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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 イベントマーケティングについて概要や目的・メリット・手法などを徹底解説

2022.10.17
ミーティング・イベント
会議・イベント運営
旅行
HR(Human Resources)
売上拡大・販売促進

イベントマーケティングは、企業のマーケティング活動において非常に有効な手段のひとつです。新規顧客の獲得や商品・サービスの認知度向上など、さまざまなメリットがあるため、事業を拡大するためには欠かせないマーケティング手法と言えます。この記事では、イベントマーケティングの概要やメリット、開催のポイントなどを詳しく紹介しています。イベントを効果的にマーケティング活動に活用するための参考にしていただければと思います。

イベントマーケティングとは

イベントマーケティングとは、セミナーや展示会などの開催によって、リード(見込み客)の獲得ならびに育成をするマーケティング手法のひとつです。

企業の利益を増やすためには、リードの獲得が必要不可欠となっており、新規顧客との接点を作ることが重要です。イベントマーケティングは、さまざまな顧客との接点を創出するために役立つマーケティング手法です。

イベントマーケティングの主な目的

企業のマーケティング活動においては、何を目的に行うのかを明確にしておけなければ、効果的な施策を打ち出すことはできません。イベントマーケティングの目的は、責任者や担当者だけでなく、関わる社員にも共有しておくことが大切です。

イベントマーケティングの主な目的には、以下が挙げられます。

  • リード(見込み客)の獲得や育成
  • 企業ブランディング 
  • 自社のサービスや商品の情報発信による知名度向上
  • 商談機会の獲得
  • 既存顧客のフォロー(離脱防止や利用頻度増加の促進など)

イベントマーケティングの目的共有は、企画や実施をスムーズに行ううえで役立ちます。

イベントマーケティングのメリット

イベントマーケティングにはさまざまなメリットがあります。

まず挙げられるのが、一度のイベント開催や参加によって多くの見込み客にアプローチできる点です。マーケティングを成功させるためには、見込み客との接点を増やすことが重要なので、イベントのように一度に多くの見込み客にアプローチができるマーケティング活動は非常に有効性があります。

さらに、企業の認知度向上やブランディングにも効果があります。自社を知らなかった人にも存在を知ってもらうことができるので、さらに見込み客を増やすことが可能です。イベントで獲得した見込み客のデータなどは、今後のマーケティングに活かす事もできます。

また、イベントでは、実際に商品やサービスを体験して貰うことが可能なので、自社製品の良さを効果的にPRできます。PR対象となる見込み客は、イベントに参加している時点で、自社や自社商品などに興味を持っている可能性があるため、商談に繋がる可能性が高いというメリットがあります。

イベントマーケティングのデメリット

イベントマーケティングには、いくつかのデメリットもあるので注意しなければなりません。

まず、企業が持つノウハウによって成功するかどうかが左右される傾向にあることが挙げられます。十分なノウハウがない状態でイベントマーケティングを行うと、思ったような成果が得られない可能性があるので、小規模開催でノウハウを蓄積するなど、十分に準備を行うことが重要です。

また、イベントの企画や開催には手間や費用がかかります。その分、来場者数が少ないと赤字になってしまう可能性があるので注意が必要です。成功させるためには、告知や宣伝を十分に行い、しっかり集客しなければなりません。

イベントマーケティングの手法

イベントマーケティングは、見込み客との接点を作るために有効なマーケティング手法ですが、具体的にはどのようなイベントを開催すれば良いのでしょうか。ここからは、イベントマーケティングには具体的にどのような手法があるのか、内容ごとに紹介します。

01セミナー

セミナーには、自社のみで開催する「自社セミナー」、他社と合同で開催する「共催セミナー」があり、オンラインで開催されるものは「ウェビナー」ともいわれます。また、セミナーの内容によって、情報提供型セミナーと顧客獲得型セミナーの2種類に分類することができます。

情報提供型セミナーは、自社商品についてのセミナーを行い、受講者からフィードバックを得ることが目的です。一方、顧客獲得型セミナーは、自社商品を購入するとどのような効果があるのかなどを受講者に伝え、商談の機会を作ることが目的となっています。

最近では、特定のテーマについて専門家などが協議や討論を行うカンファレンスイベントを開催する企業も増えています。

02展示会

展示会は、自社で開催する手法と、展示会運営会社や地方自治体などが主催している展示会に、出展料を払って参加する手法があります。

展示会運営会社や地方自治体が主催する展示会の場合、出展料はかかりますが、自社で集客する必要があまりなく、自社でイベントを開催するよりも負担が少なくて済みます。

展示会は、見込み客の獲得や育成、自社ブランディングを目的として参加するケースがほとんどです。昨今では、Web展示会、バーチャル展示会とも呼ばれるオンライン展示会も行われています。

03体験型イベント

体験型イベントとは、参加者に商品やサービスの価値を実際に体験してもらうイベントのことで、試食会、試乗会、実演会などが挙げられます。

体験型イベントは、顧客満足度の向上やリピーター増加につながることが多く、自社商品やサービスのPRに有効な手法です。

04ミートアップ交流会

ミートアップ交流会は、特定のテーマに関して、参加者同士で意見交換や情報交換をしてもらう場のことです。専門家たちが集うセミナーよりも一般の人が参加しやすいものとなっています。

ミートアップ交流会に決まった定義はないため、参加者同士が雑談形式で行うケースや、講師によるセミナー形式で行われるケースなどさまざまなものがあります。自社ブランディングのためだけでなく、採用活動などでも取り入れられることが多いため、見込み客の獲得や育成などを目的とする他の手法とは異なる目的で開催されます。

