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学校・教育機関向け 事例 みんなで時間と笑顔を共有!「バーチャル修学旅行360」

野田市立川間中学校 様

2020年、体育祭や文化祭などの学校行事はすべて中止、修学旅行も中止の決断をするしかない状況下で、なにか生徒のために思い出作りができないか。職員の皆さまが試行錯誤している中たどり着いた、学校内で実際に修学旅行に来ているかのような感覚が味わえる、“ 新感覚体験型旅行” プログラム「バーチャル修学旅行360」。急遽開催が決定してから実施に至るまでの短期間で、さまざまな課題を生徒と一緒に乗り越えながら、みんなで時間と笑顔を共有できた野田市立川間中学校様の事例を紹介します。オンライン化が加速する学校現場における“ 新たな学校行事のスタイル” の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

背景

新型コロナウイルス感染症対策による休校後、学校を再開したのは6月。その時点で、今年度の体育祭や文化祭などの学校行事を取りやめ、修学旅行に関しても中止の決定せざるをえませんでした。職員の間で、「生徒のために何か思い出作りができないか」と模索を続けていたところ、VR旅行を知り、急遽、VR旅行の導入を決定しました。

課題

VR旅行の実施にあたり、9月上旬の職員会議で決定、9月下旬に生徒に告知、そこから10月20日の開催日まで非常に短期間でした。その中で、実行委員を中心に、事前学習として訪問地に関する研究を行った掲示物を作成、校内での実施にあたり教室移動の段取り、体験学習を行う教室の確保、三密対策のほかに他学年に迷惑をかけないような配慮が必要でした。

実施内容

当日のプログラム

8:25~9:15 1時限目(場所:体育館)

VR映像体験(東大寺、清水寺、伏見稲荷、保津川ライン下りなどを360度のVR映像で巡る)

9:25~10:15 2時限目(場所:体育館)

一人一人簡易ゴーグルをスマートフォンに装着して体験

10:30~11:20 3時限目(場所:教室)

伝統文化体験(清水焼上絵付け体験)

11:30~12:20 4時限目(場所:教室)

京都の伝統工芸体験主催者と学校をリモートでつなぎ、説明を受けながら体験

12:20~ 昼食
13:30~14:00 5時限目(場所:体育館)

若王子神社と学校をリモートでつなぎ、合格祈願など全員でご祈祷

導入効果

絵付け体験などによって実際のモノに触れる、講師の方々とオンラインで交流するというリアルな体験とバーチャル映像体験があることで、一方的な映像鑑賞ではなく“ 五感が刺激される体験” が生徒たちにもたらされました。バーチャル映像については、「周囲によく目がいく/細部まで観察できる/集中して観察できる」良さがあることを発見しました。実際に修学旅行へ行くと、生徒たちは楽しくてあちこちに目がいきます。目的地を周るだけで精一杯という場面もあります。それもまた楽しいものの、やはり一つひとつの対象物について音声ガイドがあり、簡易ゴーグルを動かす(=自分の視点を動かす)ことで、より細かく観察できるため、生徒自身のなかに情報や、感動が残りやすいのではと感じました。

参加した生徒からは、「バーチャル映像はゆっくり見ることができ、動きがあるので楽しかったです」「ようやく3年生の一体感を感じられるいい機会でした」「映像で見た場所へ、今度は実際に行ってみたいという思いが高まりました」といった感想をいただきました。

おすすめポイント

従前ならば、修学旅行は主に“ 班活動への取り組みや協調性などを育むもの” という思いがありましたが、現在の環境下では「みんなで同じ時間を共有する/笑顔を共有する」という時間を持てたことこそが、VR 旅行を実施した大きな価値でした。学校行事の中止等で生徒の心が不安定になりがちな今、「いってみたい」「やってみたい」「こういう世界を知りたい」といった生徒の学びと成長の機会に、前を向くきっかけ作りの場に、”新たな学校行事のスタイルの一つ”として、ぜひご活用ください。

担当者コメント
みんなで時間と笑顔を共有!「バーチャル修学旅行360」
千葉西支店 坂﨑 徹也
千葉西支店 坂﨑 徹也

川間中学校様は毎年修学旅行の添乗をしており、先生方の教育への想いや生徒達の学校行事にかける熱意が非常に強い学校だと感じていました。
だからこそ、今回ご提案した「バーチャル修学旅行360」サービス開始のニュースリリース直後の採用に繋がったと考えます。
手探りの実施で不安もありましたが、当日の生徒達の楽しそうな姿を見て、改めて教育旅行に携わる意義を認識することが出来ました。
今後も学校に寄り添うことでニーズに合ったご提案をしていき、たくさんの人を喜ばせられる仕事をしたいと思います。

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