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自治体・行政機関向け 事例 ワーケーション先に選ばれる!宮崎ならではのワーケーションプログラム作り

宮崎県 様

関係人口の創出・拡大を図るため、潜在的なニーズや事業効果を検証しながら、ワーケーション受入体制の整備、プログラム開発を促進。宮崎県の魅力や強みを生かしたプロモーション活動に取り組む宮崎県の事例をご紹介します。

背景

宮崎県では、快適な生活を体験できる独自のワーケーションモデルを構築しようとしています。宮崎県は、サーフィンやゴルフなどのアクティビティが充実しているほか、コワーキングスペースの利用も進んでいます。そこで、さらに誘客につなげるため、モニターツアーの実施やコワーキングスペースの利用支援を実施することに。事業効果などを検証しながら潜在的なニーズを把握し、受入体制を整備、プログラムを開発するのが狙いです。

課題
  • 関係人口の創出、拡大を図る
  • ワーケーション推進
  • 地域ブランドの向上
  • 地域住民と企業の交流機会の創出
実施内容

テレワーク環境のPR

地方創生テレワーク推進プロモーション事業(2021年度)

目的

コロナ禍を契機に、大都市圏等の企業が地方へ活動の場を移す動きを捉え、地方でのテレワークやワーケーションに関心を持つ企業等に向け、宮崎県のテレワーク環境等をPR。実際にトライアルしてもらうことで、今後の継続的なテレワーク実施や、サテライトフィス誘致、地方拠点設立につなげるなど、新たな企業立地の流れを生み出す。

事業内容

01県内テレワーク環境の調査・プロモーションコンセプトの策定

02PR用コンテンツの制作、情報発信

03テレワーク及びワーケーショントライアルツアー実施

  • 県北コース(高千穂町・日之影町・日向市)
    実施期日
    2021年12月1日(水)~12月4日(土)
    テーマ
    ウェルネス型
    参加人数
    9名
    行程表
    1日目 阿蘇くまもと空港→高千穂峡→ワーク
    2日目 ワーク→かっぽ鶏づくり体験→日之影町・森林セラピー体験→意見交換
    3日目 高千穂町→日向市→ワーク →意見交換
    4日目 サーフィン体験→都農ワイナリー→宮崎空港
  • 県南コース(日南市・串間市)
    実施期日
    2021年12月8日(水)~12月11日(土)
    テーマ
    チームビルディング型
    参加人数
    11名
    行程表
    1日目 宮崎空港→日南市・油津商店街立地企業視察→ワーク→意見交換
    2日目 飫肥城下町・伝統的建造物保存地区視察→ワーク
    3日目 串間市・定置網漁体験→都井岬・野生馬見学→ワーク
    4日目 チームビルディングプログラム体験(SUP・カヤック・テントサウナ等)→宮崎空港
  • 県央コース(宮崎市・都農町
    実施期日
    2021年12月13日(月)~12月16日(木)
    テーマ
    インセンティブ型
    参加人数
    11名
    行程表
    1日目 宮崎空港→ワーク→意見交換
    2日目 シーガイア・ノルディックウォーキング体験→ワーク→VR体験
    3日目 ワーク→都農町・株式会社イツノマ視察→都農ワイナリー→ゴルフ体験
    4日目 ワーク→宮崎空港
  • 県西コース(都城市・小林市・えびの)
    実施期日
    2022年1月12日(水)~1月15日(土)
    テーマ
    地域課題解決型
    参加人数
    12名
    行程表
    1日目 宮崎空港→都城市/関之尾滝・甌穴群散策
    2日目 ワーク→霧島酒造での焼酎の製造工程見学
    3日目 小林市 / 陶磁器専門工房での陶器絵付け体験→ワーク
    4日目 霧島錦江湾国立公園・えびの高原でのトレッキング→白鳥温泉→宮崎空港
小林市陶器絵付け
都農ワイナリー
霧島酒造見学

04アンケート調査・スマートウェアを活用したワーケーション効果の可視化

05プロモーション・具体的な誘致アクション

ワーケーション受入の推進

ワーケーション受入推進強化事業(2022年度)

目的

全国で取組みが広がるワーケーション受入について、宮崎県内での取組みを促進するとともに宮崎県の特徴や強みを生かしたプロモーション活動を実施することにより、関係人口の創出・拡大を図る。

事業内容

01シンポジウムの実施

対象
みやざきワーケーション推進協議会の会員及びワーケーションに関心のある事業者
日時
2022年10月21日(金)
プログラム
宮崎県様より
基調講演 ワーケーションの企画入門
他地域の取り組み
パネルディスカッション(ワーケーションが導く宮崎県の未来)

