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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 テレワークでBtoB営業も変化!気をつけたい「マイクロマネジメント」とは?

2021.12.13
ミーティング・イベント
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コロナ禍によりテレワークが浸透、お客様とのオンライン商談が増えるなどBtoB営業は大きく変化しました。またマネジメントの環境も大きく変わりました。上司は、すぐそばに部下がいないため仕事の進捗を把握しづらくなり、また部下は、テレワーク時に上司とうまくコミュニケーションが取れず孤立してしまうなどさまざまな問題が現れています。

このような変化の中、部下のモチベーション低下の原因として注目されているのが「マイクロマネジメント」です。マイクロマネジメントは、部下と密に連絡をとり、作業の手順や報告のタイミングまで細かく管理するものです。テレワーク下において、このマイクロマネジメントにより部下のモチベーションが低下しているケースが増えているようです。そこで本記事では、マイクロマネジメントが生じてしまう原因とコロナ禍でも営業部門の力を最大化させるマネジメント術を紹介します。

テレワーク下のマイクロマネジメント

営業成果がどんどん下がる?テレワーク下のマイクロマネジメント

最初に、マイクロマネジメントの実態と上司がマイクロマネジメントに陥る心理についてご紹介します。

マイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントは直訳すると「微細な管理」となり、上司から部下に対する過剰な干渉を意味します。具体的な例としては、「状況確認をしつこく頻繁に行う」「メールのCCに常に自分を追加するように要求する」などがあります。上司はマイクロマネジメントによって、部下を思い通りに動かそうとします。その結果、部下のモチベーションを低下させてしまうのです。

コロナ禍で普及したテレワークは、このマイクロマネジメントを助長する傾向があり、ハラスメントの原因にもなりつつあるのが現状です。

上司がマイクロマネジメントに陥る心理とは?

では、上司はどのような心理でマイクロマネジメントに陥ってしまうのでしょうか?

コロナ禍により、テレワークが普及しました。これまでテレワークをやってこなかった人の中には「テレワークにより業績が下がるのでは」と懐疑的な見方をしたり、焦りを感じたりする人が多くいるようです。また、テレワーク下では、上司の言動に気をかける人が周囲にいないため、視野が狭くなり、「短期間で成果を出そうとする」「自分で解決しようとする」「自分と異なる意見を聞き入れにくくなる」といった状況に陥りやすくなります。

またテレワーク中、上司は部下の様子を直接見ることができません。そのため、「指示は正確に伝わっているのか」「期限に間に合うのか」という不安を抱きやすくなります。そうした不安が、チャット等で部下に頻繁に連絡を行うという行為に結び付いていきます。

このような心理から、上司は部下の行動を厳しく管理・指導するマイクロマネジメントに陥ってしまうのです。その結果、部下はこのような上司からの頻繁な連絡への対応に時間を奪われ、コア業務の効率が低下します。すると上司の不安はさらに増大し、さらに密に連絡を取るという悪循環が生じてしまうのです。マイクロマネジメントを行い、その結果部下のモチベーションが下がり、かえって成果が上がらなくなる事態のことを、「クイック・ウィン・パラドックス」と呼びます。

テレワーク時代の営業マネジメントは「管理」ではなく「支援」

部下と顔を合わせる機会が限られるテレワーク下では、マイクロマネジメントのような「管理型」のマネジメントではなく「支援型」のマネジメントが必要だと考えられます。部下の自立を促すチャンスと捉えて、次に紹介するような支援を行ってみてはいかがでしょうか。

テレワーク下でもコミュニケーションを!営業メンバーのやる気を引き出す「支援」とは?

