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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 MICEとは?意味や種類、開催するメリット・成功のポイントをわかりやすく解説

2026.09.17
会議・イベント運営
ミーティング&イベント
アウトソーシング・ 業務委託(BPO)
売上拡大・販売促進
人材・組織力強化
従業員満足(ES)向上

企業の会議や報奨旅行、国際会議、展示会などを総称する「MICE(マイス)」は、近年、企業活動や地域活性化を支える重要な取り組みとして注目されています。

国内外から多くの参加者が集まるMICEは、新たなビジネスの創出や人的ネットワークの構築だけでなく、開催地域への経済波及効果や企業・都市のブランド価値向上にもつながることが期待されています。

本記事では、MICEの基本的な意味や4つの種類、開催する目的・メリット、開催場所の選び方、成功のポイントをわかりやすく解説します。

目次が表示されます。(編集禁止)

この記事で分かること

  • MICEとは、企業会議・報奨旅行・国際会議・展示会など4種類のビジネスイベントの総称
  • 「Meeting」「Incentive Travel」「Convention」「Exhibition/Event」の4種類で構成され、それぞれ目的や役割が異なる
  • MICEは新たなビジネス機会の創出や地域経済への波及効果、企業・団体のブランド価値向上につながる
  • MICEを成功させるには、開催目的の明確化や会場選定、参加者満足度を意識した企画・運営が重要
  • 開催場所はアクセスや設備、宿泊施設との連携に加え、オンライン・ハイブリッド開催への対応もポイント

MICEとは?

MICE(マイス)とは、多くの人が集まり、交流や情報発信が行われるビジネスイベントの総称です。「Meeting」「Incentive Travel」「Convention」「Exhibition/Event」の4つの頭文字を組み合わせた言葉で、企業や団体、行政機関、学術機関などが開催するさまざまな催しを指します。

MICEは単なるイベントではなく、参加者同士の交流や情報発信を通じて、新たな価値創出や関係構築を促進する場として活用されています。

近年は対面開催だけでなく、オンラインやハイブリッド開催も普及しており、目的や参加者属性に応じた柔軟な実施が可能になっています。

MICEの種類

MICEは4つのビジネスイベントで構成され、それぞれ開催目的や対象者、期待される効果が異なります。

まずは、それぞれの特徴を理解し、自社に適したMICEの活用方法を検討しましょう。

Meeting(会議)

Meetingは、企業や団体が開催する会議や研修、セミナーなどを指します。役員会議や経営会議、営業会議、新入社員研修、キックオフミーティングなどが代表的な例です。

情報共有や意思決定を行うだけでなく、組織内のコミュニケーションを促進し、共通認識を形成する役割も担っています。また、近年はオンライン会議やハイブリッド開催も普及し、参加者の所在地を問わず開催しやすくなりました。

Incentive Travel(報奨・招待旅行)

Incentive Travelは、企業が従業員や販売代理店などを対象に実施する報奨・招待旅行です。営業成績や業績への貢献を評価するインセンティブとして実施されることが多く、表彰式や研修、体験プログラムなどを組み合わせた内容が一般的です。

旅行を通じて参加者のモチベーション向上や組織への帰属意識の醸成を図れることが大きな特徴です。また、参加者同士の交流が深まり、部門や拠点を超えたネットワークづくりにもつながるため、人材育成や組織活性化の施策として活用されています。

Convention(国際会議・学会)

Conventionは、政府機関や自治体、学術団体、業界団体、企業などが主催する国際会議や学会を指します。世界各国から専門家や研究者、行政関係者などが集まり、研究成果の発表や政策・技術に関する議論、情報交換を行います。

参加者数が数千人規模になるケースもあり、開催都市には宿泊や交通、飲食など幅広い分野で経済効果が期待できます。また、国内外の専門家との交流を通じて、新たな研究やビジネスの機会を生み出す場としても重要な役割を果たしています。

Exhibition/Event(展示会・イベント)

Exhibition/Eventは、展示会や見本市、博覧会、あるいはスポーツや文化をテーマにした催しなど、多くの来場者を集めるビジネスの場を指します。企業による新製品の発表や業界見本市のほか、地域の魅力を発信する催事も含まれます。来場者との商談や情報発信、ブランド認知の向上につながるだけでなく、新規顧客の獲得や販路開拓の機会を創出できる点も特徴です。さらに、出展企業や参加者同士の交流を生み出す場としても活用されています。

MICEを開催する目的・メリット

MICEは、多くの参加者が集まるビジネスイベントであることから、次のようなメリットが期待できます。

新たなビジネス機会の創出につながる

MICEには、企業や研究機関、行政機関などの関係者が国内外から集まるため、新たなビジネス機会を創出しやすいというメリットがあります。会議や展示会、国際会議などを通じて情報交換や意見交換が行われることで、新たなアイデアや技術、サービスが生まれるきっかけになることも少なくありません。

