例年リアルで開催してきた株主総会も、近年は参加者の減少傾向が課題の一つでもありました。そこに新型コロナウイルス感染拡大の影響も加わり、より課題は深刻化。そんなタイミングでご提案したのがリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型バーチャル株主総会。初めての試みで課題は山積したものの、従来の株主総会のイメージを覆し、来年以降もハイブリッドでの開催を検討していただくまでに至った事例をご紹介します。
- 背景
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2年前までは都内ホテルのバンケットを利用し実施してきた株主総会でしたが、近年の参加者の減少に伴い、会場変更のご相談を頂きました。いくつかご提案、下見を行い、好印象をいただいた会場もあったものの、社長の強いご意向により、お客様手配による本社ホールでの開催となりました。その後、新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、株主総会をどのようなかたちで、どう実施したらよいのかと再度ご相談を頂き、遠方の方へ向けたリアル配信による、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリット型バーチャル株主総会をご提案いたしました。
- 課題
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- リアル会場のコロナ対策(三密対策)
- 遠方の方や遠方の株主の参加の対応
- オンラインシステムの構築
- 当日のシステム運営
- 当日のスケジュール
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09:00 受付開始・開場09:45 アナウンス
マスクの着用等
09:55 役員登壇10:00 社長挨拶・開会出欠報告
議決権進行ルール説明
監査報告
報告事項・議決事項
質疑応答10:45 議案採決閉会宣言
役員降壇会場への専用回線敷設、バックアップ回線の準備等、通信環境を整備。
識別子を含む個別URLで視聴するなどのセキュリティ対策を実施。
- 導入効果
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例年リアル会場で実施し、約40名程度の参加者だった株主総会が、オンラインでは、約180名程度までご視聴頂くことができました。「株主総会」=「当日来場しなくてはならない」という概念を覆し、結果的に参加者の人数を増加させる結果につながりました。参加者の減少が課題でもあったので、来年以降も継続してハイブリットでの株主総会の実施を検討しています。
- おすすめポイント
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同じように株主総会の参加者減少や、コロナ禍において今後の株主総会のスタイルについてお悩みの企業担当者様、“ハイブリッド型バーチャル株主総会”をぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。参加者が出席しやすい、新時代の株主総会のあり方について一緒に考えてみませんか?
株主総会の開催にあたりご相談をいただき、計画から実施まで約2か月という短期間での準備でありましたが、お客様のニーズや課題を細かくヒアリングしながらシステムを構築することができました。どうしてもJTBというと宿泊、交通の手配というイメージが強いかと思いますが、世の中、そしてお客様のニーズ・課題に合わせながら、これからもお客様へ最高の「実感価値」を提供できればと思います。