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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 新入社員の早期離職をどう防ぐ?今こそ実施すべきフォローアップ研修

2023.06.07
ミーティング・イベント
人材・組織力強化
従業員満足(ES)向上

4月に入社した新入社員は、数か月が経過し、少しずつ会社に馴染みはじめ、今後の成長が期待されているでしょう。一方で、入社から1年以内は新入社員の気持ちが不安定になりやすい時でもあります。20代の若手に特化した人材紹介やキャリア支援事業を手掛ける株式会社uzuzが発表した資料※によると、Z世代の第二新卒として就活中の20代男女523人のうち、約56%が1年未満で離職しており、驚くことに、中には1ヶ月未満に離職した人が約4%いるという結果が出ています。

【調査リリース】短期離職の原因は「合わない」と「忙しい」|「Z世代」の第二新卒向け転職活動意識調査|再就職先に求めるのは「安定」した職場、働き方

さまざまな業界で人材不足が叫ばれている昨今。せっかく入社した社員がすぐに辞めてしまっては、企業にとっても大きな損失となってしまいます。そこで、大切なことがフォローアップ研修です。本記事では、Z世代の早期離職に着目し、企業の研修の現状や課題、具体的な対策法などをお届けしていきます。

新入社員のフォロー、誰がすべき?

貴社では、誰がどのように新入社員のフォローを行っていますか? 企業によってそのやり方は異なるでしょう。OJTを通じて、新入社員が1日でも早く戦力になることを望むあまり、フォローが疎かになるケースは少なくありません。

そんな状況で起こるのが、現場に任せっきりになることです。

OJTに注力するがゆえに、新入社員が感じている不安や不満を把握できず、組織とのつながりを薄めてしまうこともあります。実際に、新入社員が、OJT中に放置されたと感じることケースは多いようです。入社して数ヶ月では、まだお互いの信頼関係は十分に構築できておらず、ちょっとした行き違いが原因で大きな溝を生んでしまいます。

Z世代の新入社員は、多様な思考・価値観を大切にしているため、それらを理解し教育する必要があります。現場の先輩社員が、過去に自分が受けてきた教育方針をそのまま実施しても受け入れられないこともあるでしょう。最悪、モチベーション低下の要因になってしまうこともあるのです。人事部門は日頃の採用活動において、Z世代との接点も多く、その特性を理解していることが多いでしょう。新入社員の教育において、人事部門のフォローはとても重要なのです。

フォローしたくてもできない、人事担当者のジレンマ

しかし、人事部門は多種多様な業務を抱えているため、新入社員をフォローしにくい状況にあります。人事部門の業務範囲は企業によっても異なりますが、採用・雇用の管理から組織配置の企画、評価制度の企画、社員育成、労働環境の整備、労務管理など、多岐に渡ります。特に昨今は、人事部門の担当者の人員不足により、少ない人数で複数の業務を兼務しているケースも多いでしょう。

さらに、多くの新入社員が入社する春は、次の新卒採用活動にとっても重要な時期。3月から広報活動が解禁され、6月から採用選考が始まるため、4月から入社した新入社員のフォローに積極的に関わりづらい時期でもあるのです。新入社員のフォローをしたくてもできない、そんなジレンマを抱えている人事担当者が多いのではないでしょうか。

新入社員と企業のつながりが生まれる入社後の“半年間”が大切

新入社員にとって、入社後の半年間はとても大切な時期です。生活環境の変化、学生から社会人への思考や行動の変化、社内外のさまざまな人との出会いなど、身体的・精神的な負担を感じやすい時です。

また、新入社員が半年間で経験する出来事は、今後のモチベーションにも大きく関わってきます。さまざまな失敗を経験し、先輩社員から指導やサポートを受けるでしょう。その時々で投げかけられる一語一句は、本人のモチベーションを高めることもあれば、低下させることもあります。

フォローアップ研修があることで、不安や行き詰まりを解消し、モチベーションアップにもつながります。結果、新入社員と企業の結びつきが強くなるでしょう。

新入社員のエンゲージメントを高めることができるサービス・プログラムを紹介

ここからは、新入社員の離職防止に悩んでいる人事担当者との打合せの中で多く採用いただいているプログラムをご紹介します。

サービス・プログラム01非日常体験×チームビルディング

新入社員の教育を続けていくなかで、「自立」は大きなポイントになっていきます。しかし、「自立」を促すがゆえに本人が孤立を感じてしまうケースもあるため、同時に「チームワーク」の大切さを教えることも重要です。

