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自治体・行政機関向け サービス 地域マネジメント 観光業界におけるDXを推進、持続可能な観光地づくりを支援する「観光DX人材育成プログラム」

自治体・DMOの職員様、観光事業者様向けに開発した、JTBの「観光DX人材育成プログラム」は、観光振興を実現するためのデータ利活用方法やデジタル技術を活用した地域活性化など、持続可能な観光地づくりを支えていく地域の観光人材を育成を目指したプログラムです。
この「観光DX人材育成プログラム」は、観光事業者が感じている課題解決に焦点を当てており、 講義だけでなくワークショップやディスカッションを通して、観光施策の構築方法や観光事業者特有の業務フローの最適化など実際の業務に活用いただけるよう構成されています。
また、観光事業者間のデータ連携による観光DXを推進し、広域での誘客促進によって収益の最大化を図る人材を育成します。

観光DXが進まないこんなケースありませんか?

  • 観光施策に必要なデータの種類や必要な情報がどこにあるかわからない
  • データの最適な比較方法、効果検証につながる分析ができない
  • データの分析をするが、具体的な観光施策の検討につながらない
  • 業務フローの体系化、どこの業務プロセスを効率化すべきかわからない
 

「観光DX人材育成プログラム」は観光DXを促進させます。

「観光DX人材育成プログラム」の特長

01データ利活用編

データの種類と特性を理解し、目的に合ったデータの選定と活用方法を検討するスキルも養います。この学習を通じて、観光DX人材としての基本的な知識と技能を身につけることができます。

DXの概要

デジタルトランスフォーメーション(DX)の基本的な定義と目的を解説します。デジタルがもたらす価値とDX実現までの流れ、プロセスの変革とビジネスモデルの変革がどのように守りと攻めのDXに分かれるかを学びます。

データ利活用概論

データとDXの関連性に焦点を当てます。データがどのようにデジタル技術の利用を可能にし、組織のDXを促進するかを解説します。データ分析の基本や、分析で「明らかにしたいこと」と「その対応策」を考える重要性を学び、データを効果的に可視化する方法についても学びます。

観光業におけるデータ利活用

観光業におけるデータ利活用の事例を通して、データが観光業界でどのように価値を生み出し、観光施策にどのように活用されているかを学びます。アクセス分析、口コミ分析、顧客関係管理(CRM)、需要予測など、様々なデータ分析の応用例を紹介し、実際のビジネスシーンでのデータ活用のポイントを解説します。

総合ワーク データ分析企画

これまでの学びを生かし、実際にデータ分析の企画を立てるワークを行います。分析の目的、仮説の設定、必要なデータの特定、分析結果の可視化方法など、データ分析プロジェクトの計画から実行までのプロセスなどデータ分析の実践的なスキルを身に付けることができます。

02失敗事例から学ぶデータ収集・加工・前処理編​

データ分析の前段階で必要となるスキルについて学び、観光情報のデジタル化や顧客データの分析におけるデータクレンジング、整形などの前処理作業の重要性と方法を理解し、実践的な技術を習得します。

データリテラシー

観光業におけるデータの種類(構造/非構造なのか、画像データ、テキストデータ等、オープンデータなど)とデータの型(数値、文字列、日付など)を説明し、その重要性について詳細を学びます。

データ前処理

データの前処理の必要性と、データの結合、クレンジング、変換の方法と収集したデータを分析に適した形に整理することをの重要性を解説します。

データ収集・加工

観光業におけるデータ収集の方法として、SNSの投稿、アクセスログ、位置情報などから得られるデータの例を挙げ、それらをどのように集め、加工するかについての解説します。また、アンケートの失敗事例とその教訓を共有し、成功するデータ収集のためのポイントを学びます。

総合ワーク アンケート設計

実際にアンケートを設計するワークショップを通して、受講者はアンケートの目的設定、調査対象者の選定、調査手法の決定、サンプル数や質問項目の設計など、アンケート作成の実践的な知識を学びます。

03DXアイデアソン編

参加者がグループワークを通じて、実際に観光地で利用可能なデジタルトランスフォーメーション(DX)のアイディアを創出します。このプログラムは、データを活用して観光客に新しい体験を提供する方法や、観光地の魅力を最大限に引き出すためのデジタル戦略を学び、実践する機会を提供します。

DXアイデアを発想する手順

自身が関与している業務について、関係者とプロセスを整理しデジタル技術の活用によって、どの業務やプロセスを改善するかを決める​までの手順について学びます。

業務やプロセスの改善

改善できそうな業務やプロセスを見つけるための本質的に得たい利益や価値​や潜在的に求めている付加価値について考えどのようにデジタルを活用していくかを考えます。

観光DX事例から学ぶDXの構造

観光現場の課題から旅行プランの作成・チャットボットの活用・人流データ分析などの活用で実施内容からどのような結果や効果があったのか具体例を交えながら紹介をします。

総合ワーク DXアイデアソン

参加者がグループを組み、デジタル技術と得られる効果を考えます。価値の程度とその計算ロジックなどこのプロセスを通じて、より具体的な現場に落とし込んだワークを実施します。

04業務効率化編

観光業界の業務効率化を目指し、デジタルツールの利用方法を学びます。煩雑な業務プロセスを自動化する技術の導入方法、業務フローのデジタル変換、効率的なデータ管理手法、顧客サービスの自動化などについての知識とスキルを学びます。

RPAの基本

RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットによるプロセス自動化技術のことを指します。RPAが得意とする業務の特徴や、RPAによる自動化の例、従来のシステム化との違いなどを紹介します。

業務自動化の進め方

定形業務の洗い出しと課題の抽出から始まり、改善案の策定、投資対効果の評価と優先順位の設定、改善案の実行に至るまでのプロセスを解説していきます。

RPAの適用

RPAを使った転記の適用パターンやRPAを用いることで、どのような資料の作成業務を自動化が可能かを解説していきます。

総合ワーク アイデア創出演習

参加者がグループを形成し、学んだ内容を活かして具体的な業務自動化のアイデアを創出するワークショップを行います。実際の業務を想定し、どのようにRPAを活用して業務プロセスを改善できるか、具体的な計画を立てます。

「観光DX人材育成プログラム」で実現できること

  • 観光領域に特化したDX知識の習得
  • 観光施策に直結する、データ利活用方法
  • データの最適化、比較による分析、数値をもとにした効果検証
  • 地域特性を活かした観光プランニング能力の強化
  • 業務フローの可視化
  • RPAを活用した業務プロセスの効率化

JTBの「観光DX人材育成プログラム」は、デジタル変革の必要性、データ分析スキルの向上、DMP(DataManagementPlatform)の実践的活用、そしてマーケティング戦略の編成に焦点を当てることで、観光業界が直面している課題の解決につながる実践知識の習得機会を提供します。また、自治体やDMOの現状にあわせて、内容をカスタマイズすることも可能です。

JTBは、「観光DX人材育成プログラム」を通じて、観光業界のDX推進ならびに、持続可能な地域発展に貢献する人材を育成することを目指します。