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自治体・行政機関向け 事例 登別でしか体験できないプログラムでワーケーション誘致

登別市 様

地域経済の活性化、活力ある地域社会の実現を目指し、ワーケーション誘致に積極的に取り組む登別市。「登別らしさ」を最大限に活かしたワーケーション受け入れ環境整備と、2021年度に開設された日本工学院北海道専門学校のサテライトオフィスを活用した取り組みを進めています。

背景

観光地でのテレワーク環境を活用し、働きながら余暇を取るワーケーションが、新しい働き方、新たな観光スタイルとして注目されています。そんな中で、新しい人の流れを創出し、地域経済の活性化、活力ある地域社会の実現を目指そうと、ワーケーション誘致に積極的に取り組んできた登別市。プレモニターツアーを実施し、「登別らしさ」を最大限に活かしたプログラム造成、ワークスペースの確保やセキュリティ対策など、ワーケーション受け入れ環境の整備を進めてきました。2021年度に開設された日本工学院北海道専門学校サテライトオフィスを活用し、地方へサテライトオフィス開設を検討している企業に対してモニターツアーの実施を進めています。

課題

地域における課題

  • 関係人口の創出、拡大を図る
  • ワーケーション推進
  • カルルス温泉の認知度、地域ブランドの向上
  • 登別市への企業誘致

ワーケーションにおける課題

  • 高速通信環境等、セキュリティ不足
  • 宿泊施設でのワークスペースの不足
  • 首都圏からの移動時間、交通費
  • 企業ニーズにあったプログラム作り
実施内容

実施概要

目的
2025年度までに登別市が目指す3つのゴールを実現する。
  1. 「観光地・登別の多様性」(カルルス温泉の可能性を広げ、登別地域全体の観光目的地としての多様性を確保する)
  2. 「市の関係人口増加」(日本工学院の入学生の増加。企業との繋がりと学生の実践機会を確保することで、若年層の交流人口を増やす)
  3. 「地域社会の好循環」(地域のステークホルダーを巻き込む取り組みを続けることで、意識的・​経済的な好循環を生み出す)

実施内容

ワーケーション受け入れ環境整備

プレモニターツアーの実施
実施期間
2021年6月30(水)~7月2日(金)
参加者
首都圏企業3社、道内企業1社
目的
企業ニーズに合わせたワーケーションプログラムの作成、地元コミュニティとの交流
行程
1日目 新千歳空港→昼食(苫小牧)→日本工学院視察、ブリーフィング→カルルス温泉・旅館視察→クッタラ湖・星空カヌー体験
2日目 カルルス温泉→ワークショップ・昼食→「地獄谷・大湯沼・天然足湯」散策→カルルス温泉
3日目 カルルス温泉→日本工学院交流→登別(昼食)→ゲストハウス視察→登別市役所・市長表敬訪問→新千歳空港
登別サテライトオフィスPR事業
実施日
2022年3月8日(火)
実施場所
日本工学院専門学校蒲田キャンパス
参加者
テレワークを実施している企業/オフィス等を地方へ移転することを検討している企業/ワーケーション休暇制度を設けている企業/IT企業全般
目的
日本工学院専門学校のスキル・ノウハウ、登別の施策をPR
スケジュール
14:00 開会
14:10 登別市について紹介
14:40 日本工学院の紹介
15:20 名刺交換・個別質問
登別サテライトオフィスモニターツアーの企画運営
実施期間
2022年10月中旬~2023年1月下旬
実施場所
日本工学院北海道専門学校サテライトオフィスen
参加者
首都圏企業3社、道内企業2社(予定)
テレワークを実施している企業/オフィス等を地方へ移転することを検討している企業
ワーケーション休暇制度を設けている企業/IT企業全般 
目的
日本工学院北海道専門学校のワーキングスペース、習得できる内容等の紹介・PR
教員や学生、地元の企業関係者との交流
コンセプト
「リスキリング型ワーケーション」
「ITスペシャリスト科」「情報処理科」「CGデザイナー科」「建築学科」「電気工学科」「自動車整備科」など多彩な10の学科を有する日本工学院。
DXに対応できる新たなスキルを身につけられる「リスキリングメニュー」で 「ワーケーション×リスキリング」という学びを価値とする。
HP

https://ensat.jp/

JTBのサポート

  • 全国のJTBグループのネットワークを活かした地域と企業のマッチング
  • 地域の魅力を生かしたプログラム作り
  • 窓口の一本化
登別ネイチャーセンター リバートレッキング
地獄谷「鬼花火」
温泉街 鬼のモニュメント​
今後の展望