「自立」は、仕事の状況や結果が大きく好転するきっかけになる。仲間との相互理解や共感が高まることで、チームが一体となりシナジーを生み出す。この2つの共通体験が原動力となることで、個人の「自立」を促すとともに、チームへのポジティブな影響が生まれていくのです。

社員研修プログラム「7つの習慣®Outdoor※」は、世界的ベストセラー書籍である「7つの習慣®」を体感して、「自立」と「チームワーク」の本質を学ぶことができます。新入社員の同期の絆づくりや社員間の信頼関係構築、など企業の人事課題解決に活用されています。

「7つの習慣®Outdoor」は、株式会社フランクリン・コヴィー・ジャパン、株式会社ワークショップリゾート、株式会社JTB、一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会の共同開発商品です。

サービス・プログラム02社会貢献(農業支援事業)×チームビルディング

1日でも早く会社に馴染み、戦力となってもらうために、現場のOJTを重要視している企業が多いのではないでしょうか。仕事を覚えるために、同じ業務を同じ環境で繰り返し行うこともあります。そのような状況が続くと、新入社員が業務本来の目的を忘れてしまったり、ストレスを感じてしまうことがあります。

そのため、時には「環境」を変えることが大切です。JTBが行っている、農業支援事業は、人手不足が深刻化している農業を研修に取り入れることで、社会課題に貢献するとともに、社員同士のリアルな「チームビルディング」につなげるというものです。

「人材育成」や「組織力向上」に加え、農業を通じた心身のリフレッシュによる「健康経営」へとつながり、労働による社会との結びつきを感じることができるでしょう。

サービス・プログラム03従業員サーベイ×組織力診断~WILL CANVAS~

新入社員が加わることで、組織にはさまざまな変化が起こります。新しいメンバーの成長が、組織全体にポジティブな影響を与えることもあるでしょう。しかし、新入社員にとっては、先輩社員が気付かないネガティブな気持ちになってしまう事象が起こっているかもしれません。

新入社員が所属している部署を含めて、今の組織がどんな状況にあり、どんな課題を抱えているのか。そして、今後はどのように組織開発をしていくべきか。

JTBグループが提供している「WILL CANVAS」は、組織改革を支援するHRテックサービスです。従業員意識調査をベースにデータ分析やコンサルティングを⽤いて組織の改善、評価などの業務を⽀援しています。企業それぞれの⽬指す組織像に向けた状態の把握が可能であり、組織開発にノウハウをもたない場合でも、組織の状態向上のための次の打ち⼿を導き出せるのです。


まとめ

入社後の初期段階において新入社員の能力向上と早期定着を促すことは、組織全体の成功につながります。新入社員に適切なサポートや教育を提供することで、彼らが組織に溶け込み、仕事に対する自信やモチベーションを高めることができます。

特に入社半年という時期は、新入社員の組織への適応、業務スキルの習得、人間関係の構築などにおいて、重要です。新入社員が早期に生産性の高いメンバーとして活躍できるように、この「入社半年まで」という時期に「新入社員フォローアップ研修」の実施をおすすめいたします。

新入社員へのフォローアップ研修をご検討される際は、ぜひ、JTBにご相談下さい。新入社員一人一人が会社に必要とされていると感じることができる様に、エンゲージメントを高め、そしてEVPを高める施策を、皆様と一緒に考え伴走します。


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この資料は、これからの社員研修に向けて新しい可能性を提示し、人事・研修担当者の皆様と一緒にこれからの研修について考えるきっかけになればという想いから生まれました。コロナ禍により研修を取りまく環境が大きく変化した今、研修担当者の皆様が抱いている課題を解決するためのアプローチの方向性を示すとともに、社員研修の最新トレンド、事業開発研修プログラムやアウトドア研修などの注目度の高い研修の実例もご紹介しています。
集合研修の再開に取り組む方に向けて「3密回避」にお役立ていただけるような情報もお届けします。より良い社員研修を目指すすべての方へ、本資料が新しい一手への一助となれば幸いです。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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