コロナ禍で注目されるようになったオンラインツアー。皆さまは参加されたことがありますか?オンラインツアーには、「どこからでも参加できる」「家族も参加できる」などさまざまなメリットがあります。今回は、JTBの社員が家族イベントとして企画した3カ国世界旅行の様子をレポート。全国の仲間とリモートでつながり、在宅勤務で訛りがちな体を家族と一緒に動かしながら、みんなで楽しむことができたそうです!
企画のきっかけ
コロナ禍で社員間のコミュニケーションが希薄に。家族と過ごす時間も増えた。
2021年2月 全国71ファミリー・160名以上のJTB社員とその家族が参加したオンラインツアーが実施されました。企画したのは、JTBのママさん社員の有志の集いである「びーmama」。コロナ禍により在宅勤務が増え、社員同士の業務外のコミュニケーションが減少している中で、支店を越えたイベントを通じて、社員間の交流を促し、それぞれのエンゲージメント向上に繋げていきたい。また在宅勤務日・休業日と家にいる時間が長くなるなかで、家族時間の充実を図っていきたい。そんな思いから本イベントを企画しました。
「びーmama」とは?
JTBのママさん社員の有志グループ。育児をしながら働く女性社員同士が、悩みや情報交換を通じて交流し、お互いにモチベーションを高め合っていくことを目的につくられました。
オンラインツアーって実際どんなもの?
今回、配信ツールには、オンライン会議システムのZoomを使用しました。あくまで主役は子どもたちということで、Zoomに表示される名前も社員の名前ではなく、お子さまの名前に変更して参加してもらいました。案内役の添乗員も終始子どもたちに呼びかけるスタイルを取りました。
ツアーは、JTBの仕事内容(=パパ・ママのお仕事)紹介に加え、イギリス、南アフリカ、タイの世界3か国を周遊。その土地の魅力を味わいながら、親子でバーチャル旅行を体験しました。またツアー中には、クイズや体を動かす体操ゲームが織り交ぜられ、60分間親子で体を動かしながら楽しみました。画面上では、各家庭の様子も見ることができたため、みんなで同じイベントを楽しむ一体感を味わうこともできました!
ツアー内容
01ツアー添乗員からのご挨拶(ママさん社員が担当しました!)
02会社訪問 実際のオフィスをバーチャルで見学!
添乗員がオフィスの中をご案内! オフィス見学をしながら、途中途中でママ・パパの働いている写真を投影し紹介。
普段、働いている姿を見る機会がない子どもたちも喜んでいました。また会社にまつわる3択クイズも出題。
子供たちが楽しそうに番号札をあげて回答していました。
実際の旅行カウンターを紹介したところで、なんと旅行を予約してくれているという嬉しいサプライズが!
いざ、オンラインツアーに出発です!
03いざ、海外へ!世界3か国オンラインツアー
- イギリス・・・ビッグベンなどの観光名所めぐり
- 南アフリカ・・・たくさんの動物に会えるサファリツアー
- タイ・・・寺院など観光名所めぐり、ムエタイ見学
ツアー中の仕掛け
01楽しく回答!訪問先クイズ
イギリスやタイなど訪問先にまつわるクイズを出題。
02体操ゲームで運動不足解消に!
- 水泳体操=飛行機が出発してしまい、泳いでイギリスに!
- さかな釣り体操=フィッシュ&チップスをつくるために魚釣り!
- ムエタイ体操=シャドーボクシングならぬ、シャドームエタイ!
参加者の反応は?
参加者からは「ゲーム感覚で世界旅行、楽しみながら体を動かすことができ良い時間になりました」「子どもたちにとって、お父さんお母さんが、普段どんな所でどんな仕事をしているのか、知るきっかけになってよかった」「クイズや体操など、とても楽しんで参加をしていました!」といった感想が寄せられました。またオンライン開催についても「子どもが2歳のため、楽しめるか不安だったが、逆にオンラインのため、ぐずっても他の人に迷惑にならず気軽に参加ができた」「リアル開催の場合、往復の移動時間なども考えると1日がかりですが、今回のようにオンライン開催の場合、時間が短縮されるので非常に参加しやすいと感じました」など非常に前向きな声が多く、改めてオンラインツアーのメリットが明らかになりました。
企画担当者に聞いた!オンラインツアーを終えてみて
横浜支店:嶋田 幸子
とにかく「楽しいこと、元気が出ることをやりたい!」から始めた企画でしたが、沢山の方にお申込み頂く一方で「本当に楽しんでもらえるのか...」「ご家族の笑顔につながるのか...」という不安だらけで当日を迎えました。当日、オンラインでご家族に呼び掛けた時に、恥ずかしがりながらも手を振ってくれたり、親子で一生懸命体操をしている姿を見て、私自身が「笑顔のパワー」をたくさんいただくことになりました。オンラインだからこそ、全国のパパ・ママや、育休中の方とも繋がることができ、支店を越えたイベントならではの意義や今後の可能性も強く感じるイベントとなりました。
新宿第二事業部:片山 はるか
開催に際して、「交流を創る」というダイバーシティの観点、「新たな価値を創る」という営業的観点、双方の意義を幾度となく考え実施に至りましたが、振り返っての一番の気づきは「人の笑顔は、誰かを笑顔にし、また誰かを前向きにする」というシンプルなものでした。開催に際して悔やむ点はありましたが、この暗澹たる日々だからこそ、人の笑顔とプラスの気持ちを生み出し、イベントを中心として会話が生まれ、社員自らが未知のものへ踏み出す意義は大きいのではないかと考えています。『トライ&エラーで!』という私たちの気持ちが一人でも多く方に響き、勇気づけ、自分も何かにチャレンジしてみようと奮起立つキッカケとなっていましたら幸いです。
まとめ
オンラインツアーは、何より参加がしやすいという利点があります。実際に参加者からも「リアルに抵抗のある人はオンラインはハードルが低いから社内イベント等への抵抗感がある人を巻き込むには良いツール」「オンラインイベントとリアルイベントは、比較するものではなくていずれも良さがあるから使い分け次第」といった声が寄せられました。
全国の仲間とのつながりや家族同士のつながりなど、これまでになかった絆を生み出すイベントが可能です。イベント内に会社での業務内容(パパママの仕事)を紹介するコーナーを設けることで、会社理解の深化や企業とご家族とのエンゲージメント向上も期待できます。
貴社でも社員とご家族を交えたイベントにオンラインツアーを活用してみてはいかがでしょうか。