシンガポールの社員が、学校紹介やシンガポールでの仕事紹介などを相互にプレゼンテーション。オンライン上でコミュニケーションを図りました。
- 背景
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高校2年生はシンガポール修学旅行の初年度となる予定でした。コロナ禍で渡航が制限されるなか、一度は時期を半年延期してコロナの状況が落ち着くことを待ちましたが、回復せずシンガポール修学旅行を断念しました。現地シンガポールには行けませんが、オンラインを通じて企業訪問を経験させることで、グローバルに働く人材を育てたいと願い、今回の交流を開催しました。
- 実施内容
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当日は学校とシンガポールをオンラインツールでつないで、150名の生徒が60分間のオンライン交流を実施しました。はじめに、JTBシンガポール社員2名(日本人1名&シンガポール人1名)&ファシリテータ―1名の計3名が簡単な英語で自己紹介を行い、つづいて各学科(5学科)の代表生徒が学科の紹介・特色を事前に用意した英語で説明しました。生徒の説明に対して当日サプライズでJTB社員が英語で質問する場面も見られました。その後は、JTB社員がシンガポールでの仕事の紹介をし生徒からの質問に答えるなど、双方向の対話を通じて生の英語を使ったコミュニケーションを図りました。慣れない英語での会話に生徒は悪戦苦闘しながらも、遠く離れたシンガポールのJTB社員と楽しい交流の時間を過ごしました。
- 実施後感想
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生徒たちには、生の英語を聞け大変良い機会となりました。現地に行けない分、少しでも”シンガポール(海外)で働くとは”が知れて良かったです。
当日はJTBシンガポールのファシリテーター(日本語)のサポートもあり、無事オンライン交流が出来ました。
コロナ禍で予定だったシンガポール修学旅行に行けず本当に残念でしたが、オンラインツールを通じてJTBシンガポール社員と英語でのコミュニケーションが図れたことで、とても充実した研修になったことを嬉しく思います。今回をきっかけに、一人でも多くの生徒が「将来は海外で働いてみたい!」と考えてもらえれば幸いです。