WOWJTB!

【スペシャル対談】感動と共感を呼び起こしたい
スポーツのチカラで日本を熱く!

PROFILE

リーチ マイケル

1988年 ニュージーランド生まれ。
2004年 15歳の時、札幌山の手高校へ留学生として来日、その後、東海大学体育学部へ進学。
2011年 東芝ブレイブルーパスに入団。
日本代表に選出され、ラグビーワールドカップ2011™ニュージーランド大会プール予選すべて先発出場。
2015年 ラグビーワールドカップ2015™イングランド大会では日本代表のキャプテンとして、チームの躍進に貢献。
2019年 9月より開幕するラグビーワールドカップ2019™日本大会において、初のベスト8以上を目指しキャプテンとしてチームを率いている。

髙橋 広行

1979年 株式会社日本交通公社(現・株式会社JTB)入社。
高松支店長、広島支店長等を経て、2010年JTB取締役旅行マーケティング戦略部長に就任。
2012年 JTB常務取締役兼JTB西日本代表取締役社長。
2014年よりJTB代表取締役社長を務め、2018年4月より経営改革を実施、第三の創業に向けて新たなスタートを切った。

現在、ラグビー日本代表のキャプテンとして重責を担うリーチ マイケル選手と、日本代表のオフィシャルサポーターとしてチームを支援する株式会社JTBの髙橋広行代表取締役社長による対談が実現しました。組織を牽引するリーダーとしてのあり方から、さらにJTBが国内で初めて本格的に導入する「スポーツホスピタリティ™」まで、スポーツと経営における共通点やスポーツがもたらす社会への可能性と未来について語ります。

リーダーだからこその、決断を

―髙橋社長は、前回のイングランド大会の南アフリカ戦をあの場で観戦されていたそうですね。

髙橋広行(以下、髙橋) はい。 "ブライトンの奇跡"と言われたあの試合を会場で観ていました。特にラストの日本の猛攻、あの大逆転の瞬間は、言葉では言い表せないほどの感動でした。自然と涙が流れてきたほどです。日本が勝利した瞬間、競技場は大歓声に包まれました。まさにラグビーの「ノーサイド」の精神を目の当たりにして、スポーツによってもたらされる感動で体の芯から打ち震えました。あの瞬間、この感動を日本の多くの方たちに味わってほしいと心から思い、JTBとして日本代表チームをサポートしようと決意したのです。

―リーチさんは、2014年から現在までキャプテンを務められています。この4年で日本におけるラグビーの認知度や人気は大幅に高まりましたね。4年前のあの南アフリカ戦の最後のワントライがドラマを生んだと思いますが、あれはチームとしての判断だったのですか?

リーチ マイケル(以下、リーチ) いや、僕個人です。チーム、特にバックスは同点でいいと思っていたみたいです(笑)。ここまできたら一発しかない、悔いを残さないためには、勝ちにいくチャレンジをするんだと、私がスクラムを決断しました。フォワードの選手たちも"絶対にいけるいける"という自信があるのが自然と伝わってきて、よし、いけるぞ、と。一人の判断ではなかったと思いますが、僕はチャレンジしたいという思いがあって、あとはどうやってトライをとるか、ということを冷静に考えていました。

髙橋 本当に大きな決断でしたね。あの時のワントライが日本のファンを惹きつけて今につながっていると思います。

リーチ そうですね。あの時のトライで、その後の全体的な流れが変わったというか、世界中の声も、弱いチームが強いチームに勝ったということで注目も集まるようになった。勝ったから良かったですが(笑)。ただ、プレッシャーがないとチームは強くならない。

―髙橋社長はリーチさんのリーダーシップにも着目されているそうですね。

髙橋 ええ、あの時私が特に感動したことは、リーチさんの素晴らしいリーダーシップでした。あの最後のペナルティのタイミングで、キックを選んで同点になることですら素晴らしい出来事だったにもかかわらず、リーチさんはあえてトライにいこうと決断された、その姿に胸を熱くしたのです。

