株式会社浜倉的商店製作所 様は、東京都中央区にある、飲食レジャー施設の企画・開発の会社です。これまで全国の生産者と連携して、都内の横丁で地域食材の魅力を発信する仕組みをつくってきました。2024年11月に開業した新たな拠点である「グランハマー」に、訪日外国人にも訪れていただくために、受け入れ環境整備やインバウンド向けのプロモーションを実施しました。

- 背景
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浜倉的商店製作所 様は、「横丁」という空間を通じ、地域と都市をつなぐ取り組みを行ってきました。2024年11月には、新橋SL広場前に新たなフードエンターテインメントレジャービル「グランハマー」を開業。近年急速に増加傾向の訪日外国人に対しても来店促進に資する取り組みを強化し、地域の魅力を世界に発信していきたいと考えていました。
- 課題
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- 施設の魅力をうまく表現したい
- 訪日外国人からの認知を獲得したい
- インバウンド施策に対する知識が限定的
- インバウンド誘客施策・全体設計に関して適切に進めたい
- 実施内容
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「グランハマー」の認知向上に向け、リアルポイントとデジタルを掛け合わせた4つの施策を実施。
施策01メディアのCMを活用したプロモーション
メディアの広告枠にプロモーション動画を掲載し、施設の魅力を発信。
施策02施設ホームページの多言語対応とマイクロドローン撮影による魅力発信強化
施設の魅力を国内外により効果的に伝えるため、ホームページの多言語対応(日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字))を支援するとともに、施設全体(地下1階~8階/屋上)をマイクロドローンで撮影。施設のスケール感やユニークな構造を、臨場感あふれる映像で紹介できる仕組みを整備。
訪日外国人を含む幅広い層に対して、グランハマーの世界観や体験価値が直感的に伝わる環境を支援。施策03近隣ホテルセールス代行
JTBが培ってきたネットワーク及びリレーションを活かし、近隣ホテルへのセールスを実行。訪日外国人にとってのニーズをお伝えし、多言語冊子の設置の協力を依頼。
施策04OTA(オンライン・トラベル・エージェント)を経由した販売ルートの構築
施設内のレストランで行っているステージショーを体験コンテンツ化し、JTB BOKUN(※1)(「O」はアキュート・アクセントを付した「O」)を活用した予約管理を開始。また、海外のOTAとも連携することで、旅マエ段階での認知拡大へつながった。
- 体験アクティビティ商品のオンライン販売、および予約在庫の一元管理ができる予約管理システム。
- JTBならではのサポート
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やみくもにプロモーションを打つのではなく、 まずはJTBの持つ外国人コミュニティを活用して顧客ニーズの分析を実施。いつのタイミングでどのようなプロモーションをすれば情報が届き、グランハマーへ訪れていただけるのかを検討の上、上記4つの施策を打ち出しました。
またプロモーションに限らず、インバウンド対応の環境整備の見直しなど、実際に訪れてくださった方の体験価値を高めるための施策も実行しました。JTBの役割(サポート事項)
- 導入効果
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JTB BOKUNを活用したプロモーション施策により、体験コンテンツの新規予約が増加し、来店者数の向上につながりました。
さらに、来店者の体験価値を高める取り組みを実施したことで、ポジティブな口コミが広がり、新たな訪日外国人の来訪を促す好循環を生み出しています。
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"巡り合わせ""出会い"のきっかけを創り、縁を繋ぐことは私たちの役割です。
『賑わい創出プロデュース』という新たな役割で、お客様の課題解決に貢献しつつ、共に社会課題解決にも資する取り組みにも挑戦していきます。
我々がインバウンドの人流を捉え、日本の様々な魅力との"巡り合わせ""出会い"を提供し続けることは、企業・地域社会の発展にもつながっていくと信じてやみません。
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