また、参加者同士の交流を通じて人的ネットワークが広がり、新規取引や共同研究、事業連携へ発展するケースもあります。

地域経済への波及効果が期待できる

MICEが開催されると、多くの参加者が開催地を訪れるため、宿泊施設や飲食店、交通機関など幅広い業種で消費が生まれます。一般的な観光旅行と比較して滞在期間が長く、消費額も大きくなる傾向があるため、開催地域への経済波及効果が期待できるのです。

さらに、イベント開催に伴う会場設営や運営、人材手配など関連産業にも需要が生まれることから、地域全体の活性化につながります。そのため、多くの自治体や都市がMICE誘致に積極的に取り組み、開催環境の整備を進めています。

企業・団体のブランド価値向上に寄与する

MICEは、多くの関係者やメディアに向けて企業や団体の取り組みを発信できる機会でもあります。大規模な会議や展示会、イベントを成功させることで、企業の専門性や信頼性、技術力を広くアピールでき、ブランド価値の向上につながります。

また、国際会議や展示会では海外からの参加者も多く集まるため、自社の認知度向上や海外市場への情報発信にも効果的です。

社内外のコミュニケーション活性化につながる

MICEは、参加者同士が直接交流できる貴重な機会です。企業会議や報奨旅行では、部署や拠点を超えたコミュニケーションが生まれ、情報共有や相互理解の促進につながります。

また、展示会やイベントでは顧客や取引先との接点が増え、関係強化や新たな商談機会の創出も期待できます。

MICEの開催場所と選び方

MICEの成功には、開催目的に適した会場を選ぶことが欠かせません。参加者が快適に過ごせる環境を整えることはもちろん、アクセスや設備、開催地域ならではの魅力なども満足度に大きく影響します。

ここでは、MICEに適した開催場所とその選び方についてご紹介します。

MICE開催に適した施設の種類

MICEの代表的な開催施設としては、コンベンションセンターや展示会場、ホテルの宴会場・会議室、研修施設などが挙げられます。近年では、歴史的建造物や美術館、文化施設などを活用する「ユニークベニュー」も注目されています。

施設を選ぶ際は、収容人数だけでなく、必要な設備やレイアウトの自由度、宿泊施設との連携なども確認することが大切です。

開催場所を選ぶ際のポイント

開催場所を選定する際は、アクセスの良さを優先的に検討しましょう。空港や新幹線駅からの移動時間、公共交通機関の利便性などは、参加者の負担を左右する重要な要素です。また、会場と宿泊施設が近い場合は移動時間を短縮でき、運営面でもメリットがあります。

あわせて、Wi-Fiや音響・映像設備、多言語対応、バリアフリー設備など、参加者が快適に利用できる環境が整っているかも確認が必要です。さらに、地域ならではの観光資源や文化体験を取り入れられる場所を選ぶことで、参加者の満足度向上や開催地の魅力発信にもつながります。

オンライン・ハイブリッド開催という選択肢

近年は、オンライン開催やハイブリッド開催を採用するMICEが増えています。オンライン開催は、場所を問わず参加できるため、遠方や海外からでも参加しやすく、移動や宿泊にかかる時間・費用を抑えられる点がメリットです。

また、配信内容をアーカイブ化し、後日視聴できる形式を取り入れるケースも増えています。

一方、対面ならではの交流や商談機会を重視する場合は、会場参加とオンライン参加を組み合わせたハイブリッド開催も有効です。開催目的や参加者の属性、求める成果を踏まえ、それぞれの特徴を活かした開催形式を選びましょう。

MICE開催を成功させるポイント

MICEを成功に導くためには、会場や設備を手配するだけでは十分ではありません。

事前準備から開催後の振り返りまでを体系的に進めることで、MICEが持つビジネス効果や地域への波及効果を最大限に引き出せます。具体的な成功のポイントについてご紹介します。

POINT01 開催目的とターゲットを明確にする

企画段階では、まず「何を実現したいのか」という開催目的を明確にしましょう。新製品の発表や販路拡大、人材育成、学術交流など、目的によって最適な開催形式やプログラムは異なります。

また、参加対象者を具体的に設定することも欠かせません。国内外の取引先、従業員、研究者、一般来場者など、ターゲットによって必要な会場規模や設備、運営方法は大きく変わります。目的とターゲットを整理したうえで企画を進めることで、一貫性のあるMICEを実現できます。

POINT02 参加者満足度を高めるプログラムを設計する

MICEでは、参加者が有意義な時間を過ごせるプログラムを設計することもポイントです。講演や商談、展示だけでなく、交流の機会や地域ならではの体験を取り入れることで、参加者の満足度向上につながります。