リーチ 確かに、後で試合のビデオを見直したところ、エディヘッドコーチは何度も、「キック」と叫んでいましたからね(笑)。

髙橋 多くの人がそう思う中で、異なる選択をされました。これは、キャプテンとしてチームをまとめ上げてきたリーチさんだからこそできた決断だと思いました。リーチさんは「悔いのないチャレンジ」とおっしゃいましたが、私も企業のトップとして、さまざまな経営判断をしなければならない立場です。だからこそあの時のリーチさんの姿を見て、すべての責任を背負ったリーダーとしての強い思い、そのスタンスに共感しました。

リーダーだからこその、決断を WOWJTB ラグビー

大きな一つの目標がチームの力を強くする

―日本代表チームのキャプテンとして個性あふれるチームの仲間をまとめていくのは、ご苦労もあると思います。リーダーとして、心がけていることはありますか。

リーチ 実は最初にキャプテンをやれと言われた時は、他の人にしてくださいと頼んだのですがダメでした(笑)。今は...そうですね。チームには日本代表として経験を積んでいる者、新しくチームに入ってきた者など、それぞれ立場が異なる選手がいます。小さなことですが、たとえば合宿中など一緒に食事をする時は、いつも違う席に座っていろいろな選手と話をするなど、日々努めているのは、やはりメンバーとのコミュニケーションですね。

髙橋 ラグビーの日本代表チームには、本当にいろいろな国の出身の方々がいらっしゃいます。チームを一つにまとめるのは、想像以上に難しいのではないでしょうか。実はJTBグループも海外の組織を含めると社員のほぼ4人に1人が外国人です。経営の方針などを伝えなければならないのですが、国によって受け止め方や考え方にも違いがあります。多様な人財で構成される組織をまとめるのは本当に難しいと実感します。リーチさんに、日本チームが一丸となっている秘訣を、ぜひお聞きしたい。

リーチ チームでいえば、我々には試合で勝利する、という一つの共通する大きな目標があります。目標を達成するために何をしなければならないのか。誰もが自分の意見をきちんと言える場をつくり、話し合いを重ね、みんなで考えることが大切だと考えています。もちろん、時に意見が食い違うこともありますが、最後は、「ここは日本だから日本スタイルでいこう」ということで選手たちも納得します。明確な目標と納得のいく話し合い、それが一つにまとまることができる大きな理由ではないでしょうか。

髙橋 おっしゃるとおりですね。ただ、経営会議で決めたからといってそれだけで社員がただちについてくるわけではありません。なぜその選択をしたのか、社会や会社、社員にとってどのような意味があるのか、それぞれがそれぞれの場所でどのような役割を果たしてほしいのか、目指したい姿を示しながら様々な角度から、丁寧に伝えていくことが重要だと思っています。また、組織の中で部下のミスや失敗に遭遇することは多々あります。失敗は社員の成長に繋がると考えていて、それは仕事もスポーツも同じだと思います。失敗を恐れてチャレンジしないような風土であってはいけません。大事なのは、その失敗をどうやって次に繋げるか。その時に、リーダーとして、最終的にはすべての責任は自分にあるとの覚悟をもって臨むことも大事だと思っています。

大きな一つの目標がチームの力を強くする WOWJTB ラグビー

新たな観戦スタイルとしてのスポーツホスピタリティ™

―ラグビーワールドカップ2019™日本大会では、JTBの新しい取り組みも注目されています。

髙橋 ええ、JTBではラグビーワールドカップ2019™日本大会を機会としてスポーツホスピタリティ™事業を展開しています。日本ではまだ馴染みがありませんが、すでに欧米などでは広く親しまれているのでリーチさんもご存知なのではないでしょうか。