ここまで、部下への過干渉であるマイクロマネジメントの問題点を紹介してきましたが、逆に没干渉となることも部下の孤立の原因になります。

そこでおすすめなのが、上司が部下と適度なコミュニケーションをとり、部下にとっていつでも頼れる存在になる「支援型マネジメント」です。支援型マネジメントでは、部下の仕事ぶりを認めて自信を引き出し、お互いに本音を言い合える環境を作ることが大切です。

支援型マネジメントによって営業メンバーのやる気を引き出すには、以下のことが必要です。

  • 仕事ぶりや貢献を承認すること
  • 仕事以外の場で信頼関係やチームワークを醸成すること

ここからは支援型マネジメントの具体的な実施方法を見ていきます。

ポジティブなフィードバックで部下に自信をつける

支援型マネジメントでまず大切なのは、部下の仕事の進捗や成果、貢献に対してポジティブなフィードバックを行うことです。具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • テレワーク下の1on1ミーティング:部下の仕事ぶりを褒めたり、気軽に相談できる場に
  • インセンティブ(表彰)制度:部下の貢献を目に見える形に(テレワークならオンライン表彰式の活用も効果的)

こういった方法をとることで、テレワーク下でも部下を孤立させず、仕事ぶりを適切に評価できるようになります。さらに営業メンバーそれぞれが社内における自分の役割を実感し、自信が持てるようになります。

オンラインミーティングの様子

チームワーク醸成に必要なのは「仕事以外」の場でのコミュニケーション

支援型マネジメントのために次に大切なことは、仕事以外の場でチームワークやコミュニケーションを醸成することです。

コロナ禍により社員同士や社員と会社とのコミュニケーションが減り、ビジョンや戦略の共有があまりできていない企業が多いのではないでしょうか。そういった企業には以下のような取り組みがおすすめです。

  • アウトドア研修
  • 合宿型ワーケーション
  • オンラインを活用したチームビルディング

仕事を離れた非日常空間でのコミュニケーションは、上司部下関係なく発言しやすい雰囲気になり、信頼関係を強固にできます。部下から上司への相談もしやすくなり、部下自身が考えて動ける幅を広げられるでしょう。今、アウトドア研修や合宿型ワーケーションなどオフィス以外のコミュニケーションを醸成する場として注目されているのが、CAMPING OFFICEです。働く場とアウトドアを融合させることで、上司部下の垣根を超えた自然な交流を生まれやすくしたのが、CAMPING OFFICEの特徴です。


まとめ

テレワークが広まった現在、マイクロマネジメントのような社員を細かく管理するマネジメントでは社員のモチベーションを低下させてしまう恐れがあります。テレワーク下では、管理型のマネジメントから、社員を支援し自立を促す「支援型のマネジメント」への切り替えが必要です。

そのためには、社員の組織への貢献がきちんと承認される組織風土とともに、発言しやすい職場環境づくりが不可欠です。1on1ミーティングや社内表彰など組織への貢献を承認する場をつくるとともに、仕事以外の場でコミュニケーション機会を設けるなど発言しやすい環境を目指していきます。仕事を離れた非日常の空間は、社内のコミュニケーションを活性化し、前述のような職場環境づくりをしていくうえで有効に働きます。

テレワークで上司と部下の間に溝ができてしまったとお悩みの皆さまは、一度、アウトドア研修や合宿型ワーケーション等を通して、社員間コミュニケーションの活性化を図ってみてはいかがでしょうか。


ホワイトペーパー(お役立ち資料)「CAMPING OFFICE」 のすゝめ ~オフィスでは手に入らない!?アウトドアでの五感への刺激が「ビジョンシェアリング」に最適!~

Face to Faceのコミュニケーションであれば、自然とその場の雰囲気や空気感が伝わるものですが、テレワークではなかなか難しいもの。これからの時代、プロジェクトの目的や意思決定の背景を丁寧に言語化する「ビジョンシェアリング」が重要になります。JTBは「スノーピークビジネスソリューションズ」との協業により、「ビジョンシェアリング」に最適な、非日常感溢れるCAMPING OFFICEの設営を実現しました。「スノーピークビジネスソリューションズ」は、アウトドアブームの牽引役であり、今最も勢いのあるブランドの1つであるスノーピークにおいて、組織活性化のための各種研修、コンサルティング事業を手掛けています。CAMPING OFFICEの詳細をまとめた資料がございますので、オフサイトミーティングや研修をご検討される際、ぜひご覧ください。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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