優秀な成績を収めた販売店や代理店、自社の社員に対して行われるインセンティブ旅行。新型コロナウイルスの影響により一時は実施を控えていたものの、再開している企業は増えているようです。
そんなインセンティブ旅行でオススメしたい目的地がシンガポール。同じアジア圏にありながら、最先端のインフラや街並みを通じて、さまざまな体験や学びを得ることができます。
本記事では、インセンティブ旅行の必要性や効果をシンガポールの魅力と併せてお届けします。
INDEX
改めて知っておきたい、インセンティブ旅行の必要性
インセンティブ旅行は、報奨を目的に実施されますが、費用対効果にも目を向ける必要があります。費用対効果を高めるうえで、どんなところに注目すべきでしょうか。旅行のメリットや実施の際のポイントを紹介します。
インセンティブ旅行とは
販売目標の達成や貢献度に応じて選ばれた人々を特別な旅行に招待することで、業績向上やモチベーションの向上を図るインセンティブです。
インセンティブ旅行(報奨・招待旅行)の詳細はこちら
インセンティブ旅行によるメリットや効果
インセンティブ旅行は主に、販売店・代理店向けに行うケースと、自社の従業員向けに行うケースがあります。それぞれのメリットや効果を紹介します。
01販売店・代理店向けに行うケース
販売店や代理店向けに行う場合、企業との間で設定された目標達成のための動機づけになります。事前に目標を達成した際のインセンティブを示しておくことで、モチベーションが上がり、業績向上のきっかけになります。さらに、企業と販売店・代理店との関係が深まり、ロイヤリティ強化にも効果があります。
02自社の社員向けに行うケース
会社からインセンティブ旅行を与えられることで、社員は自分の成果を誇りに思い、モチベーションUPにつながります。旅行による特別な経験や学びを通じて、次なる目標・新たな挑戦への活力が生まれやすくなるでしょう。
加えて、企業が社員の成果を讃えることは、エンゲージメント向上にも寄与したり、旅行という共通体験により、参加する社員間の絆を深めチームビルディングにもつながります。
インセンティブ旅行の効果を高めるポイントと注意点
次に、企業がインセンティブ旅行を企画する際、意識すべきポイントを紹介します。
企画段階では、参加者が興味を持ちやすい目的地を選び、期待感を高めることが重要です。非日常的な文化体験やアクティビティに加え、ビジネスに活きるアイデアや経験を得られるプログラムを組むと良いでしょう。
旅行の最中は、参加者が企業に貢献してくれたことを意識し、さまざまな場面で、感謝の意を示すとともに楽しむ機会を提供することが重要です。同時に、今後のビジョンや目標を共有することで、長期的な関係性が生まれます。
そして、旅行の後は参加者のフィードバックを収集し、次回のインセンティブ旅行の改善に活用するのがおすすめです。
シンガポールが最適な目的地である理由
インセンティブ旅行を企画する際、目的地の設定はとても重要です。複数の事情を考慮したうえで、オススメしたい目的地がシンガポールです。インセンティブ旅行になぜ、シンガポールが最適なのか。その理由を紹介します。
平和な環境で安心できる旅が実現
目的地の選定で最も考慮すべき点が安全面でしょう。2024年世界平和度指数(Global Peace Index)によれば、シンガポールの平和度は、世界第5位に位置しており、日本(同17位)よりも平和であることがわかります。
治安が良いことに加え、地震や津波、台風などの自然災害のリスクが低く、政治的に安定していることも特徴です。
最先端のインフラで、効率的に・濃密に過ごす
シンガポールは、東京23区と同程度の面積でありながら、交通・通信網、会議施設、アトラクションなど、最先端のインフラが整っています。国内の移動に時間がかからないため、効率的なプログラム設計が可能です。そのような環境から、世界屈指の国際会議都市としても高い評価を得ています。
現地でコミュニケーションがとりやすく、旅の不安を軽減
シンガポールには、JTBをはじめとした旅行会社のオペレーターが多数拠点を有しているため、各種予約や手配がしやすくなっており、オペレーションの不安を軽減できます。
また、アジアでありながらも、英語が公用語の国であるため、グローバルにおけるコミュニケーション力の向上にもつながるでしょう。
短時間の時差と安定した気候で過ごしやすい
日本とシンガポールは時差が1時間であるため、移動による身体の負担を抑えることができます。また、年間を通して常夏の気候であり、季節や月による天候の変化がほとんどないため、プログラム変更などが起こりにくく、予定が立てやすいという長所があります。
