日本小売業協会様は、多くの百貨店やスーパーマーケット、GMSなどが加盟している業界団体です。eコマースの台頭やキャッシュレス化、業態の垣根を越えた事業展開など大きく環境が変わりつつある小売業。会員各社を取り巻く環境が目まぐるしく変わる中、小売業の変革と持続的な成長のために様々な取り組みをされており、最新テクノロジー見本市「CES2020視察ツアー」もその1つです。2020年1月、世界最大級のテクノロジー見本市「CES2020」を小売業の視点から視察・体験頂くと共に、ラスベガスの街を巡る最新小売業態視察ツアーを実施されました。
- 背景
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小売業が抱える課題「eコマースの台頭」「慢性的な働き手不足」を解決するヒントを得ると同時に、大きなデジタル転換期にある小売業の持続的な成長のため、最新技術が一堂に会する見本市「CES2020」(開催地:米国ラスベガス)の視察ツアーを企画されました。
- 課題
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- 小売業が抱える課題を解決するヒントに繋がるブースツアーの企画
- 参加企業業種、参加者層に応じた視察先の選定
- CESに精通した流通コーディネーターの選定
- 見本市特有の旅行代金高騰化への対応、煩雑な手配のスムーズ化
- 実施内容
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当初は現地在住のベテラン流通専門コーディネーターのみを手配していましたが、ツアーの満足度を高めるため、CESに精通した業界人と2名体制でツアーを実施いたしました。
到着日には、「CES2020 」の概要をお伝えするセミナーと参加者同士のネットワーキングのための懇親会を開催。「CES2020」の視察では、流通専門コーディネーターとCESに精通した業界人が分担して会場内のブース説明を行い、小売業の視点で最新テクノロジーを体感頂きました。
またラスベガスの街に出て最新の小売業態に触れる視察プログラムも用意し、アメリカの小売業の現状と最新情報をご案内しました。
- スケジュール
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Day1 日本出発
ラスベガス到着後「CES2020」概要セミナーと交流会
Day2 「CES2020」視察Day3 「CES2020」視察 または ラスベガス商業施設自由視察Day4 ラスベガス市内流通視察Day5 現地出発Day6 日本到着
- 導入効果
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最新のテクノロジーを小売業の目線で体感でき、またラスベガス市内での流通視察では現場を直に見ることができました。参加者自身の目で見て、触れてと自社の事業変革のためのヒントを数多く持ち帰ってくださったようです。
参加者からも「事前資料の配布にはじまり、初日のセミナーとコーディネーター・業界人の様々な角度からの解説によりCESの位置づけやこれからの流れをわかりやすくご教示いただき感謝しております」といったコメントが寄せられました。
- おすすめポイント
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どの企業にも必要とされているイノベーション。デジタル技術の進歩は、どの業界業種にとっても切り離せないテーマです。どんな技術が開発されているのか?自社の事業で将来どのように役立てられるか?直接体験・体感できる機会は今後一層重要になってくると考えられます。ぜひ貴社でも視察ツアーをご検討ください。
これまでも日本小売業協会様の米国視察ツアーを企画実施しておりましたが、今回世界最大級の見本市「CES」のツアーを担当し、ご参加の皆様にご満足頂けたことを大変光栄に思っております。
企画した当初から日本小売業協会様もツアーに賛同頂いていましたが、他のCESツアーとどう差別化するのか?ご参加の皆様にどのようなバリューを提供するのか?一番の課題は小売業とCESをどのように結びつけるか?などの課題をクリアしないことにはツアーは成立しないと言われていました。コーディネーターからも「小売業はデジタル分野で5年遅れている」と指摘がありましたので、無理に小売業とCESを結びつけるのではなく、世界のデジタルトレンドを過去~現在~未来がどのように歩んでいるのかを俯瞰して見ることで、参加企業様の将来の方向性を見出すヒントを得ることを視察の目的とし、ツアーの実施が決定されました。日本小売業協会様をはじめ、ツアーに関わられた皆様に感謝申し上げます。