ワーケーション受け入れ環境整備

プレモニターツアーでは有識者にカルルス温泉の3旅館を視察いただき、アドバイスをいただきました。各旅館が「ワーケーション用の椅子・机」を購入し、実際にモニターツアーで宿泊されたお客様からは「仕事がしやすかった」と好評でした。床や家具をリフォームをしたり、「テントサウナ」を購入したり、まずはハード面を中心に整備を行いましたが、今後はコンテンツ造成にも力を入れていきたいです。

登別サテライトオフィスPR事業

本事業で制作した動画や、登別市様、日本工学院北海道専門学校様が制作したプレゼンテーション資料は今後も様々なイベント、商談会等で活用ができるので、今後各地で開催される旅行博や、IT企業が集まるイベントなどに参加し、継続的にプロモーションを行っていきたいです。

また、学校でどんなことが出来るか、どんなプログラムがあるのか、どんな講師がいてどんなことを学べるのかなど明確にしながら、有識者や専門家の意見を参考にしながら、プログラムの造成を進めていきたいです。

おすすめポイント

地域を訪れたことのない人に興味を持ってもらえるだけでなく、継続的にその地域を訪れる新たなファンを創出できる大きな可能性を秘めているワーケーション。 “良い環境で仕事をする”ことに注目が集まりがちですが、ワーケーションのポイントは、参加者のニーズにマッチしたプログラム内容です。JTBでは、自治体や企業、外部関係機関と連携しながら、地域でしかできない、ユーザーにとっての価値を高める具体的な体験プログラムを盛り込んだワーケーション誘致をサポートいたします。より選ばれるワーケーション受け入れ地を目指していきませんか?お気軽にご相談ください。

関連情報

ホワイトペーパー(お役立ち資料)ワーケーションへの旅立ち ~企業・従業員・地域を豊かにするワーケーションの魅力と型がわかる!~

「新しい働き方」が少しずつ社会で定着しはじめています。そんな中、注目されているのが「ワーケーション」です。仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」という働き方が注目を集める中、ワーケーションの受け入れに取り組み、地域活性を図りたいと考える自治体が増えています。この地域活性の手段としても注目の「ワーケーション」をわかりやすく漫画にしました。ぜひ、ご覧ください。

担当者コメント
登別でしか体験できないプログラムでワーケーション誘致
北海道事業部  柳屋 みゆき
北海道事業部  柳屋 みゆき

2021年度、JTB北海道事業部は「登別市」及び「日本工学院北海道専門学校」と、相互の連携強化と地域活性化を円滑に推進するため、ワーケーション等の推進に向けた連携協定を締結致しました。いかに「登別市の魅力を参加者、参加企業に伝えるか」、「登別版ワーケーションでの各企業の課題解決」、「関係人口の創出ができるか」を考えながら、産官学が一丸となって「登別版ワーケーション」の推進に取り組んでおります。全国各地で推進されるワーケーションにおいて、「北海道」は、豊かな自然環境や食資源、豊富な再生エネルギー、首都圏等との同時被災リスクの低さといった優位性を活かし、拠点分散化や新しい働き方の受け皿として大きな可能性と潜在力を有しています。中でも、「登別市」は全国的に有名な温泉地として、知名度があり、新千歳空港からのアクセス、「日本工学院北海道専門学校」という専門的な高度教育施設を有し、訪問先としての魅力はワーケーションでのリフレッシュ効果に直結する大きな優位性を持っています。引き続き「登別版ワーケーション」を盛り上げていきたいと思います!

関連サービス・ソリューション

JTBでは、様々なソリューションを組み合わせることで、それぞれのお客さまにあった課題解決⽅法をご提案いたします。