02研究会及び現地調査の実施

第一回 ワーケーションサービス事業者から学ぶ、ワーカー像

第二回 他の地域プロデューサーから学ぶ、受け入れ地域の心意気

03SNS等を活用した本県ワーケーションのPR

宮崎県におけるワーケーションの魅力について、15秒程度の動画を制作予定。

都市圏のテレワーク実施者やワーケーションに関心のある層向けに、SNSを活用した効果的なPRを実施。

04企業と県内市町村とのマッチング

JTBグループ、九州地域間連携推進機構株式会社様のネットワークを活用し、都市圏企業と県内市町村(希望制)とのマッチングを実施。

導入効果

プロモーション・コンセプト開発

全国各地域でワーケーションへの取組みが加速する中で、「宮崎ならでは」の提供価値を整理するため、地域資源の整理、ストーリーの整理コンセプト(企業の課題解決に繋がるワーケーションのテーマ)開発、マーケティング戦略をエリア別に策定しました。実際にトライアルツアーを実施し、可視化できたニーズに合わせて、さらに強みの深掘りや企業の課題解決に繋がるワーケーション・プログラムの拡充が必要であることがわかりました。宮崎県の独自性を活かしたワーケーション開発が必要である一方で、宮崎県全体で方向性を統一した、一貫性を持ったブランディングが必要であることもわかりました。

テレワーク・ワーケーションのトライアル

トライアルツアーを通じて、首都圏の多様な企業と接点を構築することができました。宮崎県でのワーケーションに対する参加者の満足度も高く、宮崎県への企業立地に向けて、今後も継続的な関係構築ができれば良いと思いました。アンケート調査において 異業種や地元企業との交流を求めるニーズが高いこともわかりました。参加した企業様からは、ワーケーションをきっかけにして継続的な来訪に繋げるためにも、トライアルツアーの参加企業に宮崎県で仕事を創り出していただくことができれば良いと考える。といった意見を聞くことができました。

アンケート・スマートウェアを活用したワーケーション効果の可視化

スマートウェアを活用してワーケーション実施前から実施後までのストレス値の動向を分析した結果、他地域と比較しても宮崎でのワーケーションがストレスの低下において効果的であることを可視化することができました。今回可視化したワーケーション効果を、今後ワーケーション誘致や情報発信に活用し、エリア別のワーケーションテーマ・形態に合わせて、定量データを有効活用することで他地域との差別化に繋げたいです。アンケート調査からは、トライアルツアーを通じて、「ワーク時間の確保」と同時に「非日常空間・体験を通じたリフレッシュ」「地域ならではの魅力の満喫」を求める声を多数いただきました。交通に関する課題についても、改めて確認することができました。

おすすめポイント

地域を訪れたことのない人に興味を持ってもらえるだけでなく、継続的にその地域を訪れる新たなファンを創出できる大きな可能性を秘めているワーケーション。 “良い環境で仕事をする”ことに注目が集まりがちですが、ワーケーションのポイントは、仕事以外の時間の過ごし方です。JTBでは、自治体や企業、外部関係機関と連携しながら、地域ならではの観光や体験プログラムを用意できるようサポートさせていただきます。より選ばれるワーケーション受け入れ地を目指していきませんか?お気軽にご相談ください。

関連情報

ホワイトペーパー(お役立ち資料)ワーケーションへの旅立ち ~企業・従業員・地域を豊かにするワーケーションの魅力と型がわかる!~

「新しい働き方」が少しずつ社会で定着しはじめています。そんな中、注目されているのが「ワーケーション」です。仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」という働き方が注目を集める中、ワーケーションの受け入れに取り組み、地域活性を図りたいと考える自治体が増えています。この地域活性の手段としても注目の「ワーケーション」をわかりやすく漫画にしました。ぜひ、ご覧ください。

担当者コメント
ワーケーション先に選ばれる!宮崎ならではのワーケーションプログラム作り
宮崎支店  大土井 仁志/岡本 大/溝上 梓彩
宮崎支店  大土井 仁志/岡本 大/溝上 梓彩

宮崎県内で取組んでいるワーケーション事業推進を一過性のブームとしての取組みではなく、人流、商流、情報流を促進する地域交流事業の一環として、サスティナブルな取組みにするため、利用者(個人)、企業、受入地域にとっての価値を明確にし、メリットや課題を把握し、中長期的にサポートできるプラットフォームとして宮崎支店が機能したいと考えています。

関連サービス・ソリューション

JTBでは、様々なソリューションを組み合わせることで、それぞれのお客さまにあった課題解決⽅法をご提案いたします。