リーチ もちろんです。私もニュージーランドでスポーツホスピタリティ™プログラムに参加したことがありますよ。

―スポーツホスピタリティ™の内容について、詳しく教えていただけますか。

髙橋 これまで日本におけるスポーツ観戦というのは、試合を見に行って、試合が終わったら帰る、というのが一般的でした。スポーツホスピタリティ™は、観戦したい試合が軸にはなるものの、その前後も楽しもうという新たなサービスです。専用の個室や特別な空間での飲食、ゆかりの選手が試合の見どころを語るトークショーや、趣向を凝らしたエンタテイメント、思い出に残るギフトなど、特別で上質なサービスをその観戦チケットと組み合わせて提供するプログラムです。欧米ではラグビーのみならず、サッカーやテニス、野球、クリケットなどさまざまなスポーツで取り入れられ、定評のあるサービスです。

―日本ではなぜ広まらなかったのでしょうか。

髙橋 誰も広めようとしなかった、というのが実態だと思います。しかしながら、日本でも必ず受け入れられるサービスであると確信しています。ですから、仕掛けていくことが大事なのです。今回は我々JTBが、英国のスポーツホスピタリティ™専門会社であるSTH社と、STH JAPANを設立して、日本でもスポーツホスピタリティ™付きラグビー観戦を楽しんでいただけるように、商品をご提供するようにしたのです。

リーチ 海外では試合観戦だけでなく、試合前の期待感や試合後の興奮まで、1日たっぷり時間をかけてスポーツ観戦を満喫する人が多いです。特にスポーツホスピタリティ™なら、新たな人たちとの出会いもあって、スポーツの可能性をさらに広めてくれるものだと感じています。

髙橋 リーチさんがご経験されているとは心強いですね。私たちは今回のワールドカップをチャンスとして捉え、日本でもこの新しい観戦スタイルをぜひ定着させたいと考えています。そのことがラグビーを始めとするスポーツを軸とした新たな交流を創造すると思っています。

新たな観戦スタイルとしてのスポーツホスピタリティ™ WOWJTB ラグビー

―日本のスポーツファンに向けて、スポーツ観戦に、新たな風を吹き込みたいと。

髙橋 もちろんです。しかもスポーツホスピタリティ™のプログラムは、欧米では特にビジネスシーンで活用されており、多くの企業の方々が大切なお客様をお招きしています。試合の前後の時間も含めて長い時間を一緒に過ごし、スポーツの持つ感動を共有することで、そのお客様との親密性を高め、ビジネスに役立てることが出来るのです。スポンサー企業以外の方々でもビジネスに活用できるというのも、今回のサービスの特徴の一つです。日本国内での世界規模の大会では初めての試みですが、ありがたいことに、すでに多数の企業様よりご用命をいただいています。

リーチ まさしくスポーツの力ですね。新しい観戦スタイルを通して、さらに新しいファンが増えれば、私たちプレイヤーにとってもそれほど嬉しいことはありません。

髙橋 私たちはスポーツホスピタリティ™も含めて、「する」「みる」「支える」と、さまざまな形でスポーツツーリズムを牽引し、新たな交流を創造し、感動の場を提供していきたいと思っています。

―最後に、リーチさんから活躍を心待ちにしているファンの方たちに、メッセージをお願いできますか。

リーチ この4年間、世界のトップチームと戦い、経験を積んできました。前回はがむしゃらなチャレンジャーでしたが、今の日本チームは世界の強豪国との戦いにおける課題が見え、どう戦っていくか、どうすれば勝てるかがわかってきており、日本史上最高のチームだと思っています。これからチームとしてさらに精度を高め、9月に向けて仕上げていきます。

髙橋 日本のファンの期待は前回以上です。きっとそのプレッシャーを力に変えてくださるでしょう。ご活躍を楽しみにしています。

―本日はありがとうございました。

※本記事はベースボール・マガジン社Web 『ラグビーリパブリック(RUGBY REPUBLIC)』からの転載記事です。

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※JTBはラグビーワールドカップ2019™日本大会の国内唯一の公式旅行会社として、観戦券付パッケージツアーの販売をすると同時に、2017年にラグビーワールドカップのホスピタリティの権利を持つ英国のSPORTS TRAVEL & HOSPITALITY(STH)社と共同で、スポーツホスピタリティ™を取り扱う専門会社「STH JAPAN」を設立し、国内におけるスポーツホスピタリティ™事業に取り組んでいます。

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