この記事では、リアルイベントの開催を検討する担当者に向け、リアルイベントのメリット・デメリット、成功事例などをお伝えします。併せてハイブリッドイベントについても紹介し、記事の最後にはハイブリッドイベントの開催に役立つビジネスイベント事例集もご紹介します。ぜひご覧ください。
INDEX
リアルイベントとは
リアルイベントとは、会場に実際に人を集めて行うイベントです。リアルイベントでは主催する企業と来場者がリアルな体験を共有でき、双方のコミュニケーションが促進されます。また、オンラインのイベントと比べると、リアルイベントでは商品やサービスを効果的にアプローチできます。
リアルイベント開催の3つのメリット
リアルイベントのメリットを紹介します。リアルイベントを商品やサービスのアピール、認知拡大などにお役立てください。
メリット01商品やサービスを体験してもらえる
リアルイベントでは、効果的に商品やサービスの魅力を伝えることができます。それは来場者が商品やサービスを体験する際に、味・香り・触り心地など、来場者の五感が刺激されるためです。五感を刺激する体験は、来場者の記憶に定着しやすい傾向が見られます。来場者に商品やサービスを思い出してもらえると、購入や問い合わせにつながる可能性があります。
メリット02多くの顧客に認知拡大できる
展示会のような大規模なリアルイベントでは、1回の開催で多くの来場者が見込めます。「顧客になる可能性が高い層」に来場してもらえる点は、リアルイベントの強みです。リアルイベントに足を運ぶ時点で、来場者の商品やサービスの関心の強さがうかがえます。
また、商業施設のような場所でリアルイベントを開催すると、偶然通りがかった「これまで接点がなかった層」へも認知拡大できます。
メリット03ファンやリピーターを増やせる
リアルイベントで感じる一体感は、主催する企業と来場者間のつながりを深めるだけではありません。リアルイベントでは、来場者同士の親睦も深まります。
来場者によるコミュニティが形成されると、ファンやリピーターの獲得が見込めます。商品やサービスの価値に「仲間とのかかわり」という価値が上乗せされ、顧客離れを防ぐことができるためです。
リアルイベント開催のデメリット
リアルイベントでは時間と場所が指定されるため、来場したくても都合をつけられない人が発生します。また大規模なリアルイベントを開催しようとするほど、準備に手間がかかります。1年ほど前から会場を押さえる企業も少なくありません。さらに、多くのトラブルを想定し、緻密な計画を練っておく必要があります。
加えて、新型コロナウイルス感染症を始めとする感染症対策として、企業には十分な感染症対策が求められます。
詳しくは、 東京都防災ホームページの最新情報をご確認ください。
リアルイベント開催の成功事例
リアルイベントの成功事例を紹介します。
01 某IT関連企業 様日本で対面開催!コロナ禍で開催したアジアパシフィックエリアの社内キックオフ
某IT関連企業には日本を含む各国に従業員がおり、オンラインでのやり取りに限界を感じていました。
従業員間のコミュニケーションを促進するために、同社は沖縄にてリアルイベントを開催しました。イベントでは沖縄の伝統芸能や食文化などを楽しみつつ、体験型のチームビルディングを実行しています。数々の体験を通じて、従業員の一体感が形成されたと好評を得られました。
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02 某大手機械メーカー 様「HERO」を称える“炎”の表彰イベント
某大手機械メーカーでは、1年間の従業員の頑張りを称える表彰イベントを開催しました。イベントの開催にあたり重視されたことは、感染症対策です。同社では、表彰式を午前の部・午後の部に分けて時間を縮小する、受賞時には受賞者用の手袋を用意するなどの感染症対策を講じました。
イベントでは来場者の年齢を考慮した演出がなされ、受賞者と交流する時間も設けられました。受賞者・来場者の双方から、満足したという意見が多数寄せられています。
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ハイブリッドイベントの開催が増えている
新型コロナウイルス感染症の蔓延をきっかけに、ハイブリッドイベントを開催する企業が増えました。ハイブリッドイベントとは、リアルとオンラインの両方で開催されるイベントです。
リアルとオンライン、それぞれのメリットを活かしつつデメリットを補完できる点が、ハイブリッドイベントの強みです。リアルとオンラインで来場者を分散できると、感染症対策にもなります。またイベントへの参加を検討する人にとっても、会場とオンラインとで都合の良い方を選べる点はメリットと言えます。
また、ハイブリッドイベントは、アーカイブ化が容易です。アーカイブ化すると、ライブ配信に参加できなかった人にもイベントを共有でき、繰り返しの視聴も可能です。
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ハイブリッドイベント開催の成功事例
ハイブリッドイベントの成功事例を紹介します。
某人材サービス関連企業 様想いをひとつに!一から切り開いたハイブリッド型キックオフイベント
某人材サービス関連企業は、40周年の節目にハイブリッド型のキックオフイベントを開催しました。成績優秀者を讃えつつ、節目にふさわしい特別感と一体感を体験してもらうことがイベントの目的です。
ハイブリッド型イベントを開催したところ、多くの従業員にイベントへ参加してもらえました。土日の外出が難しい従業員でも、オンラインなら好きな場所から参加できます。当日は来場者数が約85名に対し、視聴者数は約2,800名でした。
また、芸能人による特別プログラムや新卒者によるクイズ大会など、コンテンツとしてのおもしろさが好評を得ました。
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まとめ
リアルイベントを開催すると、来場者に商品やサービスを効果的にアピールできます。リアルイベントを安全に開催するため、企業には徹底した事前準備と感染症対策が求められます。また近年は、オンラインとオフラインのメリットを兼ね備えた、ハイブリッドイベントを開催する企業が増加中です。
最後に、ハイブリッドイベントの開催に役立つビジネスイベント事例集を紹介します。ハイブリッドイベントの開催における課題や工夫したポイント、イベントの効果に触れつつ事例をまとめています。