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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 社員旅行の予算は?予算設計の考え方・人気の行き先・おすすめプラン・日程の決め方を解説

2026.09.07
旅行
人材・組織力強化
従業員満足(ES)向上
HR(Human Resources)

社員旅行の予算を検討する際は、単に金額を決めるだけでなく、実施目的や参加人数、行き先、日程などの条件を踏まえて計画することが大切です。

社員旅行にかかる費用は、旅行内容や手配条件によって大きく変動するため、自社に合った予算設計が求められます。

本記事では、社員旅行の予算を決める際の考え方や費用の内訳、行き先・日程の選び方、幹事が押さえておきたい準備のポイントまで解説します。

目次が表示されます。(編集禁止)

この記事で分かること

  • 社員旅行の予算相場は日帰り・宿泊・海外など、旅行形態や目的によって大きく変わる
  • 予算は「1人あたりの費用×参加人数」を基本に、会社負担と自己負担の割合や福利厚生制度とのバランスを踏まえて設計することが重要
  • 人気の行き先は箱根や沖縄、北海道などの国内旅行に加え、台湾や韓国などのアジア圏も定番で、予算や移動時間に応じた選択が満足度を左右する
  • 社員旅行の日程は業務への影響や参加率を考慮し、繁忙期を避けた日程を中心に、目的や行き先に合わせて無理のないスケジュールを組むことが重要
  • 予算だけで企画を決めるのではなく、参加者ニーズや組織課題に合わせたプラン設計と十分な事前準備を行うことで、社員旅行の効果を最大化しやすくなる

社員旅行の予算内訳とは?

社員旅行の予算は主に、交通費・宿泊費・食事費の3つで構成されています。一般的には宿泊費が40~50%と最も大きな割合を占め、次いで交通費が20~30%、食事費が20%前後となる構成が多く見られます。

ただし、旅行先や移動手段によってこの比率は変動します。例えば、遠方への旅行では交通費が増加し、宿泊施設のグレードが高い場合は宿泊費が大きくなります。

社員旅行の予算の決め方

社員旅行の予算は、参加人数や行き先、日程、宿泊の有無など、さまざまな条件によって変動します。そのため、一律の費用相場を基準にするのではなく、自社の目的や実施条件に合わせて予算を設計することが重要です。ここでは、予算を決める際に押さえておきたい基本的な考え方や、制度面で確認すべきポイントを解説します。

社員旅行の1人あたりの費用は条件によって異なる

社員旅行にかかる費用は、日帰りか宿泊か、国内か海外かといった旅行形態だけでなく、参加人数や実施時期、利用する交通手段、宿泊施設のグレード、食事やアクティビティの内容など、さまざまな条件によって大きく変動します。

また、同じ行き先であっても、実施時期やプラン内容によって費用は変わるため、一律の目安を設けることは難しいのが実情です。企画段階では、希望する条件を整理したうえで見積もりを取得し、比較検討することが大切です。

社員数に応じた予算設定の基本ルール

社員数に応じた予算設定では「1人あたりの費用×参加人数」が基本となります。少人数の場合は柔軟なプラン設計が可能ですが、大人数になるほどコスト管理の重要性が高まります。

また、参加率の変動も考慮する必要があり、全員参加を前提としない設計が一般的です。事前に上限予算を設定し、その範囲内でプランを調整する方法が実務的であり、予算超過を防ぐためにも有効です。

会社規定・福利厚生との関係

社員旅行の予算は、福利厚生費として計上するケースが多いため、事前に自社の福利厚生規定や経費処理のルールを確認しなければなりません。社内規定で「1人あたりの補助上限額」や「実施頻度」「参加対象者」などが定められている場合は、その範囲内で予算を設計する必要があります。

上司や決裁者へ説明する際は、1人あたりの予算設定の根拠に加え、過去の実施実績や他社事例、期待できる効果(社員満足度向上や社内コミュニケーション活性化など)をあわせて示すことで、予算の妥当性を説明しやすくなります。

