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自治体・行政機関向け 事例 宇宙のまちづくりと周辺環境を核とした観光戦略策定業務

大樹町は、ロケットの打ち上げや航空機・宇宙機のフライトセンターに適した世界有数の地勢を有していることから、30年以上前から「宇宙のまちづくり」を進めてきました。そんな大樹町の取り組みに寄り添い、観光戦略策定業務をサポートしました。

背景

町内に起業した宇宙ベンチャー企業のロケット開発等により「宇宙のまちづくり」は加速度的に活発化しています。ロケット射場の整備や滑走路を伸長し、あらゆる宇宙機・航空機の発着を可能にするという「北海道スペースポート計画」という壮大な夢を抱いていました。

課題
  • 「宇宙のまちづくり」推進にあたっての課題の整理
  • 大樹町の目指す姿、ポジショニングの確認
  • 大樹町における観光気運の醸成
  • “ならでは”の旅行商品の開発
取り組み内容

関係者での意見交換会、ワークショップを実施。短期的な推進と中長期的な展望を踏まえた短期計画を策定し大樹町が目指す観光まちづくりの将来像を示しました。また町全体への周遊促進を実現するためのエリアゾーン戦略を提言。独自性のある価値づくりのため競合分析から大樹町のポジションを確認しました。

主な施策

観光課題抽出

  • デスクリサーチ・観光事業者ヒアリング調査
  • 大樹町を取り巻く外部環境
  • 大樹町の観光動向・現状把握

大樹町の目指す姿、ポジショニングの確認

  • 先進事例の調査を実施(宇宙ビジネスを軸としてまちづくりを進める海外・国内の事例から大樹町の優位性を考察)
  • ワークショップの実施

大樹町の観光気運の醸成

  • 観光振興セミナーの開催(宇宙まちづくり構想について大樹町の魅力と海外の事例などを紹介)

“特別な体験”を組み込んだツアー商品開発

  • JTB「地恵のたび」(地域ならではの着地型体験プログラム ※)

現在「地恵のたび」は、「ならではプラン」と名称が変更となっています

実施効果

地場産業の起爆剤となり雇用の創出につながっただけでなく、最先端テクノロジーを結集することで地域企業の資産的価値を高めることに成功した。また「宇宙のまちづくり」の人材を育成することができ次世代への継承に道を開くことができました。

今後の展開

2019年にはふるさと納税を活用した「大樹町クラウドファンディング活用事業」を展開。ロケット開発やロケット製作のための工場建設の補助金として企業に交付、活動を支援しています。今後は大樹町を訪れる観光客だけではなく、より多くの人の宇宙への夢を一緒にカタチにするという、これまでにない地域づくりに期待が高まります。