閉じる ✕
  • サービス・ソリューションから探す
  • 課題・目的から探す
学校・教育機関向け
自治体・行政機関向け
閉じる ✕
  • サービス・ソリューションから探す
  • 課題・目的から探す
自治体・行政機関向け
学校・教育機関向け

企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 ハイブリッドイベントとは?概要や開催方法、メリット・デメリットを紹介

2023.06.20
ミーティング・イベント
会議・イベント運営

ハイブリッドイベントとは、オンラインとオフライン(リアル)双方のメリットを兼ね備えたイベントのことです。オンライン、オフラインどちらでも参加できることから、参加者の増加や参加者層の多様化が狙えるなどのメリットがあり、注目を集めています。

この記事では、ハイブリッドイベントの概要をはじめ、メリット、デメリット、開催時のポイントや、実際の成功事例をお伝えします。また、記事の最後ではホワイトペーパー(お役立ち資料) ハイブリッド型ビジネスイベント事例集をご紹介しています。ぜひご覧ください。

ハイブリッドイベントとは?

ハイブリッドイベントとはどのようなイベントなのでしょうか。ここでは、ハイブリッドイベントの概要と強みを紹介します。

オンラインイベント・リアルイベントのハイブリッド

ハイブリッド(hybrid)とは、異なるものの組み合わせや、掛け合わせによって生み出されるものを指します。ハイブリッドイベントとは、オンラインイベントとオフライン(リアル)イベントを組み合わせたイベントのことです。イベント参加者は、オンラインでイベントに参加することも、実際に会場に行くこともできるなど、オンラインとオフライン双方の強みを併せ持ちます。

ハイブリッドイベントのメリット

ハイブリッドイベントにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは4つのメリットについて紹介します。

01参加方法の自由度が高い

ハイブリッドイベントは、オンラインでもリアルでも参加できるため、自由度が高いというメリットがあります。イベントに参加したいけれど地方在住のため参加が難しい、業務の都合で参加できる時間が限られている、など人それぞれさまざまな事情があります。

ハイブリッドイベントであれば、参加者が場所や時間などの制約を受けにくく、幅広い層の参加者が見込めます。

02よりエンゲージメントを醸成できる

リアルイベントの強みは、直接会うことでオンラインでは得られないエンゲージメントを醸成できることです。実際に対面するためスムーズなコミュニケーションができます。また、リアルならではの臨場感や五感を使った体験などを提供できる点もメリットです。

03開催リスクに対応できる

リアルイベントのみの開催だと、何らかのトラブルによる開催中止のリスクがあります。オンラインでの開催準備も進めておけば、トラブルがあってもオンラインで開催できるため、イベントすべてを中止にせずに済みます。

例えば、台風や大雨といった自然災害など、さまざまな理由から開催を断念するケースがあります。近年では、新型コロナウイルス感染者数の増加などで、実施日直前にイベント自粛を余儀なくされる場合もあることから、ハイブリッドイベントはリスク回避の手段として有効です。

04イベントのアーカイブが残せる

ハイブリッドイベントでは、簡単にアーカイブを残せます。アーカイブとは記録を保存しておくことです。動画などの場合には、リアルタイムで配信した映像を録画・録音し再配信することを指します。

アーカイブを配信することで、リアルイベントでは難しかった視聴者のデータ収集も可能です。収集したデータを分析してその結果をマーケティングに活用するなど、自社のビジネスに活かせるメリットがあります。

ハイブリッドイベントのデメリット

ハイブリッドイベントにはさまざまなメリットがある一方でデメリットもあります。ここでは2つのデメリットを紹介します。

01運営が複雑になる

ハイブリッドイベントは、オンラインイベントとリアルイベント両方の準備を進めなければなりません。そのため、どちらか一方のイベントを行うよりも、運営が複雑になってしまいます。リアルの会場と、オンラインで参加する人双方の環境を整える必要があり、マルチタスクが求められます。

02コストが追加でかかる場合がある

ハイブリッドイベントは、オンラインのみ、リアルのみで開催するイベントよりも、コストがかかる場合があります。ハイブリッドイベントの場合、リアルの会場だけでなく、オンラインのプラットフォームなど、オンライン環境の整備も必要です。あらかじめ予算を決めておき、予算内で開催できるようにイベントを企画するという方法もあります。

オンラインイベント・リアルイベントの比重ごとの開催例

ハイブリッドイベントは、オンライン・リアルの比重を変えることも可能です。ここでは、オンラインとリアルの比重ごとの開催例を紹介します。

オンライン参加者重視のハイブリッドイベント

オンラインに比重をおいたハイブリッドイベントは、一方向に情報を発信するタイプのイベントに向いています。例えば、株主総会やセミナー、講演会、説明会など、企業や開催者からの情報を伝えることがメインのイベントです。

オンラインを多めにすることで、大きな会場を必要としなくなるため、低コストでの開催が可能となります。

オンライン・リアルの比重が半々のハイブリッドイベント

オンラインとリアルの比重が同程度のハイブリッドイベントは、会場で参加しなくてもリアルで開催されている状況を楽しめるコンテンツが適しています。例えば、ゲームショーやファッションショー、スポーツイベント、音楽ライブなどが挙げられます。

当日リアルで参加できない人でも、オンラインで参加することで実際に参加したような気分が味わえます。また、遠方からでも気軽に参加できるため、イベント参加のハードルが低くなり、参加者の満足度アップも期待できます。

オフライン参加者重視のハイブリッドイベント

リアルに比重を置いたハイブリッドイベントは、実際に目で見たり触ったりして確認することが求められるイベントなどに向いています。例えば、商品の展示会や成人式、結婚式、学園祭や食フェスなどが挙げられます。

