A社様はアメリカに本社があるIT企業ですが、アジアの社員も増えており、社員間のコミュニケーションに課題を抱えていました。そこで、オンラインでの交流に限界を感じている中、チームビルディングも兼ねた社内キックオフ会議を対面で日本で開催されました。短い準備期間で、新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、本社があるアメリカからの数名と、アジアパシフィックエリア(シンガポール、オーストラリア、韓国、日本)の社員の総勢100名を超える交流を実施した事例をご紹介します。
- 背景
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A社様は、アジア圏(シンガポール、オーストラリア、韓国、日本)と本社米国数名の社内交流と、各部署のミーティングを目的として、社内キックオフを検討されました。参加者の大半は、上記4か国の社員です。アジア圏の社員が100名を超え、オンライン上での交流に課題を感じていたことと、A社様のご担当者様が豪州の方でコロナに対しての抵抗が少なかったことから、日本で対面での開催となりました。
- 課題
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- 社内の交流、コミュニケーション(オンラインでは限界がある)
- グローバルミーティングの手配
- 実施日までのタイトなスケジュール
- 効果的なチームビルディングの手法
- インバウンドミーティングにおける新型コロナウイルス感染防止対策
- 実施内容
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参加者は日本が初めてという方が多かったので、沖縄の伝統芸能である島唄を体験できる食事会場を手配するなど、行程に日本の文化を取り入れ、日本の良さを体感していただきました。チームビルディングは沖縄で一番海が綺麗だと言われている伊江島で実施。日ごろオンラインでは味わえない一体感を高め合い、コミュニケーションの強化を図りました。また外資系であるA社様らしさを意識し、プールサイドでのウェルカムドリンクや、宴会場をクラブの雰囲気にしたパーティーを設計するなどの工夫をし、対面開催ならではの特別感を味わっていただきました。
- 日程
- 2022年7月 4泊5日
- 場所・方面
- 沖縄(ホテル:ヒルトン沖縄北谷リゾート)
- 参加人数
- 120名(外国人:90名/日本人:30名)
- 参加国
- シンガポール、オーストラリア、韓国、米国、日本
- 内容
- 社内会議、キックオフパーティー、チームビルディング
準備段階
実施まで時間がなかったため対面でのコミュニケーションが必要でした。ご担当者がシドニー勤務であったことから、JTBオーストラリア シドニー支店と連携して、対面での打ち合わせを実施しました。
当日のプログラム
【Day1】 来日【Day2】記念撮影、全体ミーティング
ヒルトン沖縄北谷リゾートボールルームにて
【Day3】チームビルディング&バーベキュー
伊江島にて
普段関わりのない部署で7人1組チームを作成し、チームビルディング- 地上・海中での宝探し
- 座った状態から7人で手を繋いで立ち上がる
- 7人で手を繋いでフラフープを1周させる等
パーティー
那覇市内:島唄と地料理とぅばらーま国際通り店
地元沖縄を体感いただける会場で実施【Day4】 帰国感染対策
参加者の8割の方が外国籍で、マスク着用の習慣やコロナに対しての考え方が日本人とは異なっていましたが、会場等ではマスク着用のアナウンスを徹底。マスクをしていない方に対しては都度、添乗員からお声がけし、事前配布資料でも注意喚起するなどして対応しました。
- お客様の声
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ご参加者からは多くの満足の声をいただいており、「また行えるように、日頃の業務を頑張りたい。」という意見が多数出ているようです。また幹事様からは、「直前でのお願いになったが、JTBが素早く設定してくれた。」とお褒めの言葉をいただいています。
- おすすめポイント
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コロナ禍で、社内のミーティングも対面で開催できない時期が続きました。対面でのミーティングが、オンラインと大きく違うのは、「熱量が伝わりやすいこと」だと言われています。特に社外の施設で行う持ち出し会議の場合、非日常でのチームビルディングや食事会などさまざまな共通体験が参加者の一体感を高めるためおすすめです。多くの企業が、社内の交流・コミュニケーションに課題を感じる中、対面でのミーティングの価値は今後ますます高まっていくのではないでしょうか。貴社でもぜひ、ご検討ください。
直前のご依頼ではありましたが、ヒアリングを重ね、初めて来日されるお客様をどのように迎え入れるのかを社内で意見を出し合いながら、設計を行いました。A社様はアジア圏でのミーティングが初めてだったこともあり、お客様のご希望が叶えられるよう、各施設や協力会社との打合せを重ね、当日を迎えることができました。
実施後には、感謝のお言葉と次回開催の際もご相談をいただけるとのお言葉をいただけました。またこのようなミーティングで更に社内の繋がり(連携)の強化、社員様のモチベーション向上に繋がる機会をご提案させていただけますと幸いです。