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学校・教育機関向け 事例 コロナ禍でも学びを止めないキャリア教育「イキイキ社会人とのオンライン交流会」

三田国際学園中学校 様

学校の中だけでは出会うことが難しい、多様な働き方や生き方、幅広いスキルや背景を持ってイキイキと働く社会人と、オンラインを使って交流した学校の事例です。複雑で予測困難な時代を迎える中、生徒の漠然とした社会への不安を解消し、キャリアに対する視野を広げることを目的として実施されました。

背景

本校では従来、職場訪問による社会人との交流を通したキャリア教育として「ジョブtavi」を実施していました。昨年度、コロナ禍でリアルな職場訪問が困難となる中、その代替案としてオンラインによる社会人との交流会をご提案いただきました。オンラインでもリアルな交流と同等、もしくはそれ以上のコミュニケーションの質や量が確保できると考え実施を決めました。昨年度の内容が非常に充実しており生徒にも好評だったため、今年も継続して実施することにいたしました。

ジョブtaviについてはこちら

実施内容

プログラム実施当日は、中学2年生が合計12名の社会人(1クラスあたり2名)とZoomを使ってオンライン交流を行いました。社会人は、IT・教育・地域活性・飲料・健康福祉など幅広い業界で活躍している多様な顔ぶれとなりました。全体説明の後、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使ってクラスを2分割し、そこに1名の社会人が参加してプレゼンや質疑応答を行います(※)。30分経過後に社会人が入れ替わることで、生徒は2人の社会人と交流ができるよう工夫されていました。

社会人からのプレゼン約20分・質疑応答約10分

実施の様子

生徒からの「社会に出てからやりたいことが見つからない」や「将来への不安がある」といった数々の質問に対して、社会人の方々は生徒目線で親身に応えていただきました。オンラインならではのチャットによる質問も多く、「聞きたいことが聞きやすい」充実した交流会となりました。

生徒の感想

参加した生徒の一人からは「私は挫折という言葉が印象に残りました。なぜなら人生必ず挫折はするもので、それをどう乗り越えるかが大事だと思います。」といった前向きな感想が聞かれました。

また、特に印象に残った言葉として「今いる場所で一流になる」「心を腐らせるな」「チャンスは回転寿しのように自分から取りにいく」「一つ一つの学びが社会に役立つ時が必ずくる」「ありたい自分を貫き通す」等が挙がり、社会人からのポジティブなメッセージを今後の生活や人生に役立てたいという感想が数多くありました。

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担当者コメント
コロナ禍でも学びを止めないキャリア教育「イキイキ社会人とのオンライン交流会」
教育第二事業部 岸波 淳一
教育第二事業部 岸波 淳一

ある先生より「土曜日にイキイキ社会人とのオンライン交流会を実施したところ、翌登校日の朝はこれまでと違う目をした生徒たちがいて驚きました。社会人との交流は想像以上に生徒たちにプラスの影響を与えていたことを実感しました。」とのお言葉をいただきました。
多感な時期の”第三の大人との一期一会”の機会は非常に貴重だと感じます。今後も生徒の成長に寄与できる提案を続けてまいります。