実際に触ったり味わったりしないとわからないものや、リアルでしか体感できないものは、リアルイベントをメインにして、商品や料理、店舗を紹介する特設Webサイトを作ったり、当日の動画をアーカイブ化するなど、一部をオンラインにする手法が多いです。

ハイブリッドイベント開催のポイント

ハイブリッドイベントを開催して成功させるには、ポイントを押さえることが重要です。ここでは、ハイブリッドイベントの開催時に意識したいポイントを紹介します。

POINT01オンライン・リアルのバランスを見極める

上述したように、イベントの内容や性質によって、適したオンライン・リアルの比重は異なります。そのため、どのようなイベントを開催するのかを明確にして、オンラインとリアルのバランスを見極める必要があります。直接対面することが重要かどうか、オンラインでも問題ないかなどを検討したうえで、オンラインとリアルのどちらがより効果的なのかを選択します。

POINT02オンライン・リアルの体験の質をそろえる

オンライン配信には不測の事態は起こるものです。せっかくオンラインで参加しても、映像が見られない・聞こえないなどのトラブルが起こるとストレスになってしまいます。そのため、事前のリハーサルや不測の事態に備えた緊急対応フローの構築が重要となります。

POINT03会場の大きさに注意する

ハイブリッドイベントでは、オンラインとのバランスを考慮して、リアルイベントの会場の大きさを検討することが重要です。オンラインメインのイベントや、オンラインでの参加者が多いと想定されるイベントの場合、リアルな会場を大きくしすぎると費用がかかるため、適切な大きさの会場の手配が必要になります。

POINT04参加者との交流を活性化させる

ハイブリッドイベントの場合は、参加者が活発に交流できるような仕組み作りも重要です。特にオンラインでの参加者は、見ているだけになりがちです。そのため、リアルタイムで交流できるチャットやビデオ通話の導入、オンラインでの参加者からの質問コーナーを設けるなどして、オンラインでの参加者でも交流しやすいような運営を心がける必要があります。

ハイブリッドイベントの事例

ここでは、実際に開催されたハイブリッドイベントの事例を2つ紹介します。自社でハイブリッドイベントを企画・運営する際に、ぜひお役立てください。

ハイブリッド型バーチャル株主総会

従来はリアルで開催されることが多かった株主総会ですが、コロナ禍の影響もあり参加者が減少傾向にありました。感染症対策や参加者の減少に対応するために、ハイブリッド型で株主総会を開催した事例です。

リアル会場で開催していた際には、参加者は例年約40名でしたが、オンラインでは約180名が視聴しており、大幅に参加者が増加しています。「株主総会は当日に来場しなくてはいけない」という従来のイメージを覆し、オンラインでも気軽に参加できる環境を構築したことで、結果として参加者が増加し、企業としてのメッセージを株主に伝えやすくなりました。

詳しくはこちら
こんなに出席しやすい?!ハイブリッド型バーチャル株主総会

想いをひとつに!一から切り開いたハイブリッド型キックオフイベント

前期の成績優秀者を最高の演出で称えるためのキックオフイベントを、ハイブリッド型で行った事例です。コロナ禍によりリアルでの開催が難しくなったため、感染症対策に考慮しながらもリアルと同等の熱量が感じられるイベントにしたいといった課題がありました。

オンラインとリアルのハイブリット型で開催することで、土日の外出が難しい子育て中の社員なども参加しやすくなり、多くの従業員が一体感を共有でき、モチベーションアップにつながりました。また、表彰式だけでなく、新卒入社者のVTRや、芸人さんによる会社の話題に触れたネタなどの飽きさせないコンテンツも好評でした。

詳しくはこちら
想いをひとつに!一から切り開いたハイブリッド型キックオフイベント


まとめ

ハイブリッドイベントとは、オンラインとオフライン(リアル)を組み合わせたイベントのことです。ハイブリッドイベントは、オンライン・リアルどちらでも参加できるため、誰でも参加しやすい、感染症などによる開催リスクへの対応ができるなどのメリットがあります。

ハイブリッドイベントを開催する際には、イベントの特性をしっかりと理解し、オンラインとリアルのバランスを見極めることが重要です。

これからは、戦略的にリアル・オンライン・ハイブリッド型を選択する時代であり、それぞれのイベントについて理解を深めることが大切です。こちらの資料では、ハイブリッド型ビジネスイベントに特化して事例を紹介しています。ぜひご覧ください。


ホワイトペーパー(お役立ち資料)ハイブリッド型ビジネスイベント事例集

周年記念イベントや表彰式、キックオフミーティングなど、企業が実施するビジネスイベントはさまざまです。ステークホルダーとの関係性を強化するためのこれらのイベントは、非常に重要なものです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が状況を一変させました。多くの企業が、コロナ禍により、ビジネスイベントを緊急回避的にオンラインに切り替えましたが、これからは、戦略的に「リアル」「オンライン」「ハイブリッド型」を選択する時代です。そこで本資料では、ハイブリッド型ビジネスイベントに特化して事例をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

#Think Trunk

WEBマガジン「#Think Trunk」とは

人と人、人と組織、人と社会とのコミュニケーションのヒントをお届けする
WEBマガジンです。

人間・組織の悩みは、コミュニケーション・関係性の場づくりで解決できる。
〜JTBは、新しい形の交流のあり方を創造し、社会に貢献していきたいと考えています〜

JTB法人事業のお客様へお役立ち情報や課題解決のきっかけとなる知見、経験、アイデアを紹介するWebマガジンです。また産・官・学の皆さまとの接点があるJTBならではの垣根を越えた共創のヒントをお届けしたいと考えています。