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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 上司必見!テレワーク時に気をつけたい部下とのコミュニケーションポイント

2021.11.29
ミーティング・イベント
会議・イベント運営
従業員満足(ES)向上

お互いの姿が見えているオフィスとは違い、テレワーク下では質問したくても気軽に上司に尋ねづらく、戸惑っている部下が多いようです。一方で、上司は、部下がちゃんと働いているのか把握できないことに不安を覚えています。 テレワーク下において部下とのコミュニケーションに課題を感じている管理職は、積極的に関わることに意識が向き過ぎ、過剰な監視や干渉をしてしまう傾向も見られます。本記事では、お互いに配慮しあっているにもかかわらず、コミュニケーション不足に陥ってしまう原因と解決方法をご紹介します。

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データで見えるテレワーク下の課題

テレワーク導入後、社内のコミュニケーションが希薄になったと悩んでいる企業は少なくありません。テレワーク中の主な情報伝達手段は、メールやチャット、オンライン会議、電話などです。このような手段だけでは、オフィス内のように、容易に相手の忙しさを推し量ることができません。その結果、用件を伝え合うだけになってしまい、雑談の機会が激減しています。上司も部下もお互いに遠慮し合い、話したい時に話せない状況に陥っているのです。

テレワークに不満がある人は全体の9割

株式会社スノーピークビジネスソリューションズが実施した調査によると、テレワークに不満を持つ人は全体の約9割におよんでいます。不満の要因として多く挙げられたのは、「会社の人とのコミュニケーションが減った」が一番多く、「会社の人との連携やチームワークに時間がかかる」「会社の人との連携やチームワークが減った」とチームワークの低下にも不満があることがわかりました。

テレワーク勤務に不満がある理由1位は、コミュニケーション不足

出典:【コロナ禍におけるリモート勤務の実態・意識調査】|株式会社スノーピークビジネスソリューションズ

テレワーク下で上司と部下がすれ違う理由

同調査では、部下の57%、上司の70%が社内のコミュニケーションに不安を持つという結果が出ています。

詳しく見てみると、部下の29%は「上司に対して気軽に雑談できる機会を分かりやすくしてほしい」と答えており、上司の40.5%は、部下に対して「仕事上の困り事や悩みは些細なことでも言ってきてほしい」と回答しています。

この結果から、テレワーク下では、上司・部下ともに、もっとスムーズにコミュニケーションを取りたいと感じていることがわかりました。それにもかかわらず、すれ違ってしまうのは、多くの部下が「どのタイミングで上司に声を掛ければいいのかわからない」と思っているためだと考えられます。

テレワーク下でも部下の本音を聞き出すコミュニケーションのポイント

多くの上司は、仕事を円滑に回すために部下とのコミュニケーションが重要であることを理解しています。そのうえで、部下の本音を聞き出す難しさに頭を抱えている人も多いはずです。ここでは、部下とのコミュニケーションを円滑にするためのポイントをご紹介します。

雑談・相談できる機会をわかりやすく提示する

「いつでも相談してほしい上司」と「いつ話しかけたらいいのかわからない部下」というすれ違い問題を解消するためには、上司の方から部下に「雑談・相談できるタイミング」をわかりやすく提示することが大切です。そのためには、お互いの顔が見える1on1ミーティングの実施が有効です。

1on1ミーティングの目的は、部下の悩みや気持ちを察すること、部下の現状を把握することにあります。上司自身の話や会社の現状を伝えることはなるべく控え、聞き役に徹します。何を聞き出したらいいのか漠然としてわからない場合には、「業務の進捗状況、部下の心身の状態、今考えていること、抱えている悩み」にフォーカスするのがおすすめです。

なお、ミーティングは一度限りでは効果が期待できません。その後どうなったのか、進捗状況や改善状況などを定期的に把握することが大切です。ミーティングの頻度は1~2週間に1度が理想です。

仕事に対する意見を積極的に求める

リクルートの「上司・部下間コミュニケーションに関する実態調査」によると、上司と部下との間で、コミュニケーションに関する捉え方に大きな差があることがわかりました。

多くの部下は、上司に対し「間違いや不足点の指摘は十分」と感じている一方で、「仕事の意味に関する説明」「貢献に対する感謝」「仕事に対する意見」などは不足していると感じています。

このギャップを埋めるために、上司は部下と会話する際、間違いや不足点の指摘よりも、部下に対して感謝を伝えることを意識するとよいでしょう。加えて、仕事の意味をわかりやすく説明し、仕事に対する意見を積極的に求めるよう心がけることも大切です。

ネガティブフィードバックを強く推奨する

同調査では、テレワーク下では、上司・部下ともにネガティブフィードバックを苦手としていることが明らかになりました。オフィスでの勤務においても、自分のミスを口に出し謝罪することに難しさを感じる人は少なくありません。相手の表情が見えない点で、オンライン下でのネガティブフィードバックは一層難易度が上がります。「対面なら軽く指摘して伝えていたが、わざわざメールやチャットで伝えるまでもない」と考え、ネガティブフィードバックを先延ばしにする人がいます。よって、部下に対して日頃から何度もネガティブフィードバックを推奨していることを伝えることが大切です。

出典:上司・部下間のコミュニケーションのすれ違いとテレワークの影響 | 人材・組織開発の最新記事(コラム・調査など) | リクルートマネジメントソリューションズ

上司と部下のコミュニケーション活性化におすすめの場とは?