さらに、一定の要件を満たさない場合は福利厚生費として認められず、税務上の取り扱いが変わる可能性もあるため、経理部門や税理士への確認も欠かせません。

毎年継続して実施することを想定する場合は、単年度の予算だけでなく、会社全体の福利厚生予算とのバランスも考慮し、無理なく運用できる金額設定にすることが大切です。

社員旅行のおすすめプラン・考え方

社員旅行は、実施目的や日程、行き先によって適したプランが異なります。ここでは、代表的なプランの特徴や考え方をご紹介します。

日帰り・近郊で実施する社員旅行プラン

日帰りや近郊エリアで実施する社員旅行は、業務への影響を抑えながら実施しやすい点が特徴です。

貸切バスを利用した観光や、温泉地での食事・懇親会、レジャー施設でのアクティビティなどを組み合わせることで、限られた時間でも社員同士の交流を深められます。

宿泊を伴わないためスケジュールを調整しやすく、初めて社員旅行を実施する企業や、福利厚生の一環として気軽に開催したい企業にも適したプランです。

宿泊を伴う定番の社員旅行プラン

宿泊を伴う社員旅行では、温泉地や観光地での滞在を中心に、懇親会やチームビルディング、研修などを組み合わせたプランが多く選ばれています。

日帰りに比べて社員同士が交流する時間を確保しやすく、部署を超えたコミュニケーションの促進や組織の一体感醸成にもつながります。目的に応じて宿泊施設や体験コンテンツを選ぶことで、満足度の高い社員旅行を企画できます。

リゾート・海外を取り入れた特別なプラン

周年事業や表彰旅行、インセンティブ旅行などでは、国内リゾートや海外を目的地としたプランも選択肢となります。非日常的な環境で過ごすことで、特別感のある体験を提供できるほか、社員のモチベーション向上やエンゲージメント強化にもつながります。

リゾート・海外旅行は、方面や渡航時期、参加人数などによって内容や費用が大きく異なるため、実施目的や予算に合わせて最適なプランを検討しましょう。

社員旅行で人気の行き先|国内・海外の最新傾向

近年は短時間で移動できる国内旅行の人気が高い一方で、コストを抑えやすいアジア圏の海外旅行も定番となっています。特に温泉地やリゾート地など、滞在型で交流を重視できる場所が選ばれる傾向が強まっています。

ここからは、国内外の定番エリアや最新の傾向をご紹介します。

【国内】の社員旅行の定番エリア

国内の社員旅行では、箱根、熱海、京都、沖縄、北海道などが定番エリアとして広く選ばれています。これらのエリアは、観光資源の豊富さに加え、温泉・食事・自然体験など複数の要素をバランスよく組み合わせやすい点が特徴です。

特に2泊3日程度の短期旅行に適しており、移動時間を抑えながらも満足度を確保できる点が評価されています。また、地域ごとに特色が明確なため、研修要素やチームビルディングを組み込んだ体験型プランにも発展させやすく、目的に応じた柔軟な設計が可能です。

業務負担を抑えながら社内交流を促進できる点も、国内旅行が選ばれ続ける理由のひとつと言えるでしょう。

【海外】の社員旅行の人気都市

海外の社員旅行では、台湾、韓国、シンガポールなどのアジア圏が特に人気の高いエリアとなっています。これらの地域はフライト時間が短く、時差の影響も小さいため、業務への影響を最小限に抑えながら実施できる点が大きなメリットです。

また、比較的コストを抑えながら異文化体験ができるため、初めて海外社員旅行を実施する企業にも選ばれやすい傾向があります。

さらに、ハワイやグアムなどのリゾート地は、非日常性やリフレッシュ効果を重視したプランとして根強い人気があり、インセンティブ旅行や節目のイベントとして採用されるケースも多く見られます。目的や予算に応じて、交流重視型かリゾート重視型かを選ぶのもひとつの手です。

温泉・リゾート系の人気傾向

近年の社員旅行では、従来の観光中心型から、温泉地やリゾートホテルに滞在する「滞在型プラン」へのシフトが進んでいます。移動時間を抑えながら、同一施設内で宿泊・食事・懇親会を完結できる点が特徴であり、業務負担を軽減しつつ実施できる点が評価されています。

また、観光地を巡るスケジュールよりも自由時間を確保しやすいため、社員同士の自然なコミュニケーションが生まれやすいというメリットもあります。

特に温泉旅館やリゾートホテルを活用したプランは、リラックス効果と交流促進を両立できる点で、多くの企業に採用されています。貸切宴会場や会議室を備えた施設も増えており、研修やチームビルディングを組み込んだ設計もしやすくなっています。

