例年実施していた1泊2日での宿泊型新入生オリエンテーションがコロナ禍で中止になり、感染症対策に配慮を行いながら「新入生に大学について知ってもらう」「縦(先輩学生)・横(同級学生)のつながりの創出と強化」という当初の目的をいかに達成するかという課題を、謎解き型新入生オリエンテーションというかたちで解決しました。
- 背景
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例年実施していた1泊2日での宿泊型新入生オリエンテーションがコロナ禍で中止となり、2020年4月は学内にて講義形式の新入生オリエンテーションを実施していました。コロナ禍でもできる限り新入生に「この大学に入学してよかった」と思ってもらいたく担当の学生室の職員の方々が学内でできる新入生オリエンテーションのかたちを模索されていました。
- 課題
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- 新入生に大学について知ってもらう
- 縦(先輩学生)・横(同級学生)のつながりの創出と強化
- 導入経緯
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この新入生オリエンテーションとは別に、学生が主体的に活動を行う組織である「学生会」がコロナ禍で例年実施していたイベントができず、在学生に対する還元や交流の場がないという課題を持っていました。また、2021年4月に新たな講義・研究棟のX(クロス)棟がオープンしたこともあり、「コロナ禍での学生交流促進」と「在学生に対する新X棟の認知度向上」を目的にRPG風の謎解き脱出ゲームを実施しました。当日は学生会執行委員会のメンバーをはじめとした学生がストーリーの登場人物として参加いただきました。このイベントでは少人数チーム(5名まで)で予約時間を分けて実施することにより感染症対策にも配慮できたこともあり、大同大学として実施していた宿泊型新入生オリエンテーションの代案で大学キャンパスを利用した謎解き型新入生オリエンテーションとして採用できないかという話になり、導入されました。
- 実施内容
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新入生オリエンテーション(学内施設の説明等)オープニング
突然司会進行役が入場し、「大同大学最終試験」という題目で学生にルール説明を行う
謎解き脱出ゲーム開始謎解きの課題は、謎とアクティビティを織り交ぜて構成しました。アクティビティパートは「先輩学生と新入生のつながりの創出」を目的として学科の先輩学生が学科独自のアクティビティを考えて実施してくれました。
例)かおりデザイン専攻→かおり識別ゲーム
情報システム学科→先輩学生がプログラミングしたゲームをパソコン室全体を利用して実施 など先輩学生との交流の機会となりました。
謎解き脱出ゲーム終了
- 導入効果・おすすめポイント
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謎解き脱出ゲームのおすすめポイントは、少人数でのチーム編成、回遊性の向上、柔軟なカスタマイズが可能な点です。少人数でのチーム編成で行うことによりコロナ禍での感染症対策にも配慮が可能です。大学のキャンパスを利用することによりキャンパス内全体の回遊性を高め、新入生が入学後に利用する施設(図書館・売店など)や実習室・講義室を知るきっかけづくりができたと思います。また、謎解き脱出ゲームの個々別の問題が柔軟にカスタマイズ可能なため、謎・アクティビティを織り交ぜて構成することにより、「先輩学生と新入生のつながりの創出」という目的も一定程度達成できたと考えております。
大同大学の重要なイベントである新入生オリエンテーションに関わらせていただき、誠にありがとうございます。大学生は小中高校生よりオンライン授業の比率が比較的高く、一人暮らしの学生も多いことから感染症拡大の影響を一番受けている世代だと個人的に感じております。その中で感染症対策に配慮した学生交流イベントという新たな提案ができたことは、大学営業担当者としても大変ありがたく思っております。手探りでの対応も多かったのですが、今回このような新たな取組をサポートさせていただいた大同大学の教職員の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。