ビジネスに活きるヒントが満載!シンガポールの魅力を深堀り
安全性・インフラ・コミュニケーションなど、インセンティブ旅行の目的地としての好条件が揃っているシンガポール。施設やアクティビティを詳しく見ていくと、“ビジネスへ活きる”ヒントが隠れています。
先進性と多様性が融合した街
シンガポールはアジア太平洋地域のビジネスの玄関口になっており、世界132ヶ国のイノベーション能力を分析したランキングThe Global Innovation Index2023では、アジアで1位/世界で5位になるなど、ビジネスの先端を歩んでいます。
加えて、多民族、多宗教、多文化という多様な社会であり、ダイバーシティを体現している国でもあります。まさに先進性と多様性が混ざり合う場所で、新たな価値観や発見に出会えるのが魅力です。
SDGs/サステナビリティに関する、先進的な取り組みに学ぶ
シンガポールは気候変動対策を推進し、アジア全体の持続可能な取り組みを支援している国でもあります。「高層ビルがそびえる都市」というイメージがありますが、実は緑が国土の約3分の1を覆う「グリーン・シティ」です。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは総面積101haの広大な敷地に、高さ50mの巨大ツリーとドーム型植物園が人気のスポット。2本のスーパーツリーの間に架けられた全⾧128mの空中遊歩道で園内や市街を一望できます。このツリーは人々を楽しませると同時に、最上部はソーラーパネルで電力を自ら発電するなど、さまざまな循環システムが構築されています。
シンガポールの玄関口であるチャンギ国際空港は、航空格付け会社SKYTRAX社の「世界の空港トップ10」ランキングにおいて、12回1位に輝き(2024年は2位)、世界中の旅行者から支持されています。
そんなチャンギ国際空港は、サステナブルな設計やデジタルを駆使した空港運営が取り入れられており、実際に職員からレクチャーを受けることもできます。
シンガポール企業とJTBの協業によるサステナブル・ツーリズムを体感
シンガポール国内では、動物や自然保護の活動も盛んに行われています。2024年2月には、ナイトサファリ、シンガポール動物園、バードパラダイス、リバーワンダーの4つの施設を運営するMandai Wildlife Groupと株式会社JTB、JTB Pte Ltd(本社:シンガポール)の3社によって、サステナブル・ツーリズム推進に向けた協定が結ばれました。
マンダイ・ワイルドライフ・グループは野生動物と自然が楽しめるデスティネーションとして、マンダイ・ワイルドライフ・リザーブと呼ばれる一帯の運営を行っています。そこに有するシンガポール動物園などの施設を通し、訪問者を魅力的な野生動物の世界へと導く事で、動物と自然保護の重要性を啓発しています。
本協定は、JTBが掲げるサステナビリティ方針を前提に、マンダイ・ワイルドライフ・グループの施設・商材を活用した商品開発及びプロモーション活動を実施し、未来に向けて持続可能な相互の事業における成長の実現を目指すもの。日本の企業と現地企業によって展開される協業を現地で体感することで、サステナブルな取り組みのヒントが得られます。
豊富な体験型アクティビティ
シンガポールの南に位置するセントーサ島は、チームビルディングに最適な場所です。
7つの異なるエリアからなるパラワン@セントーサ(The Palawan @ Sentosa)。アジア初の屋内型電動ゴーカートサーキット「ハイパードライブ(HyperDrive)」は、3つのレベルに分かれたレーストラックでゴーカートに乗って仮想ゲームの世界が体験できます。チーム対抗戦を行うこともでき、参加者同士の関係性を深めることができます。食事の時間は「パラワンフードトラック(The Palawan Food Trucks)」で、世界中の料理を屋台感覚で楽しむことができ、コミュニケーションも一層深まります。
2022年にオープンした「ミスター・バケット・ショコラトリー」は、マレーシア、インド、ベトナム、タイなどの地域で持続可能な方法で調達されたカカオを使い、クラシックなお菓子を作っています。材料からパッケージまで、あらゆる要素がブランドの持続可能性へのコミットメントをしています。デンプシー・ヒルに位置するミスター・バケットのチョコレート工場は、屋内外のダイニングエリアとマルチコンセプト・スペースが特徴です。また、チョコレートの製造工程やミスター・バケットのブランドについて学べるワークショップも開催しています。
ストーリーを通じて学ぶ・体験する
ここまで、さまざまな施設やアクティビティを紹介してきました。加えて、シンガポールには、シーンやニーズに合わせて利用できる会場や宿泊先が多数あります。
