学校・教育機関向け 事例 旅行行事を“探究的な学び”にする 学習教材 『修学旅行探究ノート』

私立D高校2年生 様

旅行行事を探究的な学びの場にするために東京学芸大学・森本康彦教授とJTBが共同で開発したワークブック型学習教材「修学旅行探究ノート」を活用して研修旅行を実施しました。

背景

本校では高校2年の6月に台湾、韓国、沖縄から生徒が希望の行き先を選んで参加する研修旅行(修学旅行)を実施しています。これまでの研修旅行では個々人がレポート作成していましたが、きちんと学びにつなげられる設計にしたいと考えていました。

課題

高校から探究活動に取り組んでいますが、生徒が問いを立ててもすぐに答えを出そうとする傾向が強いことが課題でした。研修旅行を通じた探究活動をおこなえば、実際に現地に行ったり現地の方の話を聞いたりするなかで思考の硬直状態から抜け出せるのではないかと考えました。

導入経緯

研修旅行をつうじて『修学旅行探究ノート』を使った探究的な活動をおこない、最後には各グループオリジナルのガイドブックを作ることを学習目標としました。この教材に決めた理由は、学習内容が生徒の進路検討や思考力育成につながっていくと感じた点です。また、前年から学校で『Classi』を導入し、ポートフォリオ機能を使って振り返りを記入させていたので『Classi』連携サービスであることも決め手となりました。

導入効果

事前学習では、『修学旅行探究ノート』を使いながら自分の興味関心を掘り下げ「なぜだろう?」という疑問から、旅行先でしか解き明かせない「問い」をグループで立てさせました。グループのオリジナリティあふれる「問い」を立てるまで、思考の不足や短絡さなどを教員が指摘しながら何度も話し合いを重ねました。

旅行先では、常に「問い」を念頭に置きながら、それを解くために必要な情報を収集しました。韓国での学校交流ではあらかじめ考えておいた学校生活に関する質問を投げかけるなど、自分のまなざしをもって行動することで現地の方の想いや地域の良さをより身近に感じられたようでした。また旅行中は毎晩、各自のスマートフォンから『Classi』を利用して一日の振り返りを入力させました。事後学習では、生徒たちが旅行先で得た情報を元に「問い」の答えを導き出し、グループでオリジナルガイドブックを作成してプレゼンしました。また「修学旅行探究ノート」の振り返りの章に取り組みました。

この活動を通して一番変わったのは、生徒たちに自分たちの目で見てこなければいけない、考えてこなければいけないという意識を育めたことです。自分たちで立てた問いを解決しなければいけないので、その問いに対して活動をする生徒が多かったことが印象的でした。

今後の展開

今回の研修旅行での探究活動で育んだ「考える力」をさらに深めるため、2年生の秋からは学校のある地域をテーマにした探究活動がはじまります。自分が生きている地域の課題を発見し、解決にむけて自分ができることを探していきます。

本事例のメインソリューション