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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 【ツアーレポート】JTBおうちで旅体験! 共生と再生・サステナブルが息づく街カナダ「トロント・ナイアガラオンラインツアー」

2022.09.28
旅行
従業員満足(ES)向上
サステナブル

コロナ禍で社員旅行や社内外のイベントの自粛が続き、社員間のコミュニケーションに課題を抱える企業が増えてきました。そのような中、従業員のエンゲージメントを高めるツールとしてオンラインツアーが注目されています。また、オンラインツアーは、商品やサービスの魅力を伝えるためのセールスプロモーションに取り入れられるなど、顧客とのコミュニケーションツールとしてもニーズが高まっています。JTBでは、2022年6月に、実際にオンラインツアーを体験いただくためのモニターツアーを開催しました。今回は、そのモニターツアー「トロント・ナイアガラオンラインツアー」の一部をレポートします。オンラインツアーの活用をご検討されている総務・人事ご担当者様、セールスプロモーションご担当者様は必見です。ぜひ、ご覧ください。

オンラインツアー開催概要

開催日
2022年6月11日(土)9:00~10:30(日本時間)
企画
JTB(仕入商品事業本部)
協力
オンタリオ州観光局
実施
JTB(仕入商品事業本部)本部・JTB International Canada(LIVE中継)

プログラム

PART1

  • 司会者紹介・導入・プログラム紹介
  • 【LIVE】オンタリオ湖畔より/【LIVE】ナイアガラの滝より

PART2

  • 【録画】カナダ、オンタリオ含むトロント基本情報
  • 【録画】エアカナダより「気候変動適応計画」
  • 【動画】UPエクスプレス、トロントTTC、ユニオンステーションより「環境・ユニバーサル・クリーンエネルギー」
  • 【録画】シティバイキング(自転車専用レーン)
  • 【LIVE】トロントダウンタウン(金融街・シティホール)/【LIVE】ナイアガラの滝より(移動中)
  • 【録画】トロント ディスティラリー地区「カナダ国定史跡の繁栄と衰退と修復と再生・食コンテンツ・CAFÉ」

PART3

  • 【録画】ナイアガラの滝紹介・ナイアガラシティクルーズより「環境に配慮した仕組み」
  • 【録画】ナイアガラのホテルより「SDGsの取り組み」
  • 【録画】ナイアガラの成り立ち、歴史、カナダのワイン生産(ナイアガラの地形・気候)
  • 【録画】ナイアガラ パワーステーションより「築115年の歴史ある建物の再生・新アトラクション」
  • 【録画】ラビンビンヤードより「オーガニックのこだわり・アイスワインの奇跡・地産地消・未来への取組」
  • 【LIVE】トロントダウンタウン(ヤング&ダンダス広場)より/【LIVE】ナイアガラ(イルミネーション照射台より)
  • Q&A・エンディング

今回のモニターツアーのテーマは「サステナブル」 

最近よく聞くようになった「SDGs」。これは「Sustainable Development Goals」の略称で、国連が定めた、2030年までに世界が達成するべき「持続可能な開発目標」のことです。世界的にSDGsが浸透する今、サステナブルな取り組みに注目が集まっており、日本においても各企業がCO2削減に本格的に取り組み始めるなど、SDGs推進に向けての機運が高まっています。

今回の「トロント・ナイアガラオンラインツアー」は、街の魅力を体験していただくと同時にサステナブルな取り組みについても学べる、時代背景を反映した内容としました。旅の舞台となるカナダは、サステナブル先進国です。多種多様な人々が暮らすトロントの街並みや、大迫力のナイアガラの滝をライブ中継でつなぎ、各地に息づくサステナブルな取り組みを現地在住のレポーターがお伝えしました。

【LIVE】トロントダウンタウン(ヤング&ダンダス広場)より

多国籍な人々が幸せに暮らす街「トロント」

現地レポーターは、カナダ人の奥様とトロントに暮らす森貞二さん

まずはトロントのダウンタウンにある「ダンダス広場」から中継。日本時間の朝9時はカナダ時間では夜の8時ですが周囲はまだ明るく、背後には東京やNYのようなビルがそびえ立ち、電光掲示板が光っています。トロント市内を南北に貫くメインストリート「ヤング通り」の下には地下鉄が走り、通り沿いには商店街やデパート、スーパーが立ち並び、日中は大勢の買い物客や通勤で利用する社会人、学生などでにぎわいます。

ツアー当日は「ルミナートフェスティバル」という美術の祭典が行われていて、夜の8時を過ぎてもまだ人通りが多く、大きな音で音楽が鳴り響く

オンラインツアーが開催された6月は、性的マイノリティーの人々の権利を啓発する「プライド月間」で、その一環として、280万人の人出が見込まれる「プライド・パレード」が開催されました。多種多様な人種や文化が混在するトロントでは、人々は違いを認め、尊敬しあいながら幸せに暮らしています。「多様性」は、「SDGs」を実現するための重要なキーワードです。

トロントのコロナ感染状況

東京都の人口とほぼ等しいトロントを含むオンタリオ州の1日の新型コロナウイルス感染者数は891人(2022年6月時点)で、公共交通機関、病院等を除き、マスクの着用義務はすでに解除されています。現在も建物の中では3~4割の人はマスクをしていますが、街中でマスクをしている人はほとんど見られません。少しずつ、コロナ前の活気や生活を取り戻しつつあります。