JTBでは、目的に合わせて3つのストーリープランを用意しています。テーマを設けることで、実施効果もより高まります。
3つのストーリーに沿った選べるプラン
PLAN01サステナビリティコース
ホテル発
↓
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
↓
ランチ(@Peppermint)
↓
ミスター・バケット・ショコラトリーでワークショップ
↓
オーチャードロード
↓
ホテル着
PLAN02ファミリー&チームコース
ホテル発
↓
バードパラダイス
↓
ランチ(@クリムゾン・レストラン)
↓
セントーサ島
↓
ハイパードライブ
↓
ホテル着
PLAN03ラグジュアリーコース
ホテル発
↓
マーライオン・パーク
↓
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
↓
ランチ(@タワークラブ)
↓
シンガポール・スリリングマスタークラス(@ラッフルズ・ホテル・シンガポール)
↓
ホテル着
インセンティブ旅行の成功事例
ここからは、シンガポールを目的地にインセンティブ旅行を実施した企業の事例を紹介。現地での過ごし方の工夫だけでなく、参加者の家族を巻き込むことでさまざまな効果が期待できます。
- 業種
- コンベンション事業者
- 対象者
- 優秀な成績を収めた社員とその家族へのインセンティブ旅行
- 実施ポイント
- 家族も旅行に参加することから、コネクティングルームやベディングへこだわり、社員と家族がストレスなく心地良く過ごせる宿泊環境を用意。現地のホテルとの密な連携・調整により実現しました。
- 実施効果
- 社員本人だけでなく、家族を含めて非日常の体験を提供することで、企業と社員のエンゲージメント向上につながりました。家族と会社の交流が生まれ、ステークホルダーとの関係性がより広がりました。
- JTBシンガポール推進担当者の声
- 「多様性を極め、選択肢が溢れる今、企業と従業員のエンゲージメントを強化するには、個人の多様性に焦点を当てた取り組みが必要となっています。従業員とのエンゲージメントを高める最大の機会のひとつがインセンティブ旅行ではないでしょうか?特別な空間、時間をともにすることで結びつきを強め、特別な体験価値を創出します。
特別なイベントを多様性と先進が混在した話題の都市“シンガポール”で体感されてはいかがでしょうか?JTBは従業員様と企業様のエンゲージメント強化、体験価値向上をサポートさせて頂きます!」
オリジナリティ溢れる空の旅で、特別な旅を実現
インセンティブ旅行は、航空会社の選択も重要なポイントです。航空会社によって、サービスやフライトスケジュールが異なるなかで、シンガポールへの旅行は、シンガポール航空の利用がオススメです。
利便性と効率の良さ
2024年6月現在、日本-シンガポール間は毎日10便が運航しています。1日で約3,000席の座席が用意できるため、参加人数が多いインセンティブ旅行にも最適。また、成田・羽田・中部・関西・福岡と日本各地から運航しているため複数拠点から搭乗でき、各地の発着時間が近いことから「成田+羽田発着、東京+大阪発着」など別拠点の組み合わせでも、行程を組みやすくなっています。
充実の機内エンターテインメント
機内エンターテインメントは、2,000以上のコンテンツ(2024年6月現在)が利用でき、日本語字幕/音声の映画は50本以上を用意しています。さらに、ビジネスクラス以上の方とクリスフライヤー会員(機内で登録可)には、無料・無制限の機内Wi-Fiを提供しています。
快適な機内サービス
日本発着のフライトには2名以上の日本人客室乗務員が搭乗しているため、シンガポール航空ならではのおもてなしを受けながら、お困りごとや不安があれば、いつでも日本語で相談ができます。
機内食もこだわりのメニューを提供しており、和食は懐石料理の老舗「菊乃井」の主人、村田氏が監修したメニューを味わうことができます。
企業・団体のお客様向けの特別サービス
まとめ
本記事では、シンガポールの国の魅力をインセンティブ旅行を通して紹介しました。シンガポールには、この場所でしか見られない景色、体験できないことがたくさんあります。唯一無二の経験は、参加者の心に残り続け、企業のビジネスにポジティブな影響をもたらしてくれます。
貴社でも、シンガポールへのインセンティブ旅行の実施を検討してみてはいかがでしょうか。JTBは、海外とのネットワークを生かし、豊富な会場・コンテンツからオリジナリティ溢れるインセンティブ旅行を提案します。ぜひ、ご相談ください。