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自治体・行政機関向け 事例 阿智村を星の村へ!「天空の楽園」日本一の星空ナイトツアー

あたりまえの地域資源が魅力ある観光資源へ

日本一の星空とスキーゴンドラを活用し、エンターテイメントを加味したナイトツアーをプロデュース。星の村としてのブランディングにも取り組んでいます。

満天の星空を楽しむエンターテイメント型のツアー企画による新たな価値を、地域と共同開発することで、年間13万人(2018年)の新たな需要を生み出すことに成功しました。4年目の2015年には、阿智村とJTBが観光における連携協定締結。「期間限定の誘客キャンペーン」ではなく、「阿智村のファンづくり」による継続的な観光振興を目指しています。

背景

阿智村は冬はスキー客で賑わっていた一方、夏は観光客が極端に少ない状況でした。「このままでは地域が衰退してしまう...どうすればこの地域を子供たちに引き継げるのだろうか?」 ある1人の旅館スタッフの方の思いからスタート。ある観光関連セミナーがきっかけで弊社がサポートさせていただくことになりました。 

課題
  • 地域づくりを起点とした観光振興
  • この地域“ならでは”の魅力、観光素材の発掘
  • 観光素材を活かした旅行商品開発
  • 効果的なプロモーションの実施
取り組み内容

「阿智村の強みは何か?」何度も議論を重ねました。そして行きついたのが、地元の皆さんが普段なにげなく見ている満点の「星空」。これこそが阿智村にしかない“ならでは”の観光素材だったのです。この「星空」をメインにさまざまなプランを立てていきました。観光業をはじめ、飲食業、工業、農業、NPOなど地域の多彩な人たちが主体に参画。夏には使われないスキーゴンドラを活用して、「天空の楽園」日本一の星空ナイトツアーとしてデザイン・ストーリーを重視してプログラム化しました。

実施効果

さまざまな取り組みの結果、スタービレッジ阿智(星の村)として地域ブランドの確立に成功。2018年度は年間13万人が訪れるまでになりました。阿智村ファンの増加で地域の中での異業種交流が促進し、新たな雇用も生まれました。地域が活性化しただけでなく、地域の皆さんが主体となった地域づくりのモデルとなりました。

今後の展開

阿智村の地域づくりは地域主体から地域自走にフェーズが移っています。2019年には大阪の紙再生会社と廃棄となるイベントパンフレットの再生事業を始めました。「星空」を起点とした地域主体の地域づくりは、さまざまな企業のコラボレーションで更なる進化が期待されています。

関連情報

「スタービレッジ阿智: 天空の楽園 日本一の星空ツアー」公式サイト