そのため、単なる慰安旅行ではなく、組織活性化の一環として導入されるケースが増加しています。

社員旅行の日程の決め方|おすすめの時期と目安日数

社員旅行の日程は、業務への影響を最小限に抑えながら、参加率と満足度を両立させる視点で決定する必要があります。

ここでは、適切な時期の選び方や日数設定の考え方、業務との両立方法についてのポイントを解説します。

社員旅行に適した季節と繁忙期の回避

社員旅行に適した時期としては、気候が安定している春や秋が一般的に選ばれます。夏は観光地が混雑しやすく、冬は天候リスクがあるため注意が必要です。

また、企業の繁忙期や決算期と重なると業務への影響が大きくなるため避けることが基本です。業種ごとに忙しい時期は異なるため、自社の業務カレンダーをもとに年間スケジュールを事前に整理しておきましょう。

1泊2日・2泊3日・長期型の選び方

社員旅行の日程として最も多く採用されているのが、コストと業務影響のバランスが良い1泊2日です。近距離の国内旅行や温泉地への旅行に適しており、多くの企業で基本プランとして選ばれています。

一方で2泊3日は、北海道や沖縄などの国内遠方エリアや、アジア圏の海外旅行で選ばれることが多い日程です。移動時間を含めても余裕のある行程を組むことができ、観光と交流の両立がしやすい点が特徴です。

さらに3泊4日から4泊5日といった長期日程は、ハワイや欧米などのリゾート・インセンティブ旅行で採用されるケースが多く、非日常性や特別感を重視した企画に適しています。予算や目的、移動距離を踏まえて最適な日数設計を行いましょう。

業務への影響を最小化する調整方法

社員旅行による業務影響を抑えるためには、部署単位でのローテーション参加や、事前の業務引き継ぎ体制の構築が有効です。また、全社員一斉参加ではなく分散型の実施を採用する企業も増えています。

業務の継続性を確保するためには、早期のスケジュール共有とタスク調整が不可欠であり、社内全体での協力体制が欠かせません。

週末利用と平日実施の違い

週末利用は業務への影響が少ない反面、旅行費用が高くなる傾向があります。宿泊施設や交通費が割高になるケースが多いため、予算面での注意が必要です。

一方、平日実施はコストを抑えやすいものの、業務調整の負担が増える点が課題です。企業の方針や参加率、コストバランスを踏まえた総合的な判断が求められます。

幹事が押さえたい社員旅行の企画・準備の注意点

社員旅行の成功には、幹事による事前準備とリスク管理が不可欠です。ここでは、企画段階で押さえるべき重要ポイントを体系的に整理します。

キャンセル規定とリスク管理

社員旅行ではキャンセル規定の確認が重要なポイントです。直前キャンセルによる費用発生リスクがあるため、事前に条件を明確にしておく必要があります。

また、天候や交通トラブルなどの不測の事態も想定し、リスク分散の観点から契約内容をしっかり確認しましょう。

参加率を高める調整方法

参加率を高めるためには、事前アンケートを活用し、社員の希望を反映したプラン設計を行うことが効果的です。

また、日程の柔軟性を確保し複数案を提示することで、参加ハードルを下げることができます。

外部旅行会社の活用ポイント

外部の旅行会社を活用することで、企画や手配にかかる業務負担を大幅に軽減できます。専門的な知見に基づく提案を受けられるため、より最適なプラン設計が可能になります。

社内リソースとの役割分担を明確にすることで、効率的かつ安定した運営が実現できるでしょう。

JTBなら、目的やご予算に合わせた最適なプランはもちろん、ご要望に応じた完全オーダーメイドの旅程もご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

社員旅行を成功させるためのポイント

社員旅行を成功させるためには、単なるレクリエーションではなく、組織活性化の施策として設計することが大切です。

満足度向上だけでなく、社内コミュニケーションの強化やチームワークの向上といった目的を明確にする必要があります。成功につながる要素を整理してみましょう。

社員満足度を高める企画の工夫

社員満足度を高めるためには、参加者の多様なニーズを考慮した柔軟な企画設計が求められます。自由時間の確保や選択制プランの導入などにより、個々の満足度を高めることができます。

