JTBグループでは、そのグローバルネットワークを活かして、日本人に限らずこれからの時代を担う青少年を育てるため、アジア太平洋を中心とした各国の中高生が集いサイエンスや社会課題に関する研究発表と意見交換を行うイベント「Global Link Singapore」を2014年からシンガポールで開催してきました。
2019年からは、さらにオーストラリアクイーンズランド州モートン島タンガルーマリゾートで環境問題に特化した「Global Link Queensland」を開催予定です。
こちらは、環境問題を中心に、まずは英語で自分の意見や研究内容を発信することを目指し、中高生のシニア部門に加え、小学生のジュニア部門も設けています。
急速にグローバル化が加速する社会、AIによって人間の働き方を大きく変えようとしている現代において中国、韓国はもとよりASEAN各国などの急速な発展に対してどうしても島国である日本は、リアルな危機感を感じることなく急速にその地位を失いつつあります。
世界で活躍する日本の科学者やグローバル企業関係者は、この現状に警鐘を鳴らし続けていますが、流れを変えるまでには至っていません。
目覚ましい発展を遂げ、教育においても世界の大学ランキングでアジアNo1、No2の大学を擁するシンガポールでのまっすぐに明るい未来を見つめるASEANなどの国々の生徒と、将来を見失いつつある日本の生徒との交流の中で、日本の生徒は今の立ち位置をリアルに実感し、危機感と負けられないという気概を持つ生徒が少なからずいます。
また、日本語の通じない相手への英語での本気のプレゼンテーションは初めてという生徒が大半を占め自己肯定感が低い日本の生徒が「意外と自分の英語はイケる」と感じるケースが多く、さらに「もっと英語を頑張ってたら、もっと良いプレゼンテーションが出来たのに」と感じて、帰国後の英語学習のモチベーションが向上し、英語の成績が大幅にアップして大学入試で好成績を得たという話も多数寄せられています。