学校・教育機関向け 事例 高校生が別府の魅力をデータ分析してポスター発表!『未来探究ゼミナール』

大分県立別府翔青高等学校 様

大分県立別府翔青高校の1年生121名が、「観光予報DS(Data Science)」アプリを使って観光ビッグデータにアクセスし、そのデータに基づいて地域の魅力や課題を掘り下げ、解決アイデアをポスターにまとめる授業 『未来探究ゼミナール』(全4コマ)に取り組んだ事例をご紹介します。

“大分県立別府翔青高校”
背景

JTBから、生徒たちにとって比較的身近な「観光」や「旅」を通して、探究心旺盛でデータに強く、変化を生み出せる人材の育成につながるプログラムとして提案されました。内容面に加え、このプログラムが経済産業省「EdTech導入補助金事業2020」に採択されており、実施費用のサポートを受けられることもあって採用に至りました。

実施内容

「情報」の授業の4コマを使って、生徒がグループに分かれて地元・別府の魅力を掘り下げ、そのアウトプットとしてポスター制作に取り組みました。ポスターには根拠に用いたデータを掲載しなければならないため、生徒ははじめに「観光予報DS(Data Science)』アプリを使って人口や宿泊、気象などに関するデータから仮説を立て、次に地域の課題や魅力を裏づけるデータを探し出し、それらを組み合わせてグループで結論を導き出し、プレゼンテーションを行い、各自の考えを発表しました。

授業構成(全4回)
1回目

データを調べる(50分) 進行:JTB

  • カリキュラムガイダンス
  • 観光予報DSの使い方レクチャー
  • 観光予報DSを使って、街の魅力や課題、その根拠を見つける
2回目

ポスター制作(45分) 進行:先生

  • 1コマ目の振り返り
  • 観光予報DSを使って、グループでテーマについて議論
3回目

プレ発表/ポスター制作(45分) 進行:先生

  • 各班でパワーポイントを使用し、根拠となるデータつきのポスターを作成
4回目

最終発表会(45分)進行:先生

  • ポスター発表
  • 他班のポスターを審査
  • 活動の振り返りと自己評価
授業の様子

生徒の感想

― この授業の印象は?

  • グループで協力して観光ポスターの図案を考える作業は楽しく積極的に取り組めた。

― ポスター作りで工夫したことは?

  • 年ごとの観光客数のデータから、夏が少ないことが分かったので、火の海祭りなど夏の別府にスポットを当てた。

― この授業で学んだことは?

  • 他県との違いで別府の優位性を示したり、人気の温泉ランキングを入れてアピールした。作業する中であらためて大分県の魅力を知ることができた。
  • データを比較することで状況が把握できること、観光業界の方の考えを知ることができた。仕事の疑似体験ができてとても参考になった。
  • 普段自分の住んでいるところを調べる機会はなく、知らないこともたくさんあったので、データをもとにしながらあらためて自分の住んでいるところの良さや魅力に気づくことができた。調べていくうちにもっと知りたいなと思えた。
先生の感想

生徒は限られた時間の中で一生懸命に取り組めていました。もう少し生徒同士が意見を交わす場面を設定できなかったのが反省点です。4時間目が終了したとき、ポスターに使用したデータをお互い検証した後に、ブラッシュアップさせたポスターを見たい、発表を聞きたい、という気持ちになりました。「観光予報DS」はデータを分かりやすく見ることができて、操作も簡単でした。高校生が扱う教材アプリとしてとても有効なものだと感じました。今後は総合的な探究の時間などで、地域の課題や魅力の考察の時間を予定していますが、その中でも根拠を明確にする活動を大切にしていきます。

関連情報

ICT端末1人1台時代到来!ビッグデータを活用すると探究活動はこう変わる!

担当者コメント
高校生が別府の魅力をデータ分析してポスター発表!『未来探究ゼミナール』
大分支店 (左から)森原富夫/久保夏洋/安部陽菜子
大分支店 (左から)森原富夫/久保夏洋/安部陽菜子

現代のICT社会では、膨大なデータから正しい事実を見つけて情報に変え、論理的に考える思考が欠かせません。また、コンピューティングスキルとしてデータサイエンスが重要視されるなか、ICTリテラシー向上も重要なポイントです。ICTリテラシーを育むには、多様な学校教育活動のなかでも「探究的な活動」におけるICT端末の積極的な活用が効果的です。インターネットから様々なデータにアクセスして課題の設定と情報の収集を行い、仲間との協働学習でそれらを多角的に整理・分析して、客観的な根拠に裏付けられた課題解決アイデアをまとめて発表する。このように、デジタル社会の「文房具」であるパソコンやタブレットの強みを知り、探究プロセスにおいて上手に付き合うことが活用の近道と言えます。今後も、「観光ICTの辞書」とも言える「観光予報DS」を利用した『未来探究ゼミナール』を通じ、継続的なICT教育を実践できる場を作り、すべての世代がICTの恩恵を受けられる社会Society5.0 の実現と、DXに対応できる人材育成の地域格差解消をテーマに、お客様への『実感価値』の提供を行ってまいります。

本事例のメインソリューション