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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 企業のSDGsへの取り組み事例7選 ~企業がSDGsに取り組むべき理由など併せて解説~

2021.12.23
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SDGsとは、国連総会で採択された持続可能な開発目標です。SDGsに取り組むことで、事業機会の創出や企業価値の向上、社員のモチベーションの向上などが期待できます。この記事では、企業の経営層やブランドコミュニケーション担当者様に向け、さまざまな企業のSDGsに関する取り組み事例を紹介します。ぜひ、参考になさってください。

SDGs

SDGsとは?

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際社会共通の目標です。2020年12月に株式会社朝日新聞社がSDGsの認知度を調査したところ、調査対象者の45.6%が「SDGsという言葉を聞いたことがある」と回答しました。日本においてもSDGsの認知度は、高まりつつあります。

参考:SDGsとは?|外務省

参考:【SDGs認知度調査 第7回報告】SDGs「聞いたことがある」約5割│2030SDGsで変える Powered by 朝日新聞

SDGsへの取り組みに積極的な企業は39.7%

株式会社帝国データバンクが2021年6月に行った調査によると、SDGsへの取り組みに積極的な企業は39.7%で、前年より15.3ポイント増加していました。

たとえば、ある自動車部品メーカーは、SDGsへの取り組みとして、学生や自治体との産官学連携イベントに参加。イベントでは、各企業と学生がチームを組み、「2030年までにありたい未来」についての目標を決めて議論を展開。イベント当日にはチームメンバー全員でプレゼンテーションを行いました。各チームが提案したSDGsに関する取り組みは実際に実行され、活動内容はSNSを通じて公開されています。

参考:SDGsに関する企業の意識調査(2021年)|株式会社帝国データバンク

企業がSDGsに取り組むべき理由

SDGsに取り組むことで、企業として存続していくための新たな事業機会を創出できる可能性があります。

また、SDGsの取り組みの一環として社会や環境へ貢献すると、ESG投資の対象として評価が高まります。ESG投資とは、環境・社会・企業統治に配慮している企業をターゲットとした投資です。近年、多くの機関投資家がESG投資に力を入れています。SDGsへの取り組みにより、ESG投資の対象となり、企業価値の向上が期待できます。さらに、SDGsへの取り組みは社員の社会貢献意欲を満たします。それにより、モチベーションが高まり、採用力の強化にもつながります。

SDGs17の目標別にみる企業の取り組み事例

SDGsには、17の目標があります。ここでは、17の目標ごとに企業の取り組みをご紹介します。

目標01貧困をなくそう

ある電機メーカーA社では、貧困をなくすための雇用創出と、人身売買を規制するための取り締まり活動を支援しています。また、太陽の光で充電できる照明器具を海外の支援団体や貧困家庭に配布し、生活をサポートしています。

目標02飢餓をゼロに

ある食品メーカーB社では、通常は廃棄される卵殻を利用して、飢餓をゼロにする取り組みを実施しています。天日干しした卵殻には豊富なカルシウムが含まれており、卵殻を肥料として使うことで、水稲の収穫量の改善が確認されています。

目標03すべての人に健康と福祉を

ある総合エレクトロニクスメーカーC社では、自社のデジタルテクノロジーを健康と福祉のために活用しています。卓越したテクノロジーのもと、健康に関する相談窓口となるチャットボットや、飛沫感染のシミュレーションなどを提供し貢献しています。

目標04質の高い教育をみんなに

ある証券会社D社は、金融リテラシーを高めるために、簡単にアクセスできる金融サービスを手がけています。若い世代に資産形成の方法や経済についての考え方を伝えるなど、質の高い金融経済教育を受けられるよう取り組んでいます。

目標05ジェンダー平等を実現しよう

ある消費財化学メーカーE社は、ジェンダーの平等に向けた活動を推進しています。同社は、早期に育児支援制度を確立し、女性のワーク・ライフ・バランスを支えました。結果、女性の管理職が増え、近年は系列子会社の社長にも、女性が選ばれています。

目標06安全な水とトイレを世界中に

ある化粧品メーカーF社では、人と環境にやさしい商品づくりに取り組んでいます。自社では、短期間で自然に分解される無添加の材料にこだわり、人と自然にやさしい製品の普及に努めています。

目標07エネルギーをみんなに そしてクリーンに

低炭素社会への移行に向け、ある総合商社G社では電気自動車の普及に取り組んでいます。また、自動車工場への太陽光発電システムの導入や、電気自動車に使われる中古電池のリユースにも取り組んでいます。

目標08働きがいも経済成長も

あるスーパーマーケットチェーンH社では、生産者のやりがいの向上と、経済成長の両立に取り組んでいます。農作物を生産者の顔が見える状態で販売する、人手不足の農家を支援するなどの取り組みにより、生産者と深くかかわりながら企業活動を行っています。

目標09産業と技術革新の基盤をつくろう

産業と技術革新の基盤に向け、ある自動車メーカーI社では、無償で技術を公開しています。自動車の安全性やロボットにかかわる技術まで、自動車以外のカテゴリーでも社会に貴重な情報を提供しています。

目標10人や国の不平等をなくそう

人材派遣や求人広告を手掛けるJ社では、SDGsの目標である「人や国の不平等をなくす」に取り組んでいます。同社は独自のサービスデザインモデルでさまざまサービスを展開し、企業と一般消費者を結びつけ、目標達成に貢献しています。

目標11住み続けられるまちづくりを

ある電気通信事業者K社では、緊急時に安定して使える通信インフラの維持に取り組んでいます。災害を想定した伝言サービスを開発したり、訓練を実施したりして、人々が安定して住み続けられるまちづくりに貢献しています。