【LIVE】ナイアガラの滝より 豪快な水しぶきが大迫力の「ナイアガラの滝」

レポーターはナイアガラの滝付近に暮らす杉江寛子さん

続いて、トロントから約70km、車で約1時間半の距離にあるナイアガラの滝に中継をつなぎました。ナイアガラの滝は、カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝の3つからなり、一番大きなカナダ滝の大きさは、幅670m、高さ50mで、ものすごい水の量が轟々と流れ落ちる圧巻の光景です。

上空から見ると弧を描いたような形をしていることから、「馬蹄滝」とも呼ばれている

カナダ滝近くにある「テーブルロック広場」には、滝を見ながら食事ができるレストランやアトラクション、お土産店、カフェが軒を連ね、観光拠点として多くの人が訪れます。アトラクションの中でもっとも有名なのは滝を裏側と横側の間近から見られる「滝の裏側観光」です。参加者には使い捨てのレインポンチョが配布されるのですが、その素材は生分解性プラスチックです。使用後のポンチョはほとんどが出口で回収されてリサイクルされますが、万が一捨てられてしまっても生物分解され、自然に負荷を与えないよう考慮されています。

公共交通機関のサステナブルな取り組み

紅白のストリートカーはトロントの象徴的な風景

公共交通機関が充実しているトロントは、観光する際にも鉄道と徒歩の移動でほとんど困りません。もともとは自動車社会でしたが、最近は環境意識が高まり、車を持っている人も電車通勤に切り替えているようです。ここで公共交通機関の取り組みをご紹介します。

Toronto Transit Commission(TTC)の取り組み

2025年までに新型バスのCO2排出量をゼロにする目標を掲げ、2033年までにバス全体のCO2年間排出量を83%減らすことや、ライトレールと地下鉄の拡張を計画しています。バリアフリー化も積極的に進めていて、現在は車両のすべてと半分以上の地下鉄駅が車椅子に対応。2025年までにすべての駅をバリアフリーに改修する予定です。

オンタリオ州の各都市は自転車専用道路が充実。観光の際には自転車での移動もおすすめ

「多様性が繁栄をもたらす」という先住民の教え

ふたたびトロントの市役所前広場の噴水から中継をつなぎました。ここは、「TORONTO」という看板で記念写真を撮る人も多い市民の憩いの場。冬は氷点下20℃以下になるので無料のアイススケート場として活用されています。

「TORONTO」の看板のTの文字の横にあるのは、先住民のシンボルであるメディシンサークル。すべてを包含するという意味があり、いろいろなものが関わり合うことを意味しているそうです。トロントには多様な人々が住んでいて、SDGsという言葉が使われる以前から、多様性が繁栄をもたらすという考え方が根付いています。

トロントは世界有数の多民族多文化がつまった都市。「モザイクトロント」とも呼ばれる

歴史ある建物が流行の発信地に「ディスティラリー地区」

セグウェイツアーを運営するアーロン・ビンダーさん

ユニオン駅を東に2キロほどいくと、ディスティラリー地区に到着します。ここはかつて世界最大のウイスキー醸造所として栄えていた場所で、当時の建物を改修して大切に保存。後世に歴史文化を伝える重要な場所となっています。ギャラリーやレストランなど、約70店舗のユニークなお店が立ち並ぶ観光スポットであると同時に、何千年も前からここに住んでいた先住民の歴史や、世界最大のウイスキー醸造所になった経緯や、過去に起こった爆発事故など、さまざまなことについて学べます。

1990年代に取り壊されそうになったこともあったが、現在の所有者が買取し保存していくことに。カナダ国定史跡にも指定されている

「カナダは若い国なので長い歴史を振り替えることはできないが、先住民の文化に触れ、歴史を理解し、尊重するためにどう学んでいくか。なぜここを保存することが重要なのかを知ってほしい」とビンダーさん。

カナダ建国から数十年の間、国の経済的な原動力の一部で、カナダの発展に貢献したこの場所を保存し、街や建物を守ることが歴史を守ることにつながります。


まとめ

新たな旅のスタイルとして登場したオンラインツアーは、自宅にいながら気軽に海外旅行気分が味わえる点が、人気です。今回のオンラインツアーでは、記事でご紹介したほか、街の歴史や文化、お店の情報に加え、現地で暮らす人々のサステナブルなライフスタイルや取り組みにも触れ、盛りだくさんな内容でした。これからの時代、「SDGs」への貢献、サステナブルな取り組みは、私たちの生活や企業活動と切っても切れない関係にあります。オンラインツアーは、研修や視察旅行のほか、社員のコミュニケーションのためのイベント、福利厚生として家族向けに開催するなど活用が広がっています。また消費者キャンペーンの応募者にオンラインツアーをプレゼントするなど、セールスプロモーションでの活用も進んでいます。

オンラインツアーはコロナ禍が収束してから行きたい国の「旅の予習」としてはもちろん、視察や研修旅行の事前学習のツールとしても活用いただけます。JTBでは、目的に沿ったオリジナルな旅をご提案します。オンラインツアーの活用をご検討の際は、ぜひご相談ください。


ホワイトペーパー(お役立ち資料)オンラインツアー・オンラインイベント事例集 (オンライン活用のポイント付き)

コロナ禍によって多くの企業イベントが延期・中止となる中、今出来る「新しいカタチ」を求めて、社員旅行・お客様向けイベント・会員向けイベント・消費者キャンペーン・社内研修などでの「オンライン」活用が増えています。「プライベートなら想像できるが、企業におけるオンライン旅行とは…」「オンラインで目的を達成できるだろうか」「実施している会社はどのような工夫を凝らしているのだろうか」ニューノーマル時代の新たなイベントを検討している皆さまに、実際にオンライン活用をして「事例集」をお届けします。新しい企画のヒントに、ぜひご覧ください。


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