文部科学省「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ<J-MIRAI>」にある通り、国際化推進に向けた日本人学生の派遣は増加傾向にあります。大学組織としては、多岐にわたる留学関連業務の専門性と重要性が増す一方、専門知識を持つ人材の確保や急増する業務量への対応が大学運営の課題となっています。
中央大学国際センターでも、海外旅行保険加入手続きの煩雑さや、学生の加入状況を把握する難しさを抱えていました。また、海外での緊急事態発生時の対応体制の強化なども課題でした。これらを解決するため、危機管理サービスが付帯する「海外旅行保険企業包括契約」を導入し、2013年から10年以上にわたり活用しています。

- 背景
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中央大学では、世界41の国と地域231の大学・機関と協定を結び(2025年12月現在)、学生や研究者の国際交流の一端を担っています。交換留学や認定留学といった長期留学、夏季・春季の短期留学、各学部独自の留学プログラム、その他にも休学制度を利用しての留学、さらには海外インターンシップなど、海外生活を経験する選択肢は多くあります。留学の機会や機運は今まで以上に高まっており、国際センターでは、海外渡航に関する問い合わせや手続き業務が急増。限られた人員では対応しきれず、職員の業務負担が著しく増大していました。
- 課題
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- 海外渡航学生の保険加入状況の把握と一元管理の困難さ
- 煩雑な海外旅行保険手続き、及び人事異動等による職員の業務負担増大
- 海外での緊急事態発生時における危機管理体制の整備
- 実施内容
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2013年~
「海外旅行保険企業包括契約」導入開始
国際センターや各学部事務室等にて学生からの申し込みを受け付け、JTBへ連携大学向け 保険加入状況の一元管理、緊急事態発生時の対応(事故相談・受付、緊急対策本部運営支援) 学生向け 危機管理ガイダンス(年2回)、保険契約手続き、留学先での医療機関受診サポート 保証人向け 重大事故発生時の安否確認代行 ▶属人化を解消し、安定的な業務継続性を確保
▶人数に応じた包括割引の適用により、学生負担金額の軽減を実現
- お客様の声
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本学では、短期・長期を含め、年間約1,000名の学生を海外へ派遣しており、学生の海外派遣業務は学内の複数部署が担当しています。JTBとの包括契約により、海外旅行保険の手続きを一元的に管理できる体制を整えていただいており、各部署から直接JTBへ加入手続きを依頼できる点も大変助かっています。また、学生からの保険に関する問い合わせにも迅速にご対応いただき、保険期間の延長などの細かな要望にも柔軟にご対応いただける点を、非常にありがたく感じています。併せて、有事の際の対応についても危機管理サポートサービスを導入していることで、安全の確保を確実なものとした上で、充実した学びのサポートができています。
海外旅行保険企業包括契約による基本的な海外旅行保険の補償に加え、24時間365日、日本語対応のトータルサポートプログラム、半年ごとの学生向け危機管理ガイダンスなど、JTBグループのリソースを最大限に活用し、海外へ渡航される学生の皆様への支援を提供しています。
最近では国際センター主催の短期留学における伴走支援に加え、理工学部の各種研修、法学部の国際学会案件といった多様なニーズにも対応しています。学生の皆様の学びの機会や大学様の研究支援を多角的にサポートできることを大変光栄に思います。