今、「人的資本」の情報開示が話題になっています。資本である人材に投資すれば、新しい価値の創造につながるという考え方です。人材育成の大切な考え方とも言えます。例えば、人材育成として研修や訓練を実施して社員に知識やスキルを身につけてもらい、自社の発展に貢献してもらうというものです。近年、投資家の多くが企業に対して人的資本に関する情報開示を求めるようになりました。リーマンショックにより、財務諸表だけでは企業の価値を正確に評価できないという事実が明るみになったことが背景にあります。「人的資本」は、人材を「人的資本」、投じる資金を「価値創造に向けた投資」と捉える素晴らしい考え方ですが、人事や経営者の方から「数値可視化後に何をしたら良いかイメージが難しい」という声をお聞きします。
EVP(Employee Value Proposition)とは、「従業員が実感できる、その企業で働く価値」のことで、従業員エンゲージメントを高める取り組みです。コロナ禍により人々の価値観が多様化し、働き方改革もさらに進展しました。人材の流動化が進む中、優秀な人材獲得に苦戦している会社も増えています。このような背景から、EVPを主軸に経営を進める「EVP経営」に注目が集まっています。「EVP経営」には、さまざまなメリットがあります。社員の「EVP=その会社で働く価値」が高まれば、帰属意識や貢献意欲が向上します。そのような社員の行動は、職場のコミュニケーションを活発化させ、他の社員のモチベーションやEVPを高めます。これが好循環となり、組織の活性化につながります。本資料では「EVP経営」の実践ポイントや事例もご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
本資料は「HRカンファレンス2022-春-」にて満員となりましたオンラインセミナーのまとめです。
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『日本の人事部』HRカンファレンス2022-春-講演レポートより