原発災害の風評被害払拭を目的に、福島県川俣町とるるぶキッチン※がタイアップ。るるぶキッチンのオープニング企画として、地鶏をはじめとする地産品をふんだんに使ったディナーメニューの開発や、物産品やツールの陳列販売を行う販促棚の活用、TVモニターでのPR動画放映など、るるぶキッチン店舗でプロモーションイベントを開催しました。
『るるぶ』編集者が手掛ける飲食店で、“食”を通じた新しい地域プロモーションスペース。

- 背景
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福島県川俣町は、観光客の誘致・交流関係人口の増加、風評被害払拭を図ることを目的に、「かわまた里山ツーリズム」事業として、モニターツアーやイベントなど、様々な取り組みを実施してきました。被災地として安心安全であることを知ってもらい、地域の豊かな自然や特産品の魅力をより多くの方へ感じてもらうため、るるぶキッチンの店舗を活用したプロモーションイベント「るるぶキッチン×福島県川俣町フェア」を企画しました。
- 課題
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- 原発災害の風評被害払拭
- 地域の自然・地産品のPR
- 実施内容
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「るるぶキッチン」とは
『るるぶ』編集者が手掛ける飲食店であり、“食”を通じた新しい地域プロモーションスペース。
『るるぶ』などの旅行情報誌を制作しているJTBパブリッシングが、本やWEBに続く新たなメディアとして運営する飲食店。2024年11月に紀伊國屋書店新宿本店の地下名店街に移転し、リニューアルオープン。自由に手に取れる「るるぶ情報版」の本棚や、旅情あふれる動画が流れる、明るくナチュラルな雰囲気の店内で、オリジナルメニューの提供や食物販を実施。旅行ガイドブック『るるぶ』の編集者が全国各地を旅して見つけた、とっておきの食材・郷土料理などをもとにメニューを構成し、“おいしい”をお届けするリアル店舗メディア。地域とお客さまを直接つなぎ、旅のきっかけを創造する場所を目指しています。
「るるぶキッチン×福島県川俣町フェア」
- 概要
- るるぶキッチンのオープニングイベント企画として、福島県川俣町の特産品を使ったタイアップフェア「るるぶキッチン×福島県川俣町フェア」を開催。
- 目的
- るるぶキッチン店舗を活用した地域の認知拡大
- 実施日時
- 2024年11月20日~12月29日
- 来店者数
- 2,988名
実施内容
①プロモーション
- るるぶ&moreにタイアップ記事掲載・・・・・PV:13,353 クリック数:205 CTR:1.54%
- SNS(るるぶキッチンアカウントのInstagram、Line)
- 書店キャンペーン(東北フェア)
②プレオープンイベント
- 2024年11月18日
- 記者発表会
るるぶキッチンの紹介/川俣町の紹介/質疑応答・フォトセッション/試食会 - 2024年11月19日
- 誘客プロモーション
インフルエンサー招待
③タイアップフェア
メニュー(一例)
- ランチ
- 川俣シャモ親子丼
- ディナー
- 川俣シャモささ身の塩昆布和え/川俣シャモたたきおろしポン酢/川俣シャモ串
川俣シャモメンチカツ/川俣シャモ鍋/高原の宇宙の南蛮そばと大なめこ - 販売棚
- つまチキ/川俣シャモカレー/川俣シャモ地鶏ごはんの素/川俣シャモパス/川俣シャモの味玉ちゃん
川俣町プロモーション動画放映
メニュー(一例) 販売棚 店内動画 JTBならではのサポート
- コンセプト設計、テストマーケティング、地域産品を活かした商品・メニュー・お土産等の開発、プロモーション計画をはじめ、国内外への販路拡大やポップアップ店舗の運営からイベントまで、食に関する事業を一気通貫でサポート。
- るるぶ&moreやSNSなど、様々な媒体を活用したイベント告知。
実施スケジュール
2024年
- 3月
- 企画書提案
イベント開催決定 - 10月
- イベント告知
- 11月18日・19日
- プレオープンイベント
- 11月20日~12月29日
- イベント実施
「川俣書店フェア」るるぶキッチン移転記念 紀伊國屋書店 新宿本店での東北フェア 「川俣タイアップメニュー」 特産の地鶏を中心に構成したディナーメニュー
- お客様の声
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イベント参加者の声
「福島県川俣町がシャモが有名ということを初めて知ることができました」「川俣町のシャモを新宿で食べることができてよかったです。川俣町に行ってみたくなりました」「地域が限定されていることで、旅行のイメージが湧きやすかったです」「お料理がとてもおいしく、パンフレットやPR映像で川俣町のことを知ることができてよかったです」といった感想をいただきました。
川俣町の声
ちょうどるるぶキッチンの移転のタイミングと重なり、移転後初のイベントが川俣町だったので、オープニングセレモニーに町長が参加するなど、幅広く告知することができました。また、年末の忘年会シーズンだったこともあり、かなりの人数を集客することができ、地域のPRにもつなげることができました。
- おすすめポイント
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“食”を通じた新しい地域プロモーションスペース「るるぶキッチン」を活用した、福島県川俣町のタイアップフェアをご紹介しました。特産品を使ったメニューを実際に食べていただくことで地域を知っていただき、安心安全や原発災害の風評被害払拭のほか、地域PRにもつながりました。地域資源の活用、地域プロモーションに取り組む自治体・DMOの皆さまの参考となれば幸いです。

令和5年度事業を受託し、令和6年度の事業内容を町のご担当者様と相談している中で、首都圏での情報発信の手法のひとつとしてご提案し、採用頂きました。るるぶキッチン移転のタイミングと重なったメディア露出等の販促効果もあり、効果的に集客を図ることができ、多くのお客様に川俣町の食材について知っていただく機会となったと考えています。また、紀伊國屋書店とのコラボ販促も実施しこちらも好評でした。
令和7年度においては、るるぶキッチンを貸し切り、首都圏の飲食店バイヤー及び料理教室の先生と町の農産物生産者との商談会に使用し、単なるレストランとしてだけではない活用をする予定です。