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自治体・行政機関向け 事例 観光客の“移動”を変えた! 沖縄の2次交通に関する調査業務と改善への仕組みづくり

調査により慢性的な交通渋滞といった観光における課題を洗い出し、公共交通機関の利用促進や「手ぶら観光」などの解決策を実践した事例です。

背景

ご存じの通り沖縄には鉄道がなく移動手段は車やバスになります。那覇市内を中心に交通渋滞が慢性化しており、市民生活に影響を及ぼすだけではなく、観光客にとっても悩みの種となっていました。

課題
  • 慢性的に発生している交通渋滞の原因究明
  • 交通渋滞緩和、観光客の利便性向上のための施策実施
取り組み内容

まずは県内観光に関する課題である2次交通に関する調査を実施。その結果、観光客が過度にタクシーを利用していること、大きな荷物があることもその一因であることがわかりました。この調査結果から具体的な対策を検討し、「手ぶら観光」と「路線バス周遊バス券」の2つの施策を実施しました。

01「手ぶら観光」の促進

  • 那覇空港のJTBデスクを拠点に手荷物をホテルへ直接配送
  • 移動ストレスや乗降時間を軽減

02路線バス周遊パス券の開発

  • 本島内路線バス事業社との連携による、路線バス乗り放題チケットの開発・販売
  • 2次交通の利用促進で渋滞集中エリアの緩和へ
実施効果

調査を行ったことで問題点が浮き彫りになり、的確な打ち手を実施することができました。結果、観光客の動きを変えただけではなく、満足度の向上にも寄与することができました。

今後の展開

沖縄県では、観光2次交通の利便性向上のため公共交通と観光情報のオープンデータ化を進めています。2019年には「沖縄県観光2次交通ポータルサイト」をオープン。今後も沖縄県全域のより充実した受入環境の構築に向けて取り組みを継続していく予定です。