05既存顧客向け交流会

イベントマーケティングでは、新規顧客の獲得を目的としてイベント開催や参加することがほとんどですが、既存顧客へのアプローチを目的とする場合もあります。

既存顧客向け交流会は、ユーザー同士のコミュニティを作ることで、既存顧客の離脱防止や販売・利用促進を目的として開催されます。システム関連の企業では多く導入されている手法です。

アップセル(上位モデルを勧めること)やクロスセル(関連商品を勧めること)によって顧客単価を上げることに有効です。

近年多くみられるイベントマーケティングの手法

これまでのイベントマーケティングでは、リアルで開催されるイベントが主流でした。しかし、コロナ禍の影響でリアルでのイベント開催が困難となったことから、オンライン開催に移行し、ウェビナーやオンライン展示会を実施する企業が増えています。また、リアルとオンラインを融合させたハイブリット型展示会を開催する例もあります。

オンライン開催のイベントには、インターネット環境さえあれば気軽に参加できるため、参加のハードルが低く、より多くの参加者を集客できるといったメリットがあります。また、参加者の情報や参加人数、他イベントとの比較などのデータ収集が容易な面もあります。

イベントマーケティングを効果的に行うポイント

イベントマーケティングでは、イベント開催までの準備に手間と時間がかかります。費用対効果が悪くならないように準備が重要です。ここからは、効果的なイベントマーケティングを行うためのポイントについてご紹介します。

01 ポイント 目的や目標を明確にする

前述したとおり、イベントマーケティングの手法には多くの種類があるため、事前に目的を明確にして、適した手法を選ぶ必要があります。また、イベント開催後に効果測定を正確に行うためにも、目標を具体的な数値で明確にしておくことが大切です。

どんな成果をどのくらい得たいのかを明確にしておかなければ、「イベントを開催すること」だけが目的になってしまい、イベントマーケティングを実施する意味がなくなってしまいます。

02 ポイント 事前準備・計画を徹底する

イベントマーケティングでは、費用や手間を極力減らすために、効率的な運用を計画することが重要です。運営作業をマニュアル化し、誰が担当になっても同じクオリティでイベントを開催できるようにし、課題があればその都度解決していくことで、次回以降はより効率的な運営が可能となります。

また、少ない人数で運営するためには、効率化のためのツールを活用するといった方法もあります。セミナーやカンファレンスを開催する場合は、入念なリハーサルも必要です。

03 ポイント 集客方法を検討する

イベントマーケティングにおいて「集客」は非常に重要なポイントです。まずはイベントの目的に応じたターゲットを明確にして、その人に届きやすい媒体でイベントの告知をすること、ターゲットにとってどのようなメリットがあるイベントなのかを明確に訴求する必要があります。主な集客方法としては以下のようなものがあり、効果的に組み合わせることで相乗効果を狙うこともできます。

  • SNS
  • ホームページやメルマガ
  • チラシやDM

04 ポイント イベント後のフォローを行う

イベントの効果を確実なものにするためには、イベント終了後のフォローが大切です。参加者には、なるべく早めにメールや電話でフォローを行います。

イベント中には実際に商談まで進まないケースもあり、その場合は、後日商談を行います。フォローが遅れると機会損失になるため、参加した見込み客に優先順位をつけて、営業と連携しながらフォローを行うことが重要です。

人力によるフォローだけでなく、CRMやマーケティングオートメーションツールなどのを活用してフォローすることも効率的です。

 

イベントマーケティングの効果測定

イベント開催後、効果を把握する必要があります。効果をしっかり把握することで、今後のマーケティングに活かすことが可能です。イベントマーケティングの効果測定では、以下の数値を主にチェックします。

  • 参加者数
  • 名刺獲得数
  • 獲得したアンケートの数
  • イベント後のフォローメール開封率
  • 商談、案件化数
  • 受注数
  • メディア露出数

事前に目標とする数値を決めておき、効果測定によってどれだけ達成できているか、達成できていないかを確認します。イベントの効果を明確にすることで、次回以降の施策の検討に役立てることが可能となります。

まとめ

今回は、イベントマーケティングについてお届けしました。イベントマーケティングには、見込み客の獲得や育成、認知度向上、商談機会の創出など、企業にとって利益につながるメリットが数多くあります。そのメリットを十分に得るためには、目的に合った手法を選択し、効率的に運用できるよう工夫することが重要です。イベントマーケティングを効率的に運用するためには、イベント計画や内容設計ついてより深く理解した上で、取り組むことが大切です。

最後に、企業ビジョンや事業戦略上のゴール達成のためのイベントマーケティングについて、漫画形式でわかりやすく解説した資料をご紹介します。イベントの効果を最大化させるためのポイントも紹介しています。企業の戦略としてイベントマーケティングを活用するために、ぜひ、ご覧ください。


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従来よりミーティングやイベントは、各企業・業界における事業ゴールの達成、経営上の課題解決、というビジネス上の目的を達成するための「手段」として利用・実施されてきました。イベント全体の運営管理を行うイベントマネージャーが、多くのミッションと悩みを抱える中、注目なのが、「ビジネスイベントマネジメント」という考え方です。キックオフミーティングやセミナー、商品説明会、インセンティブ・イベントなど企業が実施するイベントを統合的に管理し、コスト削減、リスク低減、サービス品質向上を実現し、企業全体のビジョンや事業戦略ゴールの達成に寄与しようとする取り組みの総称です。本資料は、この「ビジネスイベントマネジメント」の設計のポイントについてまとめました。せひ、ご覧ください。

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