テレワーク下の社員同士のコミュニケーション不足に気づいてはいるものの、37%の企業は特別な対策を講じていません。また、4人に1人が、「社内コミュニケーション強化のために、密にならずに集まって仕事ができる場所があるとよい」と考えています。(※)

そこでおすすめなのが「CAMPING OFFICE」です。密にならずに集まれ、会話ができる場所、空間として、今注目されています。

出典:【コロナ禍におけるリモート勤務の実態・意識調査】|株式会社スノーピークビジネスソリューションズ

コミュニケーション不足を解消する「CAMPING OFFICE」とは

CAMPING OFFICEは、実際にアウトドアでキャンプを行いながら、ミーティングやアクティビティを行うものです。三密状態が防止できるため、感染リスクに配慮しながら社員が顔を合わせてコミュニケーションを取ることができます。自然の中で行うCAMPING OFFICEは、雰囲気や空気感が伝わりやすく、プロジェクトの目的や意思決定の背景を丁寧に言語化(=ビジョンシェアリング)する場としても最適です。

アウトドアで行うCAMPING OFFICEのメリット

いつもとは違う自然環境の中でのミーティングには、新たなアイデアやポジティブな意見を生み出しやすいという効果があります。またキャンプという協働体験はチームビルディングには効果的です。テレワーク下ではなかなか共有しにくい悩みを話し、解消する場としても適しています。

特徴01

オフィスでは味わえない五感への刺激が、新たなアイデアやポジティブな意見を生む

特徴02

テント設営、アクティビティなどの共同作業は、チームビルディング効果が期待できる

特徴03

屋外のアウトドア空間は、3密を回避できるため新型コロナウイルスの感染対策にも効果的

焚き火を囲むと自然と会話が生まれてコミュニケーションも活発に!

CAMPING OFFICEの事例を紹介

実際にアウトドア体験を行った2社の事例を紹介します。

事例01アウトドアで次世代に引き継ぐ核を見出す

コーヒーチェーン運営会社A社の事例です。1泊2日で、社長や役員を含め、37名の社員が参加しました。

新しい発想で新しいものを生み出すリーダーシップを作ることや社訓の成り立ち、経営理念を紐ときながら次世代に引き継ぐ核を見出すことが目的でした。

野外では心も開放的になります。テント設営や料理づくりなど、野外ならではの多様なアクティビティを実施しつつ、話し合う時間もしっかりとることで個々人の価値観や考え方を互いに知り、相互理解を深めることにつながりました。

事例02社員間コミュニケーションを重視した屋外イベントを実施

次にソフトウェア会社B社が行った事例を紹介します。社長や役員など上層部74名が参加しました。

6~8名のグループを作り、ワークショップやプレゼンテーションなどを実施しました。また夜には、焚き火を囲んでのトークセッションを実施。多くのメンバーが心を開き、会社の未来や人生についてともに語り合うことができました。

B社は普段から、オフィスで同様のミーティングを実施していましたが、今回はアウトドアで行ったことで、いつも以上に対話することができ、当初の予想を超えた成果が得られました。


まとめ

テレワークはオフィス勤務とは異なり顔が見えないため、上司と部下のコミュニケーション不足が生じやすく、すれ違いが生じやすくなります。このようなコミュニケーション不足の要因の一つには、部下と上司はお互いに話をしたいと思っているにもかかわらず、時間の取り方や声をかけるタイミングがわからないことが挙げられます。

これを打破するためには、上司がしっかり部下に寄り添い、聞き役に徹することで部下の悩みや思いを引き出すことが求められます。通常の勤務の中での、1on1ミーティングや1年の節目のタイミングでは、さらにコミュニケーションを深めるためにアウトドアでミーティングを行うこともおすすめです。三密を避けつつ、非日常的な環境でコミュニケーションを取ることで、お互いの関係性を深めることができます。コロナ禍におけるコミュニケーション改善策の一つとして、実践してみてはいかがでしょうか。


ホワイトペーパー(お役立ち資料)「CAMPING OFFICE」~オフィスにはない、自然の中での五感への刺激が、仲間との信頼関係構築とエンゲージメント向上に~

Face to Faceのコミュニケーションであれば、自然と雰囲気や空気感が伝わるものですが、テレワークではなかなか難しいもの。テレワークでのコミュニケーション不足を補うために、CAMPING OFFICEという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

#Think Trunk

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人と人、人と組織、人と社会とのコミュニケーションのヒントをお届けする
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