茨城県立鉾田第一高等学校・附属中学校が実現した、地域の魅力を世界に発信する新しい海外研修プログラム。日本一の野菜算出額※を誇る鉾田市の農産物をハワイで宣伝するという独自のコンセプトで、学校・地域企業・行政が一体となった産官学連携を実現。充実した事前学習から現地での実践活動まで、生徒の成長と地域の絆を深める画期的な取り組みをご紹介します。
1年間に生産された野菜全体の販売金額の合計額を指し、生産量と農家が受け取る販売価格(補助金等を含む)を掛け合わせて算出

- 学校概要・実施概要
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- 学校名
- 茨城県立鉾田第一高等学校・附属中学校
- 実施時期
- 2025年3月
- 研修先
- ハワイ・ホノルル
- 参加者
- 中高生29名
- プログラム内容
- ホノルル・フェスティバル*での地域農産物PR活動を軸とした海外研修
1995年に始まった毎年3月に開催されるハワイ最大級の文化交流イベント
- 課題
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海外研修の教育的価値と独自性の向上
単なる語学研修にとどまらず、現地ハワイでの体験やホノルルフェスティバルに来場する多様な国の人々との交流を通じて、国際感覚やコミュニケーション能力の育成を図りたい。
さらに、日本や自分たちの地域の魅力を海外に発信することで、生徒たちが地域の価値を再発見する機会を提供したい。グローカルに活躍するリーダーの育成
学校が掲げる生徒像「グローカルに活躍するリーダーの育成」を実現するため、英語を手段として活用し、地域の魅力を海外に発信する過程で、コミュニケーションの楽しさや英語が伝わる喜びを体感させる。
事前学習による他校との差別化
単なる研修参加にとどまらず、事前学習を通じて、外国人との交流や企業経営者による講演など、多様な背景を理解する機会を設ける。これにより、生徒が研修を「自分ごと」として捉え、主体的に参加できるようにする。
- 実施内容
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事前学習から生徒が探究し産官学のチカラでHOKOTA(鉾田)を発信し、成長できる行事
課題をもとに、JTBでは「事前学習から生徒が探究し産官学のチカラでHOKOTA(鉾田)を発信し、成長できる行事」をコンセプトに据え、事前学習から研修までをトータルコーディネート。
日本一の野菜生産量を誇る鉾田市の特色を活かし、地域農産物をハワイのホノルル・フェスティバルで宣伝することを軸とした研修プログラムを企画しました。
充実した事前学習プログラム(9コマ)
地域理解・産業連携
- 深作農園との連携
メロン・苺・さつま芋加工品(チョコレート)の共同開発
同社社長による講演 - 鉾田市観光物産協会
事務局長による地元を知る事前学習
英語学習強化
- 質の高い英語プログラムや、留学生との交流
- SEATS(AIスピーキングテスト)による効果測定が可能なJTBオリジナル英語学習ソリューション
現地プログラム
2日目 ホノルルフェスティバル教育PGM
現地の小中高生との缶バッチ作成のワークショップ(鉾田の漢字の由来など説明しながら漢字の缶バッチ作成)を実施
3日目 4日目 ホノルルフェスティバルへのブース出展&ボランティア活動
鉾田市観光物産協会の担当者にハワイへ足を運んでもらい、農業法人と連携してメロン・苺・さつまいものチョコレートを開発中であることを伝えながら、現地の人々に鉾田の農産物をPR
(ワークショップとブース出展の様子) - 深作農園との連携
- ポイント
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今回の実施には、企業(産)や観光協会(官)との連携があったことで、より効果的な内容とすることができました。またそれぞれがメリットを感じた上で携わってもらえたこともポイントです。

- 関係者の声
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鉾田市観光物産協会 柳様
学生たちのPRへの意欲と特産品への愛着、そして地元鉾田への思いが強く伝わってきた。
協会として彼らが地域への理解を深め、その魅力を主体的に発信できるよう支援していきたいと考えている。茨城県立鉾田第一高等学校 小林大亮先生
地元の企業や団体とタイアップしながら、ホノルルフェスティバルで自分たち独自のブースを出展した。事前学習や、現地ハワイでの主体的な取り組みを通して、コミュニケーション能力のみならず、探究的な学びも深めることができた。
事前学習から実施まで同席、同行させていただく中で、旅行業者でありながら、普段先生方しか感じることのできない、生徒様の成長、ならびにコミュニケーションへの自信の変化を身近で見させていただきました。海外の方々に、地元をジブンのコトバで伝える良い機会が本研修にはあると考えています。