また、参加者の立場に立ち、受付から会場案内、休憩時間の過ごしやすさまで配慮することも大切です。オンラインやハイブリッド開催の場合は、視聴しやすい配信環境や双方向コミュニケーションの仕組みを整えることで、オンライン参加者も満足しやすい環境を整えられます。

POINT03 会場・運営会社を適切に選定する

開催目的に適した会場や運営会社を選ぶことは、MICEの品質を左右する大きな要素です。とくに大規模なMICEでは、企画設計や参加者管理、多言語対応など専門的なノウハウが求められるため、実績のあるパートナーとの連携が成功の鍵となります。

豊富な実績を持つ運営会社へ相談することで、リスク管理や進行管理、参加者対応などを含めた総合的なサポートを受けられ、円滑な開催につながります。

POINT04 運営計画・当日運営・効果測定まで一貫して行う

MICEの成果を高めるためには、開催前の準備だけでなく、当日の運営と開催後の効果測定までを一貫して実施することが重要です。スケジュールや役割分担、緊急時の対応体制などを事前に整理しておくことで、当日のトラブルを最小限に抑えられます。

開催後は参加者アンケートや来場者数、商談件数などを分析し、当初設定した目的をどの程度達成できたかを検証しましょう。改善点を次回の企画へ反映することで、継続的にMICEの品質と成果を向上させることができます。

JTBが手掛けたMICEの開催事例

MICEの開催には、目的や規模に応じた専門的なノウハウが求められます。JTBでは、これまで数多くのビジネスイベントを成功に導いてきました。豊富な実績の中から、一部の事例をご紹介します。

事例01 温泉×MICEの化学反応 JTBが提案する「ONSEN-MICE」

IT・ソフトウェア開発と販売を手掛けるA社では、新サービス開発に向けた部署横断プロジェクトの集中会議に、温泉地でMICEを実施する「ONSEN-MICE」を活用しました。

自然に囲まれた環境での全体会議に加え、足湯や散歩をしながらのブレインストーミングなど、通常の会議室とは異なる環境を活かしたプログラムを実施。

その結果、参加者同士のコミュニケーションが促進され、ユニークな発想やアイデアも数多く生まれました。開催場所やプログラムを工夫することで、部署横断のコミュニケーション促進や新たなアイデア創出につながった事例です。

事例02 世界の拠点をオンラインでつなぐ!伝える!世界代理店会議

横浜ゴム株式会社様では、各国の販売代理店にメーカーの意思や方針を共有する世界代理店会議をオンラインで開催しました。

各国の時差を踏まえた開催日程の設定をはじめ、事前収録映像の制作や進行台本の作成、配信環境の整備などを実施。オンライン開催によって、対面では参加できなかった方の参加も可能となり、世界各地の販売代理店へメーカーの意思や方針を共有できました。

場所にとらわれず多くの参加者をつなげられる、オンラインMICEの特徴を活かした事例です。

事例03 日本と中国をオンラインで結んだ「日中ICH合同シンポジウム」

日本製薬工業協会様では、日本と中国におけるICHガイドラインの実装状況や取り組みを共有する「日中ICH合同シンポジウム」をオンラインで開催しました。

中国の関係機関との調整や英語でのリハーサル、同時通訳を交えたパネルディスカッションなど、国際的なMICEに求められる多言語・オンライン対応を実施。

約1か月という限られた準備期間の中で、オンラインシステムの調整や事前リハーサルを重ね、大きなトラブルなく開催を終えることができました。オンラインを活用することで、多くの聴講者が参加できるシンポジウムを実現した事例です。

事例04 2025年日本国際博覧会におけるパビリオン運営支援(海外パビリオン)

2025年日本国際博覧会では、北欧5か国やインド館など複数の海外パビリオンに対し、JTBが運営を支援しました。多国籍の出展者が参加する大規模な国際イベントにおいて、運営体制の構築からスタッフの採用・育成・管理、多言語での来場者対応、VIP対応、警備、飲食・物販運営まで幅広くサポート。

長期開催や特別行事にも対応できる体制を整えることで、出展者が本来の目的に集中できる環境を構築しました。多くの来場者が参加する国際博覧会において、運営体制の構築から来場者対応までを支援したExhibition/Eventの事例です。


まとめ

MICEは、企業会議や報奨旅行、国際会議、展示会・イベントを総称するビジネスイベントであり、新たなビジネス機会の創出やブランド価値の向上、地域経済への波及効果など、多くのメリットが期待できます。

一方で、成果を最大化するためには、開催目的に応じた企画立案や会場選定、運営体制の構築が欠かせません。JTBでは、企業や団体の課題や目的に合わせて、MICEの企画から運営、参加者対応までをトータルでサポートしています。

MICEの開催をご検討中の方は、ぜひJTBへお気軽にご相談ください。また、ビジネスイベントの最新動向や企業の取り組みについて詳しく知りたい方は、次の資料もあわせてご活用ください。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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