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学校・教育機関向け 事例 大阪B&Sプログラム with よしもと ~地元大阪の魅力を発見し、世界へ発信する力を育む~

上宮学園中学校 様

修学旅行や校外学習で大阪を訪れる中高生や訪日教育旅行に対し、大学生・留学生がガイド役となり兄弟姉妹(Brothers & Sisters)のように交流しながら街を歩き大阪の魅力を体感する「大阪B&Sプログラム」。株式会社吉本興業とタイアップした「大阪B&Sプログラムwithよしもと」では、若手芸人がガイド役となり、大阪城や道頓堀などを巡りながら歴史や文化を面白おかしく生徒に伝え、魅力たっぷりの大阪を紹介しています。今回は、地元の魅力を世界に発信できる人材の育成を目指して、このプログラムを取り入れた私立上宮学園中学校様の事例をお伝えします。

背景

上宮学園中学校は例年シンガポールをディスティネーションとし、現地ではマレーシア訪問やシンガポールでのホームステイ、B&S Program、ナイトクルーズなどのプログラムを実施していました。2020年度は新型コロナウイルス感染拡大により、シンガポールへの渡航は中止。国内で「国際交流」「街歩き(フィールドワーク)」含まれたプログラムを実施できないか模索をしていたところ、JTB教育旅行大阪支店から大阪観光局とのタイアップ企画「大阪B&Sプログラム」の提案営業がありました。

課題

今年度は海外へ出向いて国際交流ができませんが、将来世界で活躍するため、この機にまず「日本の魅力」を発信できる生徒を育成したいと考えました。そのためには「地元を知り」「自身でその魅力を発信する」必要があります。あわせて、大阪の若手芸人から魅力あるトークから、その発信手法を学ばせたい、と考え、このプログラムを採用しました。

実施内容

上記のねらいをふまえ、今回は【大阪城周辺エリア】【道頓堀エリア】【天神橋筋エリア】【新世界エリア】にわかれ、それぞれのエリアの探訪へ向かいました。各グループの訪問地では普段大阪で生活していても知られていない「成り立ち」「魅力」「文化」「歴史」を、案内役であるよしもと若手芸人から教授してもらい、関心している生徒の姿をみるとこのプログラムを導入した価値があったと感じています。

生徒の感想
  • 数々の有名な観光地はもちろん、知らなかったり普通だったら通らない商店街を見て回ったりするのがとても楽しかった。
  • 普段、大阪の町をきちんと観光したことがなかったので貴重な体験だった。
  • 住んでいても知らないことが沢山あって、それを知れたのが楽しかった。
  • 大阪の歴史に触れることができ、大阪は良いところだと思った。
  • 大阪の名所は見たことがあるけど、実際は行ったことがなかった。そこをわかりやすく教えてくれたので良かった。
  • 川の上(船から見る)から見る大阪の景色はなんか新鮮感があってよかった。
担当者コメント
大阪B&Sプログラム with よしもと ~地元大阪の魅力を発見し、世界へ発信する力を育む~
教育旅行大阪支店 加藤 恵一
教育旅行大阪支店 加藤 恵一

新型コロナウイルス感染拡大により来阪する外国人観光客も激減し、大阪経済の根幹を揺るがす状況が続いています。大きな痛手を受けている大阪の観光産業を盛り上げるため、国内旅行を喚起しつつ今後の訪日外国人客の段階的な誘客や2025年大阪・関西万博へ向けた来阪数増加への一助になればとこのプログラムを開発しました。
受け入れをする大学生にとってはこのプログラムが、“自分自身”と“大阪”を表現する機会を幾度も経験することを通して、“大阪”の文化歴史や魅力を自ら学び自ら発信する「キャリア教育実践の場」、さらには、自身の中の“大阪”という「アイデンティティーを醸成する場」になってほしいと願っています。よしもと若手芸人にとっては、“大阪”のお笑い文化を発信するとともに、中高生と接することで新たな気づきを得て「将来自身が活躍できるきっかけの場」になると考えています。このように、このプログラムが大阪・関西万博やその先の将来に向けた「若者の持続的な活躍の場」「大阪の魅力の発信の場」となることを目指しています。
今後は「留学生と巡る大阪B&Sプログラム」も展開してまいります。「学校交流」に代わる新たな国際交流機会を提供することにより、大阪を訪れる訪日教育旅行の拡大にも貢献してまいります。

本事例のメインソリューション