目標12つくる責任つかう責任

ある飲料メーカーL社では、ペットボトルを再びペットボトルとして活用する技術を生み出しました。また、同社では2030年を目途に、化石燃料由来の原料を使わないペットボトルの生産技術を確立するという目標も掲げています。

目標13気候変動に具体的な対策を

ある航空会社M社では、気候変動への対策として、植物を原料とした燃料の開発や、航空機による上空の二酸化炭素濃度の観測などに取り組んでいます。また、日頃の運行で発生する二酸化炭素の削減も検討中です。

目標14海の豊かさを守ろう

ある海運会社N社では、海洋環境を守るための活動として、船舶の衝突に備えた衝撃吸収材の開発や、海洋プラスチックの調査協力などに関わっています。ほかにも、廃油の適切な処理、船のリサイクルなどにも取り組んでいます。

目標15陸の豊かさも守ろう

ある化粧品メーカーO社では「2030年度までに二酸化炭素の排出量を削減する」として、定量的な目標を掲げてエコ活動に取り組んでいます。また、自社独自の「エコマーク」を制定し、顧客とともに環境を守る活動を推進しています。

目標16平和と公正をすべての人に

ある航空会社P社では、自社独自の人権方針を制定しています。また、人権が正しく守られるように、苦情窓口の整備や、航空機を利用した人身取引を阻止する活動にも貢献しています。

目標17パートナーシップで目標を達成しよう

ある人材派遣会社Q社では、発達障害者の就業や学習のために、顧客や一般企業、行政などの各種機関と連携して、数々のイベントやセミナーを開催しています。パートナーシップにより、発達障害者の豊かな人生をサポートします。

業界別にみる取り組み事例7選

先述のとおり、さまざまな業界でSDGsに取り組む動きが見られます。ここからはSDGsへの企業の取り組み事例を紹介します。

業界事例① 電機

ある電機メーカーでは、すぐれた技術を駆使して数々の施策を実施しています。なかでも「目標【3】すべての人に健康と福祉を」については、指紋認証を活用した管理システムの開発、生体認証を用いた電子母子手帳などで世界中に貢献しています。

業界事例② IT

あるIT関連企業では「目標【9】産業と技術革新の基盤をつくろう」に注力して、SDGsに取り組んでいます。同社は長年にわたり培ってきた通信インフラを通じて、社会に貢献しています。

業界事例③ 証券・保険

ある証券・保険会社では「目標【4】質の高い教育をみんなに」について、重点的に取り組んでいます。たとえば、同社は、ウェブマガジンなどを通じた金融知識の提供、金融関連の研究センターの設立などにかかわっています。

業界事例④ 飲料

ある飲料メーカーでは「目標【6】安全な水とトイレを世界中に」を、SDGsの最重要課題に掲げています。具体的には、水循環の理解・節水や再利用・浄化活動などを通じて地域社会に貢献しています。

業界事例⑤ 物流

ある物流企業では「目標【15】陸の豊かさも守ろう」にかかわる活動として、梱包資材の削減や、エコロジーな梱包資材の開発に取り組んでいます。また、使用済み段ボールの回収や再利用も実施しています。

業界事例⑥ エネルギー

あるエネルギー関連企業では「目標【7】」「目標【9】」「目標【11】」「目標【13】」に注力しています。たとえば「目標【7】エネルギーをみんなに そしてクリーンに」では、再生可能エネルギー源の拡大や、天然ガスの有効利用によるCO2排出削減に取り組んでいます。

業界事例⑦ 販売・サービス

ある販売・サービス企業では「目標【1】」「目標【12】」「目標【17】」について励んでいます。たとえば「目標【1】貧困をなくそう」では、廃棄商品の再利用を促進しています。

企業がSDGsに取り組むうえでの注意点

SDGsの取り組みを企画する際は、取り組みがSDGsの本質を捉えているか、取り組みは持続可能なものかを見極めて検討する必要があります。「取り組みに企業らしさが反映されているか」「社員のモチベーションを低下させないか」という点についても熟考する必要があります。またSDGsウォッシュにも注意が必要です。SDGsウォッシュとは、実態がないのにSDGsに取り組んでいるかのように見せようとする行為のことです。たとえば、「都合のよい情報だけを開示する」「取り組みはアピールしているものの実績は証明できない」などが挙げられます。SDGsウォッシュは企業のイメージダウンにつながるため、情報発信時には注意しなければなりません。


まとめ

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際社会共通の目標であるSDGs。社会貢献への機運の高まりやESG投資の考え方の浸透など企業を取り巻く環境は大きく変化してきました。これからの時代、企業は「利益を上げる」だけでは存続できない時代です。SDGsに取り組むことは社会的要請とも言えます。しかし、SDGsに取り組むことは、新たな事業機会の創出や優秀な人財の確保、社員のモチベーション向上など企業にとっても多くのメリットをもたらします。すでに多くの企業が自社の事業を活かしながらSDGsの取り組みを進めています。この機会に貴社でも、SDGsへの取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。


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企業と世界をつなぐ未来志向の「共通言語」、それが「SDGs」です。SDGs実現のためには、企業の参加が必要不可欠です。ここ数年で日本でも注目されつつあるESG投資の流れからも、持続的な企業価値の向上、企業成長には、SDGsの視点は必須です。貴社ではどのような取り組みをされていますか?SDGsの取り組みを検討されている皆さまへ、ヒントをお届けします。

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