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学校・教育機関向け WEBマガジン「#Think Trunk」 総合型選抜や海外大学進学指導に新提案!日米高校卒業資格同時取得プログラムがいま熱い!

2025.04.28
オンラインプログラム
グローバル教育
研修・留学

グローバル化と情報化が急速に進展する現代社会において、高校教育に求められる役割はますます多様化しています。かつてのように、国内大学への進学を前提とした画一的な進路指導や一律のカリキュラムだけでは、生徒一人ひとりの個性や将来の可能性を最大限に引き出すことは難しくなってきました。

また、高校生自身やその保護者の意識も変化しています。将来の不確実性を見据え、グローバルに活躍できる力を身につけたいという希望や、偏差値ではなく個性や将来のビジョンに合った進路を選びたいというニーズが高まってきています。

こうした社会的背景を受けて注目を集めているのが、日米の高校卒業資格を同時に取得できる「デュアル・ディプロマ・プログラム(DDP)」です。

 

デュアル・ディプロマ・プログラム(DDP)とは

DDPとは、日本の中学・高校で学びながらアメリカの高校卒業資格を同時に取得できる画期的なプログラムです。日本の中学・高校に在学しながら、オンラインで米国の高校の授業を受講し、一定の単位を修了することで、アメリカの高校卒業資格を得ることができます。高校卒業後は語学学校に通うことなく、世界の大学に進学できる道が開かれていることが最大の特徴です。

将来海外の大学を目指す生徒はもちろん、国内大学の総合型選抜や帰国生入試を考えている生徒にとっても強い味方になることが期待されています。

デュアル・ディプロマ・プログラム(DDP)に関する資料は こちら

米国の名門私立中高一貫校の卒業資格を取得

DDPを履修した生徒は、米国ロードアイランド州にある名門私立中高一貫校(大学進学準備校)「プロビデンス・カントリー・デイ・スクール(PCD)」の卒業資格を得ることができます。

DDPは、PCDと米国最大規模の学校オンライン教育プログラム開発運営会社「ハドソン グローバルスカラーズ(HGS)」が共同で運営するプログラムで、2024年現在、世界25か国1万7千名の生徒がこのプログラムで学んでいます。

プロビデンスカントリーデイスクール

PCDの卒業資格を取得するための仕組み

日本の高校生がPCDの高校卒業資格を取得するためには、日本の中学・高校の履修科目から認定する15単位(15科目)とDDPで履修する5単位(10科目)の合計20単位が必要です。

日本の中学・高校での単位履修と並行して、オンラインで5単位を履修することで、日米両方の高校卒業資格を取得することができるのです。通常の履修期間は24ヶ月ですが、期間の短縮や延長をご希望の場合はご相談ください。

 

DDPのメリット

01世界有数31大学への推薦入学を保証

DDPと日本の高校の両方で所定の学業成績を修めた生徒には、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・マレーシア・ドバイの計31大学への入学が100%保証されます。パートナーシップ契約を締結する米国の18大学は、イリノイシカゴ大学をはじめとして、すべてが全米トップ8%にランキングされる大学です。
また、初年度パートナー大学奨学金として、全員に US$1,500~20,000が授与されます。

02米国大学給付型奨学金受給資格の取得

卒業生は、米国大学の留学生を対象とした給付型奨学金を得て大学に進学することができます。学費、寮費、食費を含む年間留学費用の最大60%が4年間免除されます。

03国内大学総合型選抜に対応できる実力を養成

DDPでは、早慶など国内有数大学のアドミッションポリシーが求める人物像にふさわしい素養を身につけることができます。例年約4割の卒業生は総合型選抜などを利用して国内の有名大学に進学しています。

1週間の学習スケジュール

DDPのプログラム履修期間は2年間で、4ヵ月×6学期で構成されています。
1週間の平均的な学習時間は、オンラインで米国高校の認定教師の授業を受ける「オンラインライブ授業」3時間と、自分自身で学習する「オンラインセルフスタディ」4時間※の合計7時間となります。学校行事や体調不良などで、止むを得ずオンラインライブ授業を欠席する場合は、後から録画をご覧いただくこともできます。また、希望者にはバイリンガル講師による1on1サポートレッスン(1回30分)も用意されています。