全員一律ではなく選択肢を持たせる設計が効果的です。

コミュニケーション活性化の設計

社員旅行は普段接点の少ない社員同士の交流を促進する貴重な機会です。

グループ行動や懇親会を組み合わせることで、部署を超えたコミュニケーションが生まれやすくなります。業務外の交流設計が組織力向上につながるでしょう。

アンケートを活用した改善方法

旅行後のアンケートは次回企画の改善に直結する重要なデータとなります。

満足度や改善点を定量・定性の両面で把握することで、より精度の高い企画改善が可能になります。継続的な改善サイクルの構築が必要です。

JTBでは、実施した社員旅行の「効果」と「課題」を可視化し、「効果」の最大化につなげるJTBオリジナルの分析ツール「JTB効果測定アンケート」をご提供しています

「JTB効果測定アンケート」で社員旅行の磨きあげを行った事例はこちら

事前準備と運営体制の整備

社員旅行を円滑に実施するためには、スケジュール管理や参加者への案内、緊急時の連絡体制など、事前準備を計画的に進めることが欠かせません。

また、キャンセル対応や当日の運営なども見据え、想定されるリスクをあらかじめ整理しておくことで、安心して実施できます。

企画から手配、当日の運営まで専門知識が求められる場面も多いため、必要に応じて旅行会社のサポートを活用することで、幹事の負担軽減とスムーズな運営につながります。

JTBでは、目的やご予算に合わせた最適なプランはもちろん、ご要望に応じた完全オーダーメイドの旅程もご提案いたします。お気軽にご相談ください。

社員旅行の成功事例

01 心に残る社員旅行は「JTB効果測定アンケート」で磨きあげる

株式会社立飛ホールディングス様では、慰安旅行の満足度向上とともに、役員と社員の一体感を高めることや、参加者のリアルな声を踏まえた費用対効果の高い企画づくりが課題となっていました。

そこで「JTB効果測定アンケート」を導入し、参加者の声を可視化して次年度の企画へ反映。2024年の100周年記念旅行では、前年に寄せられた「自由時間を増やしてほしい」といった意見を踏まえ、複数コース設定や自由散策を取り入れたプランへと改善しました。

その結果、役員と社員が自然に交流できる機会が生まれ、満足度指標であるNPS®(推奨度)も向上。旅行後の効果をデータで振り返り、次回企画へ活かすことで、限られた予算の中でも継続的に満足度を高める仕組みづくりにつながった事例です。

02 ハワイの海と空で絆つむぐ!感動の35周年記念旅行

総合広告代理店A社様では、創立35周年を機に、社員同士の交流を深め、エンゲージメントやモチベーションを高める記念旅行を企画しました。

108名が参加した4泊6日のハワイ旅行では、チーム対抗のビーチアクティビティや自由行動に加え、花火やドローンショー、プライベートライブを盛り込んだ記念パーティーなど、目的に合わせた多彩なプログラムを実施し、社員同士の交流を促しながら、周年ならではの特別感を演出しました。

予算を単に旅行費用として捉えるのではなく、周年という目的に合わせて特別な体験や交流機会に配分することで、組織の一体感醸成につなげた事例です。

03 職場旅行でコミュニケーション活性化!パラダイスシティ韓国で、若手社員大満足!

不動産サービス会社A社様では、若手社員のコミュニケーション活性化やエンゲージメント向上などを目的に、26名が参加する4泊5日の韓国への社員旅行を実施しました。参加者の多くが20~30代で、海外渡航に慣れていない社員もいたことから、日本から比較的近く、コストパフォーマンスの良さや、ホテル内で多彩な体験ができるパラダイスシティ韓国を選定。

到着日は全員で観光や食事を楽しみ、2日目以降はあえて自由時間を設け、参加者同士が自然に交流できるプランを企画しました。

予算とのバランスを考慮しながら、参加者のニーズに合った行き先や過ごし方を選ぶことで、満足度を高め、社員同士のコミュニケーション活性化につなげた事例です。


まとめ

社員旅行の予算設計は、相場や費用内訳を把握するだけでなく、企業ごとの目的や組織課題に合わせて最適化することが重要です。日帰り・宿泊・海外といった旅行形態や参加人数、福利厚生制度によって最適解は大きく変わります。

また、行き先選定や日程調整、参加率の確保といった実務面も含めて設計する必要があり、単純な価格比較だけでは判断が難しい領域です。

こうした背景から、近年の社員旅行は「福利厚生の一環」にとどまらず、「組織活性化・エンゲージメント向上のための施策」として位置付けられるケースが増えています。

そのため、予算設計から企画・運営までを一貫して最適化するには、専門的な知見や豊富な実績を持つパートナーの活用が有効です。社員旅行の設計や運営についてお困りのことがありましたら、お気軽にJTBへご相談ください。

また、社員旅行をより有意義な組織施策にするためのヒントとして、JTBのお役立ち資料もぜひご覧ください。社員旅行のあり方や、社員同士のコミュニケーション活性化につながる"JTBならではプラン"をご紹介しています。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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