オンラインセルフスタディの所要時間は、個人の学習スピードや各教科の課題量によって異なります。

DDPでは他にも様々なサポートプログラムが用意されており、2年間でプログラムを修了した生徒の割合は90%を超えています。

DDPはこんな生徒におすすめ

DDPは、以下のような生徒に特におすすめです。

  • 海外大学への進学を考えている
  • 国内の難関大学で総合型選抜を活用したい
  • 探究学習や英語を通じて「他の人とは違う経験」を積みたい
  • 自分のペースで学びながら、グローバルな視野を広げたい
  • ICTやプレゼン力を活かして、将来は国際的な舞台で活躍したい

一般社団法人次世代教育ネットワーキング機構はDDPを推奨しています

一般社団法人次世代教育ネットワーキング機構は、国際理解教育及びグローバル人材育成の分野において「デュアル・ディプロマ・プログラム(DDP)」の優位性と斬新性を高く評価し、新しいグローバル教育の手法をお探しの学校・教員の皆様はもとより、これからの時代を担う中高生及び保護者の皆様に自信をもって推奨いたします。

DDP加盟校制度について

DDPを推奨し、参加生募集や参加生へのサポートを行っていただく学校を「PCDグローバルキャンパス・ジャパンアライアンスメンバースクール(加盟校)」と呼んでいます。加盟校になると世界約700の教育機関との連携が可能になるほか、加盟校に在籍する生徒のプログラム参加費用が割引されます。2024年12月現在、日本国内では40校が加盟しています。

履正社中学校・高等学校の取り組み

松本 浩欣 先生

アライアンスメンバースクールの一つ、大阪府の履正社中学校・高等学校で学術基盤センター センター長を務める松本浩欣(まつもと ひろよし)先生はこう語ります。

「本校では『世界は外にあるものではなく、ここが世界だ』をスローガンに、学校が常に世界を実感できる場所であることを大事にしています。その一つとしてDDPを導入しました。 DDPは、学校としてすぐに内製化できない海外進学に生徒の可能性を広げてあげられるプログラムだと考えたのが導入の理由の一つです。さらには、実際に留学をするよりも安価である点や、留学をすると日本の卒業証書かアメリカの卒業証書のどちらかの選択を迫られますが、DDPでは両方貰える点もメリットだと感じました。

導入にあたってはオンラインで生徒、保護者向けの説明会を実施したのですが、はじめは70名くらい集まりました。実際にプログラムに参加したのは6名でしたが、こうしたニーズがあることを強く実感しました。

DDPの価値自体は年々高まっていると感じますし、DDPに関する問い合わせも増えてきています。さらには、最近では学校がDDP導入校であること自体も価値を持ち始めています。ただ、そこで忘れてはいけないのは、デュアルプログラムでは日本の学校の教育の質も同時に問われているということです。日米2つのプログラムが合わさって等価のものとして生徒の成長に資するものでなければならないと考えています。

詳しくは、 無料WEBセミナーをご覧ください。


まとめ ~時代に選ばれる学校の必要条件~

現在、多くの学校では、生徒一人ひとりの進路や個性に応じた、質の高い教育を提供する取り組みが進められています。探究学習やICT活用、キャリア教育、グローバル教育など、時代に即した教育実践を積極的に展開する学校も少なくありません。そのような努力の上に、さらに新たな進路の選択肢を広げる仕組みを加えることで、学校の魅力は一層高まり、保護者や生徒から“選ばれる学校”へと進化していく可能性が広がります。

日米両国の高校卒業資格を同時に取得できるDDPは、既存カリキュラムに無理のない形で上乗せできる柔軟さがあり、生徒の成長を後押しする力強いツールとなります。海外進学の選択肢が広がるだけでなく、国内大学の総合型選抜にも活用できるため、多くの生徒のキャリア形成に寄与します。

また、こうした取り組みは、個々の生徒の力を伸ばすだけでなく、学校全体の教育力やブランド価値を高める要素にもなります。

これからの高校教育には、従来の良さを活かしながら次代にふさわしい新たな学びをどのように加えていくか、が求められています。生徒の未来の可能性を最大化するために、どのような学習環境や選択肢を用意できるかが学校の存在価値として問われる時代に入っています。日米の卒業資格を同時に取得できるデュアル・ディプロマ・プログラムは、そうした“これからの学び”の一つとして、今後ますます注